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    開幕しました!舞台「『新 画狂人北斎』-2025-」ゲネプロ&取材会!

    宮本亞門が新たな葛飾北斎の物語を描く舞台「『新 画狂人北斎』-2025-」が、2025年10月17日(金)に東京・紀伊國屋ホールにて初日を迎えた。開演に先立ち、ゲネプロが公開され取材会が行われた。出演は、西岡德馬、雛形あきこ、寺西拓人、廣瀬智紀 ほか。東京公演は10月22日(水)まで。その後、全国12か所にて上演される。

    本作は、『画狂人北斎』として、2017年に宮本亞門が演出し、リーディング公演という形で墨田北斎美術館、イギリスの大英博物館にて上演され、さらに曳舟文化センターにて朗読劇「画狂人 北斎」を上演。2019年には、ストレートプレイの舞台作品として初演を迎え、2021年、2023年とブラッシュアップをしながら全国にて上演されてきた作品。

    今回は前作と同じく宮本亞門演出、池谷雅生の脚本ながら全面的に改訂。新しく鳥居耀蔵(寺西拓人)が登場し、葛飾北斎(西岡德馬)との対峙を軸に展開。観客をぐいぐい引き込む、まったく新たなストーリーとなった。

    葛飾北斎(西岡德馬)

    時は水野忠邦の天保の改革。絵師・北斎にずっと憧れていたと、11代将軍徳川家斉の側近・鳥居耀蔵(寺西拓人)が北斎を訪れる。身分にとらわれない北斎に可愛がられ、その人間や生き方に魅力を感じる。

    やがて目付や南町奉行という要職に就いた耀蔵は、立場上、厳しく市中の取締りを行う。そして、それは度を越していき…

    シーボルト役(左 アイル・シオザキ) 西村屋与八(右 瀬尾タクヤ)
    絵を描くことにしか興味のない北斎の、時には人を傷つけ常軌を逸しているようにも思われる生き様。だが彼の人間力に惹き付けられていく人たちも…。

    北斎を支える北斎の娘お栄(雛形あきこ)

    北斎の孫の時太郎(廣瀬智紀)

    北斎の親友とも言える柳亭種彦(水谷あつし)

    【取材会】

    宮本亞門 寺西拓人 西岡德馬 雛形あきこ 廣瀬智紀
    宮本亞門:(ゲネプロは)ちょっと良かったじゃないですか。正直言いました。ゲネプロはいつも不安なんですけども、皆さんの演技がますます深くなってきて、演出家冥利につきるなと、ちょっと幸せな気分ですよ。
    (バージョンアップした理由について)北斎は何年間もやり続ける作品なので、その時代で見てほしいという思いがあります。ご覧になって分かったでしょうか。今にぴったりな感じになっていて、天保の改革は今と同じようなことが繰り返されているんですね。「今、生々しく皆さんに伝わる作品にしたい」というのがまずあったので、全面改訂しちゃいました。德馬さんも最初から全部それだったし、(鳥居も)ある意味で悪役とも言えるんだけど、ただの悪役ではない。映画のジョーカーじゃないけれど、内面は何が起きたのか、あらゆる人の裏側もあぶり出していくっていうのが今回(にテーマ)だったので、きっとみなさまにもいろいろ考えていただけたんじゃないかなというふうに作ります。

    西岡德馬:これから初日を迎えますが、本当によくできたゲネプロだったと思っています。転換が大変ですが、稽古場からよくやってくれて、スムーズにいって、こんなにうまくいっちゃっていいのかなと思うぐらいです。お芝居は、今日はもう寺(寺西)とばっちりセッションできているなという感じでやったんで、ますます頑張ってくれるといいなと思っています。
    (新バージョンとなったテーマ、見どころは?)北斎は北斎なので、バージョンアップして深いところで、北斎は何を考えていたのか、どれだけ絵が好きだったのか、どれだけわがままな男だったのかと、課題がいっぱいありましたけれども、それは宮本亞門さんと相談しながらここまで来ました。いい相手役(寺西)ができたので、好敵手という感じでセッションをやっていきます。
    (寺西について)去年映画で最初に会って知っていたので。すごく感性の豊かな男で、頭もいいし、鳥居耀蔵のセリフじゃないけど褒めちぎってもなぁ~(笑)。でも、ほんとに褒められる人格だしね。そういう相手役と巡り合えたことが、とても幸せだと思っていますよ。
    芝居をいろいろ練って練ってやるんで、台本が想像以上に変わってきて、どんどん良くなっているのがわかるんです。それを亞門さんとやっていけたのは、すごく面白かったな。
    こういうことできるのはこの舞台だけだろうなと思って。だから寝ても覚めても、ずっとこの数ヶ月北斎の気分でやっていました。

     

    寺西拓人:(ゲネプロは)しっかり出しきって、今はすっかりおなかが空いておりますけども、ここから12か所、31公演、誰ひとり欠けることなく走り抜けられたらなと思います。

    (西岡にべた褒めされて)光栄でございます。映画の時も相対する役で、でも今回はほんとにがっつり2人だけでお芝居するシーンもありまして。その稽古中も、いかに鳥居耀蔵の気持ちが動くかを、常日頃ご自身でセリフまで考えてくださってやっていただいたので、すごくやりやすく、本当に日々楽しい稽古でした。もちろん役として相手にする時は緊張しましたけれども、実際は本当にお優しい方なので、その辺はあんまり緊張せず、フランクに接していただいております。

    ゲネとはいえ、本番さながらの熱量でしっかりぶつかり合えたので、個人的には課題がもうすでにあります。ここからまた、さらにブラッシュアップして、いいお芝居お届けできたらと思います。

    (時代劇という点について)初めてカツラをつけた時に、正直、僕は「これで合っているのか?」と。で、スタッフさんを見渡すと、みんなが僕と同じ顔してたんですよ。 だから、その時は多分合ってなかった。でも今はしっかり合っていると思います。所作もそうですし、着物の着方も含めて全部が初めてだったので、所作の先生に教わったりしました。あとは德馬さんにたくさん教わりました。歩き方から何から、本当に学びの日々でした。

    雛形あきこ:(ゲネプロは)まだすごく緊張感ありながらですが、初めてこのセットで本番どおりやったのですが、「すごい!みんなほんとにスムーズでプロだな」と思いながら、みんなで力を合わせてという感じの時間で、ひとつになったという実感でした。
    このまま、最後まで誰も怪我することなくいけたらいいなと思える時間でした。

    廣瀬智紀:無事にとりあえずゲネプロを終えてられてよかったなという気持ちと、いよいよ始まるんだという、胸の高まりみたいなのを今感じております。(自分の演じる)時太郎はちょっと素行が悪かったり、やんちゃな部分があったりしますけれども、どうしてそうなったのかという理由も説得力を持たせられるように、太郎のストーリーもしっかりとお客様にお届けらできたらという気持ちです。

    宮本:(キャストについて)僕はまず寺西さんの芝居を舞台で見て大感動して「ただ存在することができる役者がいた」と興奮して、寺西さんには今までやったことないことを全部やらせるのが僕の目的です。最初ちょっと戸惑ってましたけど、とにかく徹底的に、だいぶ細かくしつこく言った。人がいいから「ありがとうございます」と最初に言うんですよ。ほんとによくチャレンジをしてくれて、全身全霊で飛び込んでくれたと思います。

    廣瀬さんは失礼ないい方ですが、最初はちょっと楽しい意味の2.5次元系の方かなと思っていたら、「俺はそこからだけじゃない」みたいなことがぐいぐいぶつかってきてくれて。僕としては、存在感という意味で、時太郎が生々しく描けたと思ってすごく喜んでいます。「いい役者だな」と、トイレで言ったよね。(廣瀬:トイレで並んでね 笑)

    『新 画狂人北斎』-2025-
    演出:宮本亞門
    脚本:池谷雅生
    出演:
    葛飾北斎/       西岡德馬
    お栄/         雛形あきこ
    鳥居耀蔵/       寺西拓人
    時太郎/        廣瀬智紀
    シーボルト/      アイル・シオザキ
    西村屋与八・高井鴻山/ 瀬尾タクヤ
    りん/         花音
    柳亭種彦/       水谷あつし

    声の出演:水野忠邦/  里見浩太朗
    【東京公演】2025年10月17日(金)~10月22日(水)紀伊國屋ホール
    【石川公演】2025年10月28日(火)、10月29日(水)北國新聞赤羽ホール
    【大阪公演】2025 …

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    髙橋海人「撮影の7割くらい記憶がない」と明かすも応為の素晴らしさを熱弁! 長澤まさみ「7割覚えてないのに素晴らしい!(笑)」 映画『おーい、応為』初日舞台挨拶

    映画『おーい、応為』の公開初日舞台挨拶が、10月17日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の長澤まさみをはじめ、共演の永瀬正敏、髙橋海人、大谷亮平と、大森立嗣監督が登壇した。

    葛飾北斎と、彼の娘であり弟子でもあった葛飾応為。本作は、「父をも凌ぐ」と言われ、女性の絵師として男社会を駆け抜けていった応為の人生を描き出す。監督・脚本は映画『日日是好日』は、『星の子』などを手がけた大森立嗣。主演、ヒロイン・葛飾応為を長澤まさみ、応為の父・北斎を永瀬正敏、応為の友人で北斎の門下生・善次郎(渓英泉)をKing & Prince の髙橋海人、北斎の弟子の絵師・初五郎(魚屋北)を大谷亮平が演じる。

    この日もしっとりとした着物姿で登場した長澤は「この映画を選んでいただきましてありがとうございます」と観客に感謝の気持ちを伝える。

    髙橋は「緊張と嬉しさがあって・・・。撮影が2年ぐらい前だったので、7割がた記憶がない状態ではありますが、すごく楽しくて。監督とお話したり、お2人とお芝居させていただいたり。忘れられない思い出がギュッと詰まっているところもあるので。残りの3割がすごく大事なところが凝縮されて残っております」と挨拶し、冒頭から会場を沸かす。

    大谷は「いち観客として見たときもすごい素敵な映画だったので、今日無事に公開することができて非常に嬉しく思っています」としみじみ。永瀬は「応為さんと北斎さんにお礼申し上げたいと思います。皆さんがいていただけなければ、この映画が出来なかったので、感謝しています」と敬意を表した。

    親子として演じた長澤と永瀬だが、長澤は「2人で何かを話して決めるということはなくて、共通して好きなものとしてあったのがやっぱり絵を描くこと。その時間が親子の風景を作っていったような気がしていて。なので、(絵を描く)練習の時間がすごく大切だったと感じていました」と回顧。

    永瀬も長澤の言葉に同調し、「姿勢も普通と違いますし、習得せねばならないことが多かったという気がします。ただ線を描くだけでも大変でしたね」と振り返りつつ、思い入れのあるシーンに触れ、「後半に炎のシーンが出てくるのですが、思わず自分が前に出そうになったときに、スッと長澤さんが引っ張ってくれて・・・」と気持ちが入ってしまったシーンで、長澤のとっさの演技に救われたと感謝する。監督も「不器用な親子なので、どこで触れ合うのか・・・を考えていたんですが、(そのシーンは)2人の思いが滲み出ているようでとても良かったです」と満足気。

    2人を間近で見ていた髙橋も「“血”だなと。お侍さんに向かう姿、絵を描いている姿勢が似ている。やっぱり血が繋がっているなと。2人がバチバチしているのは似ている2人が近くにいるからこそ起きる。感情のグルーブが同じ」と話し、「僕のお父さんとお姉ちゃんも(特に)仲がいいわけじゃないんですけど、凄く似てるところがあるんですよ。だからよく喧嘩するし、でも一緒にいるんです」と自身の家族の話も披露。「だから、温かい血の繋がりを近くで見ていて楽しいなと思いながらやらせていただきました」とニッコリ。

    ただ、善次郎としては「2人が持っているセンス、熱中している姿、2人の空気に飲みこまれないように、自分は自由で楽しく見ていないと・・・と、僕自身もそうですし、善次郎もそう考えていたのかなと」と演技に集中していた様子。

    一方、応為に行為を寄せられる役柄の大谷は、「監督から『準備してきたのもではなく、風景をキャッチしてその時に感じたものを演じてほしい』と言われたんですが、そういう演出は初めて。今後も印象深く残るだろうなと思いました」と大森監督の演出に驚愕。「何も決めないように、何を考えているかわからない、ある意味無責任に演じました」と話す。髙橋も同じ演出をされたそうで、「『その気持ちになってからやってほしい』と言われて、余計にいろんなことを考えなくちゃって頭がごちゃごちゃになりました」と戸惑いもあったよう。

    その意味を、監督は「善次郎だけど、海人なんだよ。海人が演じるんだから、海人は他の人とはもう取り替えがきかない俳優になるんだっていうこと」と説明を加えた。

    また、本作に参加したことで受けた影響があったかと問われると、長澤は「永瀬さんからは、映画との向き合い方、映画における芝居に対しての向き合い方をすぐ現場で感じたし、髙橋さんからは日々変化していく変化にとらわれない、その成長に対してすごく影響されました。大谷さんには役柄の雰囲気とか、飄々といったと軽やかに演じている、そういう芝居に対する見方にすごく影響を受けました。そして、大森監督の現場というのは、自分の力を試される、自分と向き合う時間を求められることだと思います。それを感じられるのでありがとうございます」と語り、感謝する。

    永瀬は役柄に合わせ体調に気遣って臨んだそうだが、「経年変化といいますか、どんどん小さくなってきた方なので。撮影中極端にやるしかなくて・・・そんな僕に、長澤さんが気づかれて、毎朝、手料理のお弁当を作っていただいて。それがね、美味いんですよ!身も心も長澤さんに助けられました。富士山ロケの時のおにぎりも美味しかった。発芽玄米でしたよね。それから僕も食べるようになりました。内容?それは内緒です。心の宝物としてしまっておいて(笑)」と嬉しそうに明かし、長澤にお礼を述べる。

    髙橋は“応為の行為”に感銘を受けたそうで、「僕は、お栄(応為)さんが街で金魚を見つけて絵に描こうとするところに刺さっていました。とても活躍されている方が普段目にするその金魚に心が動いて、それを描こうという思いが凄く素敵。自分の目で見たものって、正義だなと。偽りがなくて宝物で自分だけのものだなって思いました。外に出てお散歩してみるでもいいですし、何かいろんなものに何か感動したい。あと、(応為は)少女的なところもあるのが素敵!」と感動しきり。長澤が「7割覚えてなかったというのに、素晴らしい(笑)」と驚き、会場の笑いを誘っていた。

    最後に大森監督は「この親子の出来事は人生のいろんな喜雨が書かれています。皆さんの大事なお守りのような映画になっていただければ」と伝え、長澤が「江戸という時代を淡々とまっすぐに生きた親子の日々の物語を、ぜひ映画館でのぞき見るような感じで楽しんでいただけたらいいなと思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

    映画『おーい、応為』
    監督・脚本:大森立嗣
    キャスト:長澤まさみ 髙橋海人 大谷亮平 篠井英介 奥野瑛太 寺島しのぶ 永瀬正敏
    原作:飯島虚心 『葛飾北斎伝』(岩波文庫刊) 杉浦日向子 『百日紅』(筑摩書房刊)より「木瓜」「野分」
    配給:東京テアトル、ヨアケ
    ©︎2025「おーい、応為」製作委員会
    公式サイト:https://oioui.com
    映画SNS:[X] https://x.com/oioui_movie
    映画SNS:[Instagram] https://www …

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    『大地の子』ビジュアル、全キャスト解禁!

    2026年2・3月にマキノノゾミの脚本、栗山民也の演出により上演される『大地の子』について、ポスタービジュアル・各キャストビジュアルが解禁された。すでに出演が発表されている井上芳雄 奈緒 上白石萌歌 山西惇 益岡徹 に加え、飯田洋輔 浅野雅博 ほかの全出演者も発表され、出演者のビジュアル撮影を終えてのコメントも届いた。

    原作は 1987 年から「月刊文藝春秋」にて連載され、「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など数々の大作を世に出してきた山崎豊子による同名小説。描かれるのは、中国で戦争孤児となった日本人の少年が、死線をさまよう苦難を経て、中国人教師に拾われ、中国人「陸一心」(ルー・イーシン)として育てられる。その波乱万丈の半生の物語。本作の執筆に際して、山崎豊子は当時外国人に開放されていなかった中国の農村地区に足を運び、多くの戦争孤児から聞き取りを行い、物語に命を吹き込んだ。
    1995年にはドラマ化、多くの涙を誘う感動作として、繰り返し再放送されている。

    主人公となる陸一心(ルー・イーシン)役は井上芳雄。数々の東宝ミュージカル作品での高い歌唱力と演技力で当代一の人気を誇るミュージカル俳優として知られるが、ギリシャ悲劇やこまつ座の井上ひさしの作品、KERA Series など、数多くのストレートプレイにも出演・主演をしてきた。さらに、奈緒 上白石萌歌 山西惇 益岡徹と、豪華出演者が揃う。

    <ポスター撮影を終えての感想。演出家・栗山民也への思い>

    ☆井上芳雄
    今日は、思っていた以上に、陸一心役の心情を表現する撮影となりました。
    『大地の子』はすでに始まっているんだ、という思いを強くしました。

    栗山さんと何作品もご一緒させていただいて、たくさんのことを教えてもらいました。
    栗山さんが、今の日本でやる意味がある演劇をやるべきだ、演劇は今の時代と繋がってるのだ、ということを前からおっしゃっています。
    まさに『大地の子』は、今の時代に必要な、そして演劇としてお伝えするにふさわしい大切な物語だと思っていますので、全力で気持ちを込めて演じたいです。これから稽古が始まって、ドキドキすることも増えてくると思いますが、皆さまにお届けできることをとても幸せに思っています。
    明治座でお待ちしております。

    ☆奈緒
    1人での撮影だったのでまだ皆さんとお会いできていませんが、(今日の撮影で)1人ということが、あつ子の役としては、とても良いスタートなんじゃないかなと思っています。
    きっと、あつ子自身が抱えていた孤独と向き合う稽古になると思いますので。
    今日撮ったポスターも含めてどういったものが出来上がるのか、手に届くのを楽しみにしています。

    (前回の作品で)栗山民也さんが、舞台の上で悩んでほしい、迷ってほしい、初めて聞く声を聞きたいんだと、仰っていたのを今でもすごく鮮明に覚えています。
    今回も稽古場含めて本番までたくさんの新しい声と自分自身も出会えるように、栗山さんにも新しい私を見ていただけるように頑張りたいなと思っています。

    ☆上白石萌歌
    お話をいただいてから今日までずっと『大地の子』のことを考え続けていたんです。
    今日、役の衣裳に袖を通してカメラの前に立って、役の気持ちを想像することで、自分はこの作品に携わる時が来たんだな、という実感がふつふつと湧いてきました。
    早く皆さんと顔を合わせてお稽古がしたいなという気持ちでいっぱいになりました。

    栗山民也さんの演出を再び受けられるということにすごく喜びを感じています。
    山崎豊子さんの『大地の子』というとても大きな名作を、時代を越えて形を変えて体現する機会をいただけたことに、身も心も引き締まる思いでいっぱいです。プレッシャーもたくさんありますが、何より栗山さんの言葉を信じて、役を生きることができたらいいな、と思っています。

    ☆山西惇
    いよいよ始まるんだなという感じですね。
    ものもすごい大作になると思うので、緊張感で今いっぱいです。
    ドラマも見ていますし、原作も読み返しました。自分の演じさせていただく役柄が愛に溢れている、お父さんの役なので、是非演じさせていただきたいなと思いました。

    栗山民也さんとはもう10年以上のお付き合いなんですけども、最も信頼している演出家と言ってもいい方です。(脚本の)マキノさんに関しても同世代で、ずっと関西の小劇場から頑張ってやってきた仲間です
    マキノさんと栗山さんですから人間ドラマとして、エンターテイメントとしてもとても楽しめる作品になると思いますので、期待していただければと思います。

    ☆益岡徹
    お客様の前で演じるにはまだ半年ほどある時期の、ポスター撮影という機会に、少しこの役が始まったような実感を持ちました。

    『大地の子』は、30年前にテレビドラマで、私が40歳になるかならないかくらいの頃に毎週感動しながら見ていたんですけれど、見たものは生々しく残っています。原作も素晴らしかったです。
    今回、舞台で栗山さん、マキノさん、井上さんたち共演の方と素晴らしい舞台を作れるんじゃないかととても楽しみにしています。中国大陸を舞台に、戦争がもたらした、残留孤児の物語を、その思いを、これから見ていただくお客様にもお届けしたいと願っています。

    <新キャストの抱負>

    ☆飯田洋輔
    日本演劇界、常に牽引されてきた、栗山民也さん、そして数々の脚本で多くの感動を呼んできたマキノノゾミさんと共に、新しい世界を創造していくことが本当に楽しみです。
    私の演じる袁力本役は、友情や国家のはざまで、様々な葛藤がうまれるなか懸命に生きてきたキャラクターだと思っております。
    この壮大なドラマが、皆さんにお伝えできるように、作品の力を信じて、一生懸命、稽古をしていきたいと思いますので、どうぞ皆さんお楽しみにしていてください。

    ☆浅野雅博
    マキノさんの本で栗山さんの演出、このタッグだったら面白くないわけがないと思って、すぐに手をあげさせていただきました。山崎豊子さん原作の骨太の芝居をやるにはぴったりのお2人だと思って、頼りにしています。
    この物語は僕としては特別なお話ではないと思ってて、民族の近いとか文化の違いとか宗教の違いはあるんですけども、やっぱり元をたどると一個の人間がどうやって生きたか、また誰もがそういう教遇にいつ落ちるかも分からない、このきな臭い現代において、見ていただけなければならないものだと思っています。
    僕は、井上芳雄さん演じる陸一心のターニング・ポイントとなる1つの象徴的なシーンで出演します。
    明治座で生の『大地の子』を見にいらしてください。

    『大地の子』
    2026年2月26日(木)~3月17日(火) 明治座
    2025年12月6日(土)一般前売開始
    原作 山崎豊子『大地の子』(文春文庫)
    脚本 マキノノゾミ
    演出 栗山民也

    キャスト
    陸一心(松本勝男) : 井上芳雄
    玉花(あつ子)  : 奈緒
    江月梅   : 上白石萌歌
    陸徳志  : 山西惇
    松本耕次 : 益岡徹

    袁力本 : 飯田洋輔
    黄書海 : 浅野雅博

    増子倭文江
    天野はな
    山下裕子
    みやなおこ
    石田圭祐
    櫻井章喜
    木津誠之
    武岡淳一

    薄平広樹 岡本敏明 加藤大祐 越塚学 西原やすあき
    咲花莉帆 清水優譲 武市佳久 田嶋佳子 常住富大
    角田萌果 内藤裕志 松尾樹 松村朋子 丸川敬之 (五十音順)

    公式サイト https://daichinoko-stage.jp/
    主催・製作 明治座 東宝

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    水上恒司・山下美月・宮舘涼太、 “怪異サプライズ”と思わぬ人物の登場に思考停止⁉︎ ヒクイドリの命名式も! 映画『火喰鳥を、喰う』大ヒット御礼舞台挨拶

    水上恒司・山下美月・宮舘涼太、
    “怪異サプライズ”と思わぬ人物の登場に思考停止⁉️
    宣伝隊鳥・ヒクイドリ(40才・メス)の命名式も遂に実現!

    原浩による〈第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〉大賞・受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化。現在、大ヒット上映中!

    監督を務めるのは、『超高速!参勤交代』シリーズや、『空飛ぶタイヤ』(18)、『シャイロックの子供たち』(23)などを手がける本木克英。脚本は『ラーゲリより愛を込めて』(22)や『ディア・ファミリー』(24)などの林民夫が手がける。主演には、映画『死刑にいたる病』(22)、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23)、『八犬伝』(24)、『本心』(24)など数々の話題作に出演し、今年もW主演作『九龍ジェネリックロマンス』の公開が控えるなど出演作品が目白押しの人気実力派俳優・水上恒司。水上は本作が映画単独初主演作となる。ヒロインには、乃木坂46の元メンバーで、女性ファッション誌「CanCam」専属モデルを務め、俳優業では連続テレビ小説「舞いあがれ!」(22)、映画『六人の嘘つきな大学生』(24)、TVドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」(25)、更に主演作『山田くんとLv999の恋をする』(25)などの多方面で活躍の場を広げる山下美月。二人は初の本木組の参加となる。更に先日出演発表されたSnow Manメンバーとして絶大なる人気を誇り『映画 少年たち』(19)以来本木監督とは再タッグ、映画『おそ松さん』(22)他バラエティ番組からドラマ、ソロ曲でのパフォーマンスなどの個人活動と幅広いフィールドで活躍、映画単独初出演となる宮舘涼太。豪華最旬キャストと共にかつてない驚きが待ち受けるミステリーを創造した。

    信州で暮らす久喜雄司(水上)と夕里子(山下)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届く。最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日以来、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘)を加え真相を探るが、その先に現れたのは驚愕の世界だった―。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘)と探った謎の先に見たものとはー。

    <イベントレポート>
    映画『火喰鳥を、喰う』の大ヒット御礼舞台挨拶が10月16日(木)、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、水上恒司、山下美月、宮舘涼太(Snow Man)が登壇。さらにイベント終盤にはサプライズで、物語のカギを握る重要人物・貞市を演じた小野塚勇人が役衣装の軍服姿で来場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。

    水上さんは映画公開から2週間近くを経て、満員の劇場で舞台挨拶ができることへの感謝と喜びを口にする。先日まで台湾の高雄で開催されていた高雄映画祭にて本作が上映され、水上さんは現地に赴き舞台挨拶などを行なったが、水上さんは上映後の観客とのQ&Aについて言及し「洞察力がすごかったり、視点が面白いなという方がすごく多かったです。中には『私、山下美月さんのファンなんです』って方もいて『ごめんなさい、水上で(苦笑)』とか言ったり(笑)、舘さん(=宮舘さん)のファンの方もいて、舘さんの話をすると揺れる女の子の3 …

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    本日初日!森新太郎演出、正門良規主演の舞台『十二夜』初日前会見&ゲネプロ

    2025年10月17日(金)より森新太郎演出、正門良規主演の舞台『十二夜』が東京グローブ座にて開幕した。初日に先立ち、会見と公開ゲネプロが行われた。
    本作は東京グローブ座にて11月7日(金)まで、11月15日(土)~11月21日(金)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
    シェイクスピア作中最高の喜劇と言われる『十二夜』。今回は、森新太郎が自由な発想で選んだ俳優たちと、たっぷりの生演奏の音楽と歌と共にお届けする。ゲネプロにもかかわらず、芸達者のキャストたちの演技に客席では笑いがあちこち幾度も起こるという、稀にみる楽しい舞台となっていた。

    【会見】会見に登壇したのは、森新太郎と主人公・ヴァイオラ役を演じるAぇ! groupのメンバー正門良規、伯爵令嬢のオリヴィア役の大鶴佐助、サー・トービー・ベルチ役の阿知波悟美。マルヴォーリオ役の峯村リエ。
    登壇早々に正門が「今、グループごとでお騒がせしている中ではございますが、たくさんの方に観ていただける機会があるのは幸せなことだと思っております。当面Aぇ! Groupは4人で活動していきますが、引き続き温かい目で見守っていただけると嬉しいと思います」と口を開いた。
    森新太郎 大鶴佐助 正門良規 峯村リエ 阿知波悟美
    森:私がここ(東京グローブ座)で今まで『ハムレット』と『ロミオとジュリエット』の2回、シェイクスピア劇をやっておりまして、いつかハッピーエンドを迎える喜劇をやりたいと思っていたところ、もう1回ここでシェイクスピアをやれる機会があり、満を持して『十二夜』を選びました。
    喜劇ですので、今の心持ちは、シンプルに1つ、お客さんが笑って楽しんでくれるかなと。もう本当にそれだけです。正直言うと不安でいっぱいですけれども、本当に嫌というほど稽古してきましたので、明日はもういくだけですよ。今高揚感で胸がいっぱいです。
    ヴァイオラ役はシェイクスピアの時代には少年俳優が演じていたので、男性に演じてほしかったんです。女性がやる場合が素敵なのは十分知っていますが、男性が女性の役をやって、その女性がさらに男性の役をやるという、この重なった構造がとても面白いと思っていたので、とてもチャーミングな男の子がやるべきじゃないかと思い、正門さんになんとかやってくれないかと頼んだらまさか、彼が意外とノリノリで、それがまず決まりました。
    他の俳優を考えた時に、オールメールもよくありますが、逆に他に男女逆転っていうのも考えたんですが、完全に逆転させるっていうのも、ちょっと理屈っぽいルールだなと思って。
    お芝居がすごくどんちゃん騒ぎの芝居なので、いっそ想像できないところでいきたいなと、あまり男性、女性の枠にとらわれないで、もう好き勝手にキャスティングしていった方が面白いんじゃないかなと。1つの賭けではあったんですけども、僕の中で「この俳優さんの、この役を見てみたい」を独断と偏見でどんどんオファーをかけていって、結果としてこのような面々が揃いました。想像よりもにぎにぎしい舞台になっていて、大成功だったと自分では思ってます。
    こだわりは、このピンクのセットです。今回のテーマが“ラブ”ということで全部押し進めておりまして。実は英語で1番出てくる単語は“ラブ”なんです。この作品で色恋以外にも兄弟の絆や友情があり、峰村さん演じるマルヴィーリオはうぬぼれと訳されてるんですけども、英語を見るとセルフラブ=自己愛なんですよね。良くも悪くもこれはもう愛に満ちた芝居なんだなと思って、舞台美術の堀尾さんと話し合って、これ以上ないくらい“ラブ”が溢れた舞台装置になりました。

    正門:舞台がずっと大好きといろいろな媒体で話しをさせていただいて、いつかはシェイクスピアの作品に触れたいと思っており、できることなら森さんの演出でこの劇場でやりたいと思っていました。その3つの夢が一気にかなった、自分にとってすごく贅沢な機会です。
    約1ヶ月ほど稽古してきて、大変な日々でしたけども、森さんの不安を吹き飛ばせるように明日から頑張りたいと思いますし、まずゲネプロを1発ぶちかませるように頑張りたいと思います。
    大鶴さんとの熱いキスは全く緊張しなかったです!むしろワクワクしながらやらせていただきました。
    ヴァイオラというお姫様の役をいただいて、最初は何もわからないまま「楽しそうだからやります!」とお返事させていただきました。いざ始まってみると大変なことだらけで、所作や声色を女性に寄せるのが難しかったです。豪華絢爛なドレスを着るのも初めての経験ですが、コルセットがしっかりしているので、着ると自然とお姫様の動きになるんです。これは衣裳さんのおかげです!
    この作品は喜劇ですので、何も考えずにフラッと笑いに来てほしいです。劇場でお待ちしております!

    大鶴:僕は女性役が初めてでして、最初はすごく緊張するのかなと思ったのですが、逆に普通の男を演じるよりも、緊張具合が少ないような気がします。稽古場ではまーくんとたくさんの愛を育んできましたので(正門が爆笑)、明日お客様にそれを見せつけたいと思います。

    阿知波:私はあちわさとみという名前でサー・トービー(・ベルチ役)をやります。(笑 全員が気付いていなかった様子)最初に役をいただいた時に、名前と一緒だ、ちょっと違っていますけれど…と思っていました。
    まさかこの年齢になってこれだけのシェイクスピアの芝居をやるとは思っていませんでしたが、格闘の日々で、今も満身創痍でやっております。森さんという演出家は年寄りをいじめるのが得意なのかなと思いました。でも、板の上では大変楽しませていただいております。まだ私できるぞ!なんて思っております。

    峯村:明日、初日を迎えるとは思えないぐらいのぼろぼろさ加減です。(笑)気持ちは18才です。がんばります!
    稽古場で印象的だったのは短いシーンでも濃密な稽古を行ったことです。ほんの2、3ページの台本に対して6時間ほどの稽古をしました。
    今回は勘違いや思いのすれ違いが色濃く描かれている作品ですが、私が勘違いしていたのは「歯ぐき」を「歯ぎく」だと思っていたことです(笑)。

    【ゲネプロ】

    船が嵐に遭遇し、双子の兄・セバスチャン(北村優衣)と生き別れた妹・ヴァイオラ(正門良規)は、イリリアに流れ着き、生き延びるために男装し、「シザーリオ」と名乗って、公爵オーシーノ(長井短)に仕える。

    公爵オーシーノ(長井短)

    ヴァイオラは密かにオーシーノに恋心を抱いているが、男のふりをしているため、想いを告げられずにいる。しかも、オーシーノは、伯爵令嬢オリヴィア(大鶴佐助)に夢中。冷たくあしらわれても情熱は冷めず、お気に入りのヴァイオラを使者に立てて、自らの想いを伝えさせようとする。因果な務めに葛藤しながら、ヴァイオラはオーシーノの想いをオリヴィアに届けに出向く。

    そして、オリヴィア(大鶴佐助)はヴァイオラと出会い

    男装したヴァイオラに一目惚れしてしまう!ヴァイオラの男装から始まる、もつれにもつれた恋の三角関係!
    そこに、オリヴィアの屋敷の個性あふれる人物たちが続々登場し、てんやわんやの大騒ぎ。

    道化のフェステ(高橋由美子)が随所随所で生演奏に乗せて歌を聞かせ、一層愉快な展開へ。

    果たして恋の結末は――?

    セバスチャン(北村優衣)
    舞台『十二夜』
    <東京公演>2025年10月17日(金)~11 …

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