ミュージカル 『RENT』ゲネプロ【動画2本】取材会動画も追加!
ミュージカル 『RENT』が、10月15日にシアタークリエで初日を迎えた。2組のゲネプロをダイジェスト動画でお届けする。
本公演はシアタークリエで11月13日まで上演され、その後、広島・福岡・愛知・大阪でも上演される。
1996年の初演以来、ブロードウェイで12年4か月のロングラン。世界40か国以上で各国語版で上演され、2006年には映画化と、世界中で愛され続けているミュージカル 『RENT』。
日本では2008年に初演、2012年にオリジナル版を手掛けたマイケル・グライフによる新演出版が上演され、熱烈な支持を受けて、今回が8回目の上演となる。
ゲネプロ 鈴木福 木原瑠生 Beverly 加藤潤一 坂口涼太郎 KIMIKA 宮本美季
ゲネプロ 鈴木福 RIKU(THE RAMPAGE) 遥海 石井一彰 髙橋颯 住田愛子(OVAL SISTEM)塚本直 秋沢健太朗
初日前会見 鈴木福 木原瑠生 RIKU(THE RAMPAGE) Beverly 遥海
ストーリー
物語の舞台は、1991年、ニューヨーク・イーストヴィレッジ。映像作家志望のマークは、友人で元ロックバンドのボーカル、ロジャーと古いロフトで暮らしている。夢を追う彼らに金はない。家賃(レント)を滞納し、クリスマス・イヴにもかかわらず電気も暖房も止められてしまう。恋人をエイズで亡くして以来、引きこもり続けているロジャー自身もHIVに感染しており、死ぬ前に後世に残す1曲を書きたいともがいている。ある日、彼は階下に住むSMクラブのダンサー、ミミと出会うが彼女もまたHIV …
ミュージカル『秘密の花園』日本初演が開幕!ゲネプロ&取材会【動画】
韓国で大ヒットを記録したミュージカル『秘密の花園』が、10月17日(土)によみうり大手町ホールにて開幕。初日直前の取材会とゲネプロが行われた。
出演は、奥田いろは(乃木坂46) 、島太星(NORD)、彩みちる 、雷太/ 磯野大(Wキャスト)。演出は桑原裕子 翻訳・訳詞を吉田衣里。今回が日本初上演となる。
磯野大 彩みちる 奥田いろは 島太星 雷太 (写真撮影:岩田えり)
本作は、フランシス・ホジソン・バーネットの名作小説をベースに、韓国ミュージカル界を牽引する気鋭のクリエイティブ陣が独自の視点で再構築し、現地で熱狂的なファンを生み出したオリジナルミュージカル。韓国初演時には、観客評点9.7という驚異的な高評価を記録し、「韓国ミュージカルアワーズ」でも主要4部門(大賞、作品賞、脚本賞、音楽賞)にノミネートされるなど、高い完成度で人気作となった。
本作の最大の魅力は、小説の枠組みを超えた見事な構造と美しく瑞々しい音楽。
韓国の演劇・ミュージカル界で繊細な心理描写とドラマチックなストーリーテリングに定評のある脚本家キム・ソルジが、原作の中に「もう一つのドラマ(本を紡ぐ子どもたちの物語)」を織り込んだ重層的な世界を構築。そこに、ミュージカル『フランケンシュタイン』や『ベン・ハー』などで数々のヒット作を生み出してきた作曲家ブランドン・リー(イ・ソンジュン)、カン・ハニムによる音楽が融合。孤児院で育った子どもたちが「秘密の花園」の物語を演じながら、自分たちの傷ついた心も植物の生命力とともに再生させていく。
奥田いろは(エイミー&メアリー役)
島太星(チャーリー&コリン役)
卓越した演技力で作品を支える彩みちる(デボラ&マーサ役)
ビーグル&ディコン役(Wキャスト)を公開ゲネプロでは磯野大が演じた。
ビーグル&ディコン役(Wキャスト)雷太 撮影:岩田えり
撮影クレジット:岩田えり
撮影:岩田えり
ミュージカル『秘密の花園』
10月17日(土)~11月1日(日) 東京・よみうり大手町ホール
脚本:キム・ソルジ
作曲:ブランドン・リー/ カン・ハニム
演出:桑原裕子
出演:
奥田いろは(乃木坂46)
島太星(NORD)
彩みちる
雷太(Wキャスト)
磯野大(Wキャスト)
公式サイト:http://musical-secretgarden.com/
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丸山隆平主演『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』2027年上演!
ジョン・キャメロン・ミッチェルが作・演出を手掛け、丸山隆平が主演を務める『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が、2027年の上演が決定。2027年2月20日(土)から3月29日(月)まで、東京・大阪・宮城・京都で上演予定。
ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、1998年にオフ・ブロードウェイで初上演され、ロングランを記録。その後、世界各地で上演され、多くの観客を魅了してきた。2001年にはジョン・キャメロン・ミッチェル自身の主演・監督により映画化され、サンダンス映画祭で観客賞・監督賞を受賞。日本でも大ヒットを記録し、マドンナやデヴィッド・ボウイらも熱狂するなど、舞台・映画ともに世界中で大きな反響を呼んだ。2014年にはブロードウェイに進出し、トニー賞4部門を受賞。2015年には、初演でヘドウィグを演じたジョン自身が再びタイトルロールを務め、同年、トニー賞特別賞を受賞した。
2022年の日本公演では、本作の生みの親であるジョンが演出を手掛け、丸山が主演。しかし、コロナ禍の影響でジョンの来日は叶わず、二人はオンラインで創作を進めた。
今回の公演に先駆けて、丸山は渡米。ニューヨークではヘドウィグゆかりの地を巡り、1998年に本作のオフ・ブロードウェイ公演が初演されたジェーン・ストリート・シアターの跡地などを訪れた。さらにニューオーリンズではジョンの自宅を訪問し、二人はついに直接対面を果たした。ジョンのこだわりが詰まった自宅で、ヘドウィグについて、そして新たな日本公演について語り合った。
作・演出:ジョン・キャメロン・ミッチェル コメント
2022年の公演では、素晴らしい丸山隆平さんと遠く離れた場所からご一緒しましたが、今回は来日し、日本で長年この作品を創作してきた仲間たちとともに、刺激的な新しい日本版『ヘドウィグ』の創作にじっくりと取り組めることを楽しみにしています。
東京は、私にとって第二の故郷になりつつあります。日本の演劇界の正式な一員として加われることに、とても胸が高鳴っています!
主演:丸山隆平 コメント
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
この度、5年越しにヘドウィグを務めさせていただけることになりました。
しかも、ジョン・キャメロン・ミッチェルによる演出にて。
あらゆる国でいろんな俳優たちが演じて来た名作に改めて息吹を吹き込むことになるわけですが…。
プレッシャーが無いと言えば嘘になります。
ただ、それ以上にご来場のアナタとお逢いできる事を楽しみにしております。どなた様も気軽に覗きに来て下さいなっ。
ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
作・演出:ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
出演:丸山隆平 他
日程・会場:2027年2月20日(土)〜3月29日(月)
東京・大阪・宮城・京都
公式サイト:hedwig_stage27.com
公式X:@hedwig_stage27
企画・製作:テレビ朝日/ニッポン放送/東京グローブ座
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開幕しました!「着の身着のまま」「笑えて泣ける!」舞台『二階堂朝陽は助けに来る』ゲネプロ&取材会
モチロンプロデュース細川 徹最新作、千葉雄大、戸塚純貴、牧島 輝、坂元愛登、篠原悠伸、日高由起刀、大水洋介(ラバーガール)、皆川猿時が出演する舞台『二階堂朝陽は助けに来る』が、10月17日(土)に開幕。初日前の取材会とゲネプロが行われた。
本作は、困っている人を見ると手助けしてしまう男・二階堂朝陽(千葉雄大)の奮闘を描く、男8人の熱血お仕事コメディ。ゲネプロでは一幕のみが公開された。
【初日直前取材会】
皆川猿時 日高由起刀 坂元愛登 戸塚純貴 千葉雄大 牧島輝 篠原悠伸 大水洋介 細川徹(作・演出)
(二階堂ポーズで)
千葉雄大:最初に紹介いただいたときに「会釈をする」というお達しがあり、「長く話さない」ということしか頭になく、「お願いします」と言い忘れてしまい、大変申し訳ございません!(笑)
(注目ポイントは)一人ひとりステキなところがありますが、ビジュアルについては皆川さんと戸塚くんの髪型はキーポイントになっています。
皆川猿時:普通の劇場ではないので、歌ったり踊ったりがあって、思いのほか、ダンスも歌も上手じゃないところがいいですよね。(笑)すごく一生懸命やっている。思ってるほど上手じゃないっていうところがすごく愛らしい。一カ月稽古したのに、こんなに上達しないのは(爆笑)素晴らしい。みんな、最高です!
日高由起刀:すごく歌ったり踊ったりする舞台だと、出演前から聞いていたので、どんなになるのかなと思っていたら、思ったより歌って踊るので、最初は困惑したんですけど、でもやってるうちにすごく楽しくなってきました。皆さんが、とにかく全力でやろうとはしてるので、その熱意がお客さんに伝われば嬉しいと思います。
篠原悠伸:千葉くんと戸塚くんが壮絶なバトルを繰り広げる場面は、お気に入りと言わざるを得ませんね。
戸塚純貴:男性だけでやる舞台が、僕はすごく新鮮で。暑苦しいですし、1人ひとりが全力で目的に向かって突き進んでいるので、その姿を見てるだけですごく感動すると思います。美しく見えてくるし、かっこよくも見えてくるし、観てくださると感情が揺さぶられるんじゃないかなと、期待しています。参加型というのか、お客さんを巻き込んで盛り上げるような舞台なので、それも楽しみにしていただけたらと思います。
大水洋介:歌もダンスもあるんですけども、それ以外にも走り回ったり転んだり、動き回って汗かいて、頑張って笑いを取ろうとがむしゃらにやってますので、そのがむしゃらさを見てほしいですね。もういい年なのにね、僕も皆川さんも汗だくになってやっております。
体中痛いんですけど(皆川「ほんとだよね。痛いよなぁ」)感じさせない感じでやっております。
牧島輝:このキャパシティに対して8人。いいですよね、ストイックで。でも(ご覧になったら)きっと「8名しかいなかったの?」と思うと思います。みんなが本役以外の役もかなりやっているので、僕もメインの佐久間亮役以外の時間が、こんなに多い舞台は初めてで、個人的には佐久間役以外の時間もすごく楽しくて、お客さんも観ていて楽しいんじゃないかなと思います。
坂元愛登:(舞台出演は)初めてなんですよ。昨日劇場に来て、すごくテンションがあがりました。(皆川「昨日、寝てたじゃん、客席で」爆笑)客席の居心地が良すぎて。そこまで疲れるくらい頑張ってます。お客さんと距離が近くなる瞬間もあったりするので、そういうところも楽しみに来てもらえたらと思います。
細川徹:もう手応えしか感じてないです。本当に素晴らしい8人が上手なんです。見てて「上手!」と言ったもん!全開で笑えて泣ける舞台になってると思います。参加型でもありますし、ちょっといろいろ参加していただく形になるので、本当にお祭り気分で来ていただけたらと思っております。
ちょっと見どころを作りすぎてしまって、全編見どころになっていますが、僕が好きなのは後半の感動シーンがちょっと笑えて泣けて、素晴らしいなと思っていますね。今日、場当たりがあったんですけど、場当たりとは思えない本気の芝居で、「軽くやりゃいいのに。馬鹿なのかな」と思っていました。(笑)
【ゲネプロ】
始まりは・・・
これはいったい、何のお話?? と思っていたら
始まりました! センター部分が客席側に張り出しているライブ会場のような舞台で踊る8人!
二階堂朝陽(千葉雄大)は、ウォーターサーバー業界シェア2位の会社エブリウォーターの営業として働く。
が、どんな人でも、時にはどんな動物でさえも自分の人生をかけて助けようとする。
故に、遅刻は多く、勤務時間に行方不明になることも。
優秀な社員とはいえない。
この日もショッピングモールでの販促イベントを抜け出し、電球が切れて困っている佐々木のおばあちゃん(皆川猿時)を助けに駆けつけた。
佐々木家に二階堂朝陽が居ると聞いたご近所さんが大集合。
いつも手助けしている二階堂は、ご近所さんからも人気者。だが好ましく思っていない同僚もいる。
それは営業部のエース・佐久間(牧島輝)。新人・野間(坂元愛登)を食事に誘うも、ついつい説教してして嫌がられる佐久間。
そんなとき
店に乱入して来た男(中央・戸塚純貴)がやりたい放題に暴れ回る。
野間が男にからまれていると
二階堂が現れ、男をやりこめてしまう。野間はニ階堂を見直すこととなった。
場面変わって・・・
この日は、ダントツの業界1位のブラックウォーターと一騎打ちでのプレゼン。この大切な日にも二階堂は遅刻で、佐久間の不満はつのるばかり。
そんな中、プレゼン会場に現れたブラックウォーターの担当者は、レストランで暴れていた清水(戸塚純貴)だった。清水はブラックウォーターのワンマン会長・黒川天山の婚外子。
清水は遅れて現れた二階堂に敵意を燃やしていた。
清水のプレゼンの内容が、なぜかエブリウォーターと被っており、エブリウォーターは契約を逃してしまう。
やがて「エブリウォーター社内にスパイがいるのでは?」との疑惑が膨らみはじめる・・・。
大イベント、ウォーターエキスポがやってきた!
エブリウォーターの新たなマスコット、えぶりんくんも登場。
営業部総出で取り組むのだが
宿敵・ブラックウォーターの黒川会長もイメージアップに余念なし。
エブリウォーターの運命やいかに?!
二階堂は大丈夫なのか?!
モチロンプロデュース 舞台『二階堂朝陽は助けに来る』
東京:10月17日(土)〜11月1日(日)EX シアター六本木
大阪:11月7日(土)〜9日(月)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
富山:11月14日(土)〜15日(日)富山県民会館
【作・演出】細川 徹
【出演】千葉雄大、戸塚純貴、牧島 輝、坂元愛登、篠原悠伸、日高由起刀、大水洋介(ラバーガール)、皆川猿時
公式:https://mochiron-ltd.com …
磯村勇斗、末澤誠也と始めは目も合わせられなかったが「今はいいコンビ!」 綾野剛も「末澤くん可愛い」と和気あいあい! 映画『mentor』』初日舞台挨拶
映画『mentor』の公開初日舞台挨拶が、10月16日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、W主演の磯村勇斗と末澤誠也(Aぇ! group)、共演の綾野剛、監督の吉田恵輔が舞台挨拶に登壇した。
吉田恵輔監督のオリジナル脚本による本作は、無邪気な花火遊びでアパートを全焼させたことをきっかけに人生が変わり、過去に囚われたまま大人になった2人の青年と、その火災で大切なもの全てを奪われた男との歪な再会を描く、新感覚エンターテインメント。罪の意識をアーチェリーで封印しオリンピックを目指す龍之介(磯村)と、過去から抜け出せずにいる拓海(末澤)。2人が起こした火事によって妻子を失った、物語の鍵を握る重要な“メンター”役を綾野剛が演じ、交わらないはずの3人の再会が狂気を暴走させる。
観る者の感情をかき乱す”感情カオス”の映画体験が話題となっている本作。第42回ワルシャワ国際映画祭へのコンペティション部門出品や台湾の高雄映画祭に出品されるなど、海外映画祭でも注目を集めている。
ついに公開を迎えたことを心から喜び、感謝の気持ちを伝える登壇者たち。磯村と末澤が「皆さんの感想が楽しみです」と言えば、綾野は「どう見ても偏った作品に見えますので、この偏りの世界に入る勇気を持ってくださったこと、大変嬉しいです」と話す。監督は「俺はエゴサしまくってますよ。今の時間までのすべてを網羅してます」と意気揚々。MCから観客に反応を問うように促されると、「誰が声をかけるの? 僕から?」と自分の顔を指でさす姿に、思わず「末澤くん、それ可愛いよ(笑)」と微笑む磯村。綾野も「末澤くん、可愛い」と笑顔を見せ、会場が和む。照れた顔を見せながらも、末澤が「衝撃的だった?」と観客に問うと大きな拍手が沸き上がった。
この日まで振り返ってみて、「クランクイン前の自分に今声をかけるとしたら、どんな言葉が浮かぶ?」と訊かれると、末澤は「僕は『そんなに怖がらなくて大丈夫だよ』って伝えたいですね。監督含め磯村くん、綾野さんがものすごく優しくて、すべてを包み込んでくださるような方たちばっかりだったので、僕はすごく肩の力を抜きながら、のびのびとさせていただきました」と晴れ晴れとした笑顔を見せると、すかさず綾野が「のびのびと土下座してたもんね。あのお尻の傾斜、なかなか出せませんよ」とツッコミを入れ、会場を沸かす場面も。
磯村は「あの頃は末澤くんとは目も合わせられなかったけど、“今はいいコンビになってるよ”って言ってあげたいですね」と、すっかり意気投合した末澤を見やる。最初はよそよそしくほとんど口をきかない状態だったそう。その話を聞いて綾野が「そうなんだね。そういう感じか・・・」とひとりで納得。僕の初日は末澤くんと一緒だったんですけど、『末澤く~ん』と手を振っても反応薄く・・・。特殊メイクしていたんだよね(笑)」と苦笑い。末澤は「怖かったですよ」と埜本の不気味さにおののいていたそう。
そんな綾野は埜本を演じるにあたり、「この作品において龍之介と拓海の2人を徹底的に描くための装置として自分は立ち続けようっていう思いだったので、その2人の中にあるマグマのようなものが露わになったら、この作品は1つ成功と言えるのではないかと。そういったお芝居の最中に2人にそういったストレスをたくさん蓄積させていくような芝居の仕方をしていました」と自身の役を分析し向き合った様子。
キャストたちを前に、監督は「特殊っていうか、本当にいそうな、かつ綾野さんしかできないようなキャラクター。2人ともそうですけど、自分が書いたものが飛び出していく感覚を一番前の席で見ている感じで、すごく楽しかったですね」とキャストたちに賛美を送る。
癖の揃った俳優陣の癖のあるキャラクターが揃ったが、それぞれの演技を大絶賛。冒頭の登場する埜本が火事で妻子を失い、自身も大火傷を負いながらも嗚咽するシーンは、実は撮影の中盤に行ったそうで、監督は「それまでの幸せな夫婦の姿を(撮影で)見てきたからこそ現場で見ていて涙が出てきました。『愛だ』と強く感じました」と回顧。それでも、「編集で繋いで観てみたらただただ恐怖でしかなかった」と笑う。その言葉に、綾野は「フルスイングでやった結果で、あらゆる状況が変われば、埜本の叫びの届き方も変わる事を念頭に置いていました」と語った。
各所から温かいメッセージに登壇者が感激!
磯村の演技力には信頼さえ寄せていたようだが、「土下座の横にいる時の目線のやり取りや、足がしびれる細かい芝居だったりを入れてきたりして笑わせてくる。さすが玄人だなと思いましたね(笑)」と芸の細かさに舌を巻いていた。末澤については、「こちらからの無茶ぶりに対して、ちゃんとリアルにしてくれるんです。監督に言われてそれが必要なんだと真っすぐな目でやってくれるから、笑えないというか、狂気すら感じる怖いものになっていました」と評価し、今後の末澤の芝居にも期待する。
さらに、作品の内容に鑑み、「自身のメンターのような人から受けた自身が大切にしている言葉」を発表することに。監督は自主映画を友達に見せた際にまともに観てもらえなかったという事を師匠でありメンターとして敬う塚本晋也監督に嘆いた時、「映画ってそんなもんだよ」と言われ、「映画とは客に押し付けるものではないと学んだ。それで気が楽になりました」と明かす。
磯村は17歳の頃に地元で所属していた劇団の演出家から言われた言葉「素直になれ」と言い、「芝居に対して素直に反応する、素直に演じる、人として素直であるという事を学んで。それから今もその言葉が芯にあります」と振り返る。綾野は「さぁ、始めましょう」という言葉を。「今回の作品でも、主演の2人が全部抱えることが豊かだと思わず、みんな一緒に『さぁ、始めましょう』という想いでした」と常にスタートという意味を込めて吐露。
末澤は、ウォルト・ディズニーの名言「夢を追い続ける勇気がある限り必ず夢は叶う」という言葉を大切にしていると話し、「努力することは無駄ではないけれど、努力したからといって必ず夢が叶うとは限らない。自分の中では過大評価しないように常に心掛けながら活動させてもらっています。自分は凄く運が良いと思って臨んでいます」と自らを戒めるように述べた。すると、磯村が優しく「それは末澤くんが運を勝ち取っているんだよ、あなたが」と声をかけ、綾野が磯村に「なんでカッコ良い声で言ったの?」とツッコみ、3人で笑いあい、ほのぼのとした空気が流れる。
最後に、吉田監督は「物凄く思い入れのある大切な作品です。観た分だけレビューを書いて、それを俺がエゴサするという流れを止めないようお願いします」と。綾野は「皆さんの人生の1本に『mentor』を添えていただいて大変感謝しております。映画館でたくさんの優れた映画を巡っていただき、また『mentor』に戻って来てもらえたら嬉しいです」と熱い想いを。末澤は「何度観ても楽しんでいただける作品です。一度とは言わず、2回、3回と劇場に足を運んでいただいて、色々な見方で作品を楽しんでいただけると嬉しいです」とアピール。磯村が「自分の地元・静岡で撮影して、僕の中でも大切な作品になりました。映画館には、舞台挨拶の時だけではない、作品の上映だけがあってそこに人が集まって来る。それが本来僕たちの望みでもあるし、『mentor』はその力がある映画だと思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
<あらすじ>
それは運命の再会だった。15年前に花火遊びでアパートの火事を起こした拓海(末澤誠也)の前に現れたのは、その火事で大火傷を負い、妻子を失った埜本(綾野剛)。恨んで当然の相手なのに、詫びる拓海を優しく包み込む埜本。その不思議な優しさに惹かれ、埜本を”メンター”として慕い急速に距離を縮めていく拓海。一方、拓海とともに火事を起こした龍之介(磯村勇斗)は、アーチェリー競技と出会い、オリンピック日本代表になるという夢を追いかけていた。今の龍之介にとって拓海や埜本との再会は、平穏を揺るがしかねない。埜本に触発されて被害者への謝罪にのめり込む拓海にも、不気味なほどに優しすぎる埜本の態度にも違和感を拭えない龍之介。やがて事態はまさかの方面に転がり、歪な三角関係は狂っていく。そして物語は、誰も想像しなかった結末へ。
<作品情報>
タイトル:『mentor』
脚本・監督:吉田恵輔
出演: 磯村勇斗 末澤誠也 綾野剛
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
企画製作:スターサンズ
制作プロダクション:SS工房
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ
コピーライト:©︎2026 …
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