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  • 18-50-567月 04 2026tate

    開幕!『空白の響き』Blanked Sound 初日レポート

    7月5日(日)にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて、『空白の響き』Blanked Soundが開幕。初日レポートと舞台写真が届いた。

    本作は、谷崎潤一郎『春琴抄』の佐助と春琴、19世紀アメリカの孤高の詩人エミリー・ディキンソン、そしてクメール・ルージュの恐怖の中で恋人への手紙を書き続けたカンボジアの女性フート・ボパナ。生み出した音楽や詩が、発表されず、改竄され、あるいは握りつぶされたにもかかわらず創ることをやめなかった人々の、時代も国も異なる三つの物語が、ひとりのナビゲーターの手によって紡ぎ合わされた作品。

    全編オリジナル楽曲によるミュージカルで、今回の楽曲は、中川晃教主演『DEVIL』の音楽家として知られるWoodyPakが担当。しかも今回の楽曲の一部の歌詞は、Woodyと中川晃教の共作だ。

    【初日レポート】取材・文 髙橋つばさ 撮影:松田ミネタカ

    開幕、客電は落ちない。明るいままの空間に、人々がぽつり、ぽつりと現れ、いつのまにか、私たちが座る客席そのものが、巨大なライブラリーになっている。司書が告げる——ここには四千五百万冊を超える“蔵書”がある。手紙も、紙切れも、何気ない会話も、絵も、音楽も、ありとあらゆるものが。けれど、そのほとんどは、もう誰にも読まれない。

    「見えるものより、見えないものの方が、ずっと広いのです」

    『空白の響き』は、谷崎潤一郎『春琴抄』を軸に、十九世紀アメリカの詩人エミリー・ディキンソン、そしてクメール・ルージュ下のカンボジアで手紙を書き続けた女性ボパナ——時代も国も隔たった三つの物語を、一冊の本のように束ねてゆく。三人をつなぐのは、たったひとつの「聞こえるのは、私だけ」という旋律だ。
    舞台に置かれるのは、本が一冊。大道具もセットもない。あるのは、音楽、照明、そしてヘアメイク・衣裳をまとった俳優の身体と声だけで立ち上がる、極限までそぎ落とされた表現に挑んでいる。

    盲目の春琴は、自分の中にだけ鳴っている“まだ誰も聞いたことのない、ほんとうの音”を追って、撥を握り続ける。エミリーは、誰の指にも書き換えられない場所——“空よりも広い”自分の頭の中——から、返事のない世界へ詩を放つ。ボパナは、検閲をかいくぐるために、愛の手紙を神話の物語に偽装してまで、最後の一行を書き終えようとする。三人とも、世界に合わせない。だから“ノイズ”と呼ばれ、矯められ、嗤われる。それでも、やめない。届かないから、やめられない。
    この作品の鋭さは、“言葉が殺される瞬間”を真正面から描くところにある。エミリーの詩は、よかれと思った一文字の校正で“標本”に変えられてしまう。点をひとつ打たれ、勝手な題をつけられ、ひとつづきだった息が真っ二つに切られる。ボパナの私的な言葉は、制度の名のもとに奪われる。春琴の生き方は、世間の噂のなかで歪められてゆく。整え、名づけ、棚に並べること——その“親切”が、どれほど暴力になりうるか。観ている私たち自身が、いつのまにか加担者の側にいた、と気づかされる場面が、終盤に待っている。背筋が冷えた。
    そして、音楽だ。Woody Pakの楽曲は、“響き”というテーマそのものを担っている。春琴が佐助に稽古をつける《What Breaks Me Blinds Me》の張り詰めた打擲のリズム、エミリーと文学界の規範がぶつかり合う《Song Battle》の高揚、ボパナが炎のなかで愛を貫く《The Trial by Fire》——どれも、ただ美しいだけではない。そして、登場人物それぞれの逡巡である《Hidden Feelings》。声にならなかった叫びが、音になって初めて立ち上がる、震えがある。

    図書館に迷い込んだ男を演じるのは、中川晃教。その歌唱、心の機微、表情のすべてが、ミステリアスで神秘的だ。憂いを抱え、何かを胸に秘めたまま迷い込んできた——そんな男の輪郭が、声とまなざしから静かに立ちのぼる。それぞれの物語で相手役と対峙するときも、図書館の男としてただ佇むときも。多くを語ればネタバレになるので控えるが、今回は中川自身が歌詞も手がけており、日本語が、言葉が、彼のなかで確かに息づいているのが見える。言葉が、体に馴染み、ふと見せる表情でさらに情景が眼に浮かぶ。まさに、作品を体現している。春琴が鳴らしそこねた、その途中の音まで、誰にも言わず書き留めている佐助の姿、佐助の春琴への名前のつけられない想いが、静かに深く描かれている。

    エミリーを演じる剣幸の秀逸さも、書いておきたい。“私の頭の中は空よりも広い”——その一節そのものに、彼女はなっている。創造力と想像力が全身から湧き上がってくるのがわかるのだ。愛らしく、そして何があっても想像することをやめないエミリーの姿は、役に真摯に向かい続ける剣そのものと、重なって見える。

    真風涼帆は、新境地の開拓だ。得意とする身体表現に伸びやかな歌声が加わり、物語の鍵となる役どころを、ときにあたたかく、ときに切なくときに大胆に演じる。相手役を見つめる、あの穏やかで、全てを包み込む表情は、いまの真風だからこそ出せるあたたかみだろう。

    急遽の参加となった大矢臣は、変声期を経ての、五年ぶりの舞台だという。ピンチヒッターとは、まるで感じさせない。堂々として、そして若い彼だからこそ届く、素直でまっすぐな表現が、そこにあった。

    ほかにも、難役のボパナに挑んだ橘、作品に渋みを添える松井、愛らしさのなかに芯の強さを宿す井澤・鞆のダブルキャストの存在も、舞台を確かに支えている。
    また、このキャスティングの妙は、最後の最後で回収される。歌詞と、情景と——それらが重なり合ったとき、尊さという概念が姿を現す。

    『空白の響き』は、声高な物語ではない。むしろ、そぎ落とし、抽象化し、純粋化してゆく。舞台に残るのは、聞かれなかった言葉たちの、パーソナルで、小さく、繊細な手ざわりだ。けれど、その小ささが、社会の喧騒と対比されたとき、とてつもなく大きく響く。
    ひとりの男が、三つの物語を読み終える。彼が最後に得るものが何なのか——、観客一人ひとりのまなざしに委ねられている。答えは劇場の、あなたの席にある。
    聞かれなかった言葉に、もう一度、手を伸ばすこと。それは、わがままだろうか。世界の声に合わせない、ただのノイズだろうか。“空白”のなかから立ちのぼる響きを、ぜひ、その耳で確かめてほしい。

     7月12日(日)までKAAT大スタジオ、7月15日(水)〜7 …

  • THE BRIDGE concertポスター

    日韓のアーティストが共演「KoN×吉高志音『THE BRIDGE CONCERT』」8月5日開催

    音楽を通じて日韓の感性をつなぐことをテーマにした、韓国と日本のアーティストが共演する特別公演 「KoN×吉高志音『THE BRIDGE CONCERT』― 音楽がかける日韓の橋 ―」が、8月5日に開催される。

    KoNと吉高志音のふたりが、それぞれの魅力を生かしたパフォーマンスを披露し 、日韓の魅力が交差する、ジャンルや国境を越えて響き合うこの日だけの、特別なステージをお届けする。二人がそれぞれ“自分の好きな曲”を披露する、この公演だけの完全限定コーナーも実施される。

    さらに、各公演で10名様にKoNと吉高志音が本番前に撮影した“超レア”サイン入りチェキを抽選でプレゼント。各公演終了後にはお見送り会も行なわれる。

     
    KoN(コン)は、歌とヴァイオリンを自在に操る“歌うヴァイオリニスト”。 クラシック、ポップス、ミュージカルなど幅広い表現を行き来しながら、唯一無二の音楽世界を築く。韓国で上演されているミュージカル『パガニーニ』に主演し、俳優としても高い評価を得ている。

    吉高志音は、繊細な表現力と透明感のある歌声で幅広い作品にで存在感を発揮し、舞台・映像・音楽と多方面で活躍。代表作には、MANKAI STAGE『A3!』 泉田莇 役、ミュージカル「スキップとローファー」志摩聡介 役、ミュージカル「SPY×FAMILY」ユーリ・ブライア 役など。幼少期を上海で過ごし、日本語・中国語・英語を操るバイリンガルとして多文化の感性を持つのも魅力。

     
    KoN×吉高志音 THE BRIDGE CONCERT
    2026年8月5日(水) 昼公演 14:30開演(14:00開場) 夜公演 19:00開演(18:30開場)
    渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
    【出演】KoN …

  • Fix_069

    加藤清史郎、直筆サイン入りチェキプレゼント!! ドラマ『スピナーベイト』

    加藤清史郎
    直筆サイン入りチェキプレゼント!

    ★加藤清史郎さん主演、ドラマ「スピナーベイト」の放送、配信を記念して、
    加藤清史郎さんの直筆サイン付きチェキを
    1名の方にプレゼントいたします!

     

    ■応募方法
    Astageアステージ公式Xアカウント「@astage_ent」をフォロー&リポスト してくださった方、Facebookで「いいね」&メッセージを送ってくださった方の中から抽選で1名様へプレゼントいたします。
    必ず”加藤清史郎 チェキ希望” とお書きください。
    (Xのフォロー&リポスト、もしくはFacebookの「いいね」&メッセージいただけませんと対象外となりますのでご注意ください)
    X(旧Twitter) https://twitter.com/astage_ent
    Facebook https://www.facebook.com/AstageEnt
    ※インタビュー記事の感想なども、お書き添え頂けると嬉しいです。
    インタビュー記事のリポストもぜひお願いいたします。

    ■応募締切 2026年7月31日(金)23:59まで
    ・当選者の方にはDM(ダイレクトメッセージ)にて当選のご連絡をさせていただきます。
    当落に関するお問い合わせはお受けできません。
    ※DM(ダイレクトメッセージ)は@astage_entをフォローいただいておりませんと、お送りすることができません。
    ※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
    ※プレゼントの発送は国内に限らせていただきます。

    ★加藤清史郎 インタビューはこちらから!

    ドラマ「スピナーベイト」
    <あらすじ>
    さえない男子高校生・三井宏太は、親友の内新次郎の誘いでフィッシング部に入部。町の秩序を守る正義の味方と聞いていたが、その実態はヤクザが元締めをする恐喝まがいの自警団“スピナーベイト”だった。強引に犯罪を取り締まり、稼いだポイントによって絶対服従の序列が決定する中、三井は未だゼロポイントのまま、鬱屈した日々を過ごしている。同じ頃、町を揺るがす連続殺人事件が発生。三井の前に、殺人犯の手帳を拾ったという不審な男が現れ――!?

    原作:此元和津也「スピナーベイト」(幻冬舎コミックス刊)
    キャスト:加藤清史郎
    駿河太郎 萩原護 南琴奈 奥野壮 高橋侃 吉田晴登 吉澤要人(原因は自分にある。)
    伊藤あさひ 桃児 仲野温 吉村界人 山中聡 中村梅雀
    主題歌:THE SPELLBOUND/Spinner
    作詞・作曲:THE …

  • Fix_041

    加藤清史郎が問う現代のリアルとは? 「三井と一緒に、この物語に翻弄されて」 ドラマ『スピナーベイト』インタビュー!

    映画・ドラマ・舞台で実写化され大ヒットを記録した漫画「セトウツミ」や、国内外で話題を呼んだアニメ「オッドタクシー」(2021年TX)のオリジナル脚本を手掛けたクリエイター・此元和津也の原作漫画を実写化。

    親友の誘いで入部したフィッシング部の実態は恐喝まがいの自警団“スピナーベイト”だった・・・。本作は、ある日起った連続殺人事件で、なりゆきで犯人を追うことになった高校生・三井が事件の核心に迫るにつれ、次第に当事者として現実に向き合っていく様を描く、青春の葛藤と連続殺人事件の謎が交錯する予測不能の青春クライム・サスペンス。

    主人公で、さえない男子高校生・三井宏太を演じるのは、加藤清史郎。撮影を振り返りながら、自身の学生生活の思い出、そして現在、放送・配信中である本作の魅力を語ってもらった。

    ― 三井は退屈な高校生活にうんざりしている平凡な男子高校生という役どころです。オファーを受けたときのお気持ちと、原作や台本を読んだときにどういう印象を持ちましたか?

    お話をいただいたときは、とにかく驚きと「ありがとうございます」という気持ちが一番強かったです。それは作品に触れて読んでいくうちに、より強く思いました。社会の構図が表れている作品。連続殺傷事件が起きて怒涛の展開を、僕が演じる三井という役を通して視聴者の皆さんがそれを体験する形になると思うので、そこを任せていただいたことがとても嬉しかったですし、とても責任があることだと感じました。

    ― 三井宏太についてはいかがですか?

    三井はいつも「退屈」と言っていますが、「退屈」に対して何も思っていないことが一番の問題なんです。無関心というか・・・。「誰に対しても危害を加えていないのだから問題ないのではないか」と思う人もいるかもしれませんが、本当にそうなのか。この世界を生きていく上で絶対に人との関わりがある中、そういう生き方をしていることがどれだけ罪深いのかということをこの作品から感じてもらえると思います。いわゆる日本の普通の人間であり、その象徴的な存在でもあります。そんな彼がいかに泥臭く生きるかを監督と一緒に追求しながら臨みましたし、大切にしないといけないと意識していました。

    ― そんな「ことなかれ主義」の彼をどのように咀嚼して演じたんでしょうか?

    「ことなかれ主義」という言葉は、「ことなかれ」を「主義」としているので、結局それを正当化していて、いかにも市民権を得たような感じに聞こえますが、そう考えるのは、至極当然のことで、どうしたらいいのか考えても、それを放棄してしまうんです。いかに三井として、「面倒くさい」「僕は臆病者だから」という言い訳をして生きるか、とにかく「無頓着に、無関心に」を一番気をつけていました。

    ― そんな彼が殺人事件に関わるようになってから、心情がグラデーションしていきます。その変化をどのように意識されましたか?

    この作品は、三井の成長物語でもあります。人間がいろんな刺激を受けてどうなっていくかという話でもあるので、その部分はとても大切にしました。原作がある作品で、脚本も全部上がった状態で撮影に入ったのですが、撮影の順番はバラバラで・・・。「この人が犯人だと思っていた後」「まさかそうだったのかと分かったときの前」など、シーンによって三井の行動も言葉も全然変わってくるんです。そこはとても大事にしていたので、常に「この時の三井って?」というのが僕の口癖でした。

    ― シーンによって、そのときの感情を表現するのが大変だった?

    何に対してどう感じるかは状況と環境によってだいぶ変わると思うんです。それが表情に出てしまうので。例えば、この場所(取材中のスタジオ)で「大好きだよ」と言われるのと、本当に大好きな人に家で「大好きだよ」と言われるのでは、全然受け取り方も違うし、それに対しての反応も、それを聞く距離感も全然違うと思うんです。そういうことの繰り返しをしていた感じです。

    ただ、その感情の動きはいい意味で流れていってしまいます。サスペンス要素もありいろんな人が関わっていくストーリーなので、(話を)追っているうちに終わっています(笑)。終わった後、最後に「何だったんだ?」となったときに、知らぬ間に何かを受け取っていて、その時の自分がどんな状態になっているかというのが、この作品の醍醐味だと思います。

    ― 「この作品の世界観を“海”として、三井として泳げることを嬉しく思う」というコメントをされていましたが、実際にその“海”に入ってみて、此元ワールドの質感をどう感じられましたか?

    本当に写実的で現実的なものばかりなので、本当に泳いでいる感じというか、泳がされている感じになりました。人と人が関わり、関わっていなくても勝手に影響し合って社会は動いているというのを感じる作品。撮影期間中も、プライベートでもいろんなことを考えさせられました。

    ― 登場人物がたくさん出てきますが、特に「スピナーベイト」のメンバーたちは同世代の方が多いと思います。現場の雰囲気はいかがでしたか?

    実は「スピナーベイト」のメンバー全員が揃っている時間はそんなにないんです。途中から各々がいろんな面で接触していきます。僕は「スピナーベイト」といる瞬間のほか、後半ではメグ(演:南琴奈)や大悟(演:吉田晴登)と一緒にいるとき、そして駿河太郎さん演じる吉見と一緒にいるときが主になっています。スケジュールがけっこうハードで、昼夜逆転で挑む日がほとんどでしたし、天候にも悩まされました。それでも一ひとつのシーンと向き合って、皆と和気あいあいといろんなことを話しながらやっていました。

    ― 共演されていかがでしたか?

    太郎さんとは昨年に他のドラマでご一緒させていただいていたので、プライベートの深いところまでいろいろとお話を聞かせていただいたり、アドバイスをいただいたりしました。「スピナーベイト」のメンバーや同世代と言われる仲間たちも、みんなこの業界で活躍している人たちだったので、楽しかったし刺激を受けました。真面目な話もふざけた話も全部できた感じです。「スピナーベイト」のメンバーは、同窓生が増えた感覚です。

    ― 加藤さんご自身の学生生活の思い出で、何か刺激的なことはありましたか?

    すべてが刺激的だったかも。小・中学校の日本の時もロンドンで過ごした高校のときも普通に楽しく終わったという感覚ですが、たぶん、そのどれもが全部刺激にはなっているはずなんですよね。

    ― その学生生活が、今の自分に活かされていると感じることはありますか?

    すべて活かされていると思います。物事に対する取り組み方、体育会系の根性論もあれば、逆にいかにサボるかとか、休日のダラダラと過ごす方法とかも(笑)。そして色々なことの向き合い方。そして、やはりロンドンで過ごした時間は、これまでと確実に違いました。
    環境もそうですが、子供の頃は特にスケジュールを合わせるのが難しかったので、チームスポーツをやるのを諦めてきました。僕は野球やサッカー、バスケットボールも大好きですが、日本にいるときはそれを積極的にやることができませんでした。高校でロンドンにいる間は、自分の体でできること、そこをどう伸ばすか、伸ばすためには何が必要なのかを勉強し、一流のプレイヤーの中に混じってサッカーをして、体のこととサッカーのことを考える日々を過ごしました。人が生きる上で、どのジャンルでも体のこなし方は切っても切れないこと。体をたくさん動かす作品はもちろんですが、そうではない作品で演じるときにもこのことは活かされていると思います。

    今回も強い役ではないけど、アクションもあったので、そういうところもあの日々の経験が実になっているのかな・・・なんて思ったりします。

    ― 最後まで油断ができない仕掛けがある物語だと思いますが、特に注目してほしいところなど、ドラマをご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。

    このドラマを最後まで観ていただいて何を思うか・・・とても気になります。『スピナーベイト』の世界の小さな場所の実は大きな話です。三井と一緒に物語と登場人物の言葉や変化に翻弄されていただければ、きっと楽しんでいただけると思います。すぐ隣にあるかもしれない話、小さな話だからこそ現実味があると思うので。

    【加藤清史郎(Seishiro Kato)】
    2001年8月4日生まれ。1歳で芸能界に入り、大河ドラマやテレビCMで大ブレイク。イギリス留学を経て、「ドラゴン桜」(2021年TBS)や「最高の教師1年後、私は生徒に■された」(2023年NTV)、「放送局占拠」(2025年NTV)など数々の話題作に出演。「君が死刑になる前に」(2026年YTV)にて地上波連ドラ初主演。数多なジャンルで精力的に活動している。本年12月に舞台「ミノタウロスの皿」(新国立劇場小劇場)にて主演。

    ドラマ「スピナーベイト」
    <あらすじ>
    さえない男子高校生・三井宏太は、親友の内新次郎の誘いでフィッシング部に入部。町の秩序を守る正義の味方と聞いていたが、その実態はヤクザが元締めをする恐喝まがいの自警団“スピナーベイト”だった。強引に犯罪を取り締まり、稼いだポイントによって絶対服従の序列が決定する中、三井は未だゼロポイントのまま、鬱屈した日々を過ごしている。同じ頃、町を揺るがす連続殺人事件が発生。三井の前に、殺人犯の手帳を拾ったという不審な男が現れ――!?

    原作:此元和津也「スピナーベイト」(幻冬舎コミックス刊)
    キャスト:加藤清史郎
    駿河太郎 萩原護 南琴奈 奥野壮 高橋侃 吉田晴登 吉澤要人(原因は自分にある。)
    伊藤あさひ 桃児 仲野温 吉村界人 山中聡 中村梅雀
    主題歌:THE SPELLBOUND/Spinner
    作詞・作曲:THE SPELLBOUND(Warner Music Japan)
    監督:平瀬遼太郎
    脚本:大久保ともみ(1話、10話・11 …

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    「これが1番面白いんだ」を詰め込んだ、とんでもない演劇!音楽劇『超、Maria』開幕しました!

    7月4日(土)より東京・I’M A SHOW(アイマショウ)にて、もも(チャラン・ポ・ランタン)、根本宗子、田村芽実、清水くるみが出演する音楽劇『超、Maria』が開幕した。初日に先立ち、取材会とゲネプロが行われた。

    小春 根本宗子 もも 清水くるみ 田村芽実
    本作は、2020 年に劇作家・演出家・俳優としてマルチに活躍する根本宗⼦と唯⼀無⼆の⾳楽性を放つ⾳楽ユニット、 チャラン・ポ・ランタンがタッグを組み、完全オリジナル⾳楽劇として誕生。チャラン・ポ・ランタン のボーカルのももと根本による⼆⼈芝居に、同じくチャラン・ポ・ランタンの⼩春が⾳楽を手掛け、⼩春とカンカンバルカン楽団の⽣演奏が舞台を彩った。 その後、コロナ禍では、配信⽤の新たな演出で完全無観客、カメラ1台で収録した映像を配信。大きな話題を呼んだ。

    伝説的な舞台として再演を望む声に応え、今回は初演メンバー(もも×根本宗⼦)によるオリジナルペアに 加え、根本との親交の深い⽥村芽実×清⽔くるみという強⼒なペアを迎えたWキャスト・2チーム制で待望の再演を果たす。

    【取材会】作・演出・出演の根本宗子と、音楽の小春(チャラン・ポ・ランタン)、出演するもも(チャラン・ポ・ランタン)、田村芽実、清水くるみが登壇した。

    田村 :ワクワクな気持ちで初日を迎えるのは子役以来だなと、そのぐらい本当に楽しみです。
    「出たいです」と簡単に言うもんじゃなかったと思うぐらい、稽古は難しくて大変で、体力的にも精神的にきついと思う瞬間もありましたが、それと同じくらい毎日楽しくて、発見もありました。初めてこの作品を見た時に、根本さんのおっしゃる「1番面白いものを詰め込んだ」を私も感じました。この作品は本当に面白くて楽しい。それが私だけじゃなく、きっと観に来てくださった方全員、それは老若男女問わず、みんながいろんなポイントに共感したり、面白さを感じたりしてもらえる作品だと感じています。

    清水:ゆう役を演じさせていただきます、清水くるみです。初演を拝見して、演劇を超えたエンターテイメントで、パワーをもらえる作品だと思って、その作品に携わらせていただけることが嬉しいのですけれど、稽古は本当に大変で、見て楽しい分だけやっぱり大変なことがあって、私は緊張して、どうしよう…みたいな感じです。でも、かな(田村芽実)が振り回してくれ、ゆうはそれに向かって頑張っていきたいと思います。
    音楽劇の枠を超えたエンターテインメントで、上演時間も75分で、ジェットコースターみたいな作品なので、テーマパークに来るぐらいの気持ちで観に来ていただけたらと思います。

    もも :私が根本さんの作品が大好きで出させてほしいとしつこく言ったところ、6年前の初演の時に根本さんがこの演劇を作ってくれました。「あの楽しさがもう1回、劇場でできるんだ!」という喜びを噛み締めております。今日は(田村&清水の)おふたりがこの後にゲネと初日本番で、私たちチームは明日が初日です。本当に心からウキウキワクワクしてます。
    初演の時は、稽古の度に台本が3枚ずつくらい増えていって、その度にその場で小春ちゃんが音楽を作って、毎日毎日それでどんどん台本が書き進められて、稽古の最終日に向けて劇が出来上がるみたいな作り方で、かなり特殊でした。そういう瞬発力が問われる、この2人でないと作れなかった音楽とお芝居という作品です。
    メインビジュアルのイメージから「難しい感じかな」と思われた方も、ミュージカルを観たことがないという人も、75分間あっという間に楽しめる舞台です。まだ始まっていないのに、終わってしまうのが寂しくなってしまうくらい愉快で、生きるエネルギーがもらえる舞台だと思います。ぜひ観に来ていただきたいです。

    根本 :6年前が初演で、コロナ禍に配信版も作らせていただいて、私としても思い出深い作品です。がっつり音楽劇でタッグを組んだのは、この作品のチャラン・ポ・ランタンのおふたりが初めて。6年を経て、もう一度ももさんと稽古で演じてみて、小春さんが作ってくれた曲を歌う楽しさが蘇りました。演出家としては新たな出演者のおふたりと稽古する中で、それまでは気づかなかったこの作品の魅力を、また再発見できたので、さらにバージョンアップしていると思います。今日2人の初日をご覧になる方は楽しんでいただきたいですし、我々も6歳、歳はとっておりますが、それを感じさせないパワーで参りたいと思いますので、1人でも多くの方にご覧いただけたら嬉しいと思っています。
    自分がミュージカルや音楽劇を作るクリエイターになるとは6、7年前までは思っていませんでしたが、「根本さんのミュージカル見てみたい」と言ってくださった方がいて「音楽劇をやった方がいいよ」と強く言ってもらえるきっかけがあって、「誰とやりたいかな」と考えた時に、最初にご一緒したいと思ったのがチャラン・ポ・ランタンのおふたりでした。
    振り返ってこの作品を見た時に、やっぱりとんでもない演劇だと思います。演劇と音楽を信じる力で、当時の自分がとんでもない熱量で「これが1番面白いんだ」を詰め込んだ作品だと思います。今回は改めて全キャスト、全スタッフ、全バンドの方々とブラッシュアップできているので、来た方が絶対楽しいと思う作品になったと自信を持っています。今日は(田村&清水)おふたりの初日なので演出家としての気持ちですけれども、この扮装をしている今は「(役か演出家か)どっちだ?」みたいな気持ちでここに立っていて、囲み取材が演出家でない状態で立つのは初めてで、今ちょっとどぎまぎしておりますが、演出家としても演者としても全力で作りました。
    ももさんと芽実ちゃんが同じ役なのは、2人とも私の中で天真爛漫なキャラクターが似合うおふたりで、芽実ちゃんは声の良さも、またももさんと違った味を持っているのでいいなと思ったので。ゆう役は自分がやっている役を別の方にお渡しするのは、自分にとって1番の迷いどころでした。ももさんとやるならどういう人が横にいたらいいかを考えてゆう役は書いてしまっていて、(初演は)自分がやりながら演出している部分があったので、そこを1から一緒に考えて、作ってくれる女優さんを考えた時に、くるみちゃんが1番適任じゃないかと思いました。くるみちゃんがゆう役をやってくれたことで、私も自分の役をもう1 …

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