5月22日、ソウル松坡区オリンピックホールにて、AB6IX(エイビーシックス)の1STミニアルバム「B:COMPLETE」発売記念ショーケースが開催され、会場には数多くの報道陣が集まった。
韓国のヒップホップレーベル、BRANDNEW MUSICから誕生した初のアイドルグループとして話題を集めているAB6IXが満を持してデビューの日を迎えた。大きな人気を博し、昨年12月末に解散したWanna Oneのメンバー、イ・デフィとパク・ウジン、ヒップホップユニットMXMのメンバー、イム・ヨンミン、キム・ドンヒョン、そしてニューフェイスのジョンウンが加わり、5人のメンバーで結成。すでに Wanna OneとMXMの活動を通して多くのファンを獲得してきた彼らだが、新しいメンバーを加え、完全体となって更なる飛躍を遂げるための第一歩を踏み始めた。
AB6IXとは、5人のメンバーとファンダムが合わさり、はじめて完全となるBRANDNEW BOYSの絶対的な完全体を意味する「BRANDNEW SIX」と、BRANDNEW MUSICの新しい地平を開く5人のメンバーと、ファンダムの超越した結合を意味する「ABOVE BRANDNEW SIX」の略したもの。今回発表する初のデビューアルバム「B:COMPLETE」を通して、彼らの完全性、超越性、成長性、真正性というグループの正体性を表現しようとしている。
ショーケースはまずニューアルバムの収録曲「ABSOLUTE」+「HOLLYWOOD」の舞台で幕を開け、フォトタイム、タイトル曲「BREATHE」のM/Vと初舞台を披露した。
舞台に登場したメンバーたちは「SALUTE!AB6IXです!」と挨拶。 SALUTEという掛け声についてリーダーのイム・ヨンミンは「ABSOLUTE」のSOLUTEと発音が似ているし、 SALUTEが忠誠という意味も含めているため僕たちのイメージと合っていると思いました」と説明した。
今回のショーケースの日を迎えてパク・ウジンは「みんな同じ気持ちでこの日を指折り数えて待っていました。この日のために練習し、たくさんの努力をしてきました。皆さんの期待以上のものをお見せする自信があります」と挨拶し、意気込みを伝えた。イ・デフィも「BRANDNEW MUSICの死活をかけてデビューしたので、それほどに一生懸命準備したし、久しぶりの舞台で緊張しますが、今後も頑張って活動したいです」と抱負を語った。
アルバムの収録曲を紹介する「アルバムトーク」が始まった。デビューアルバム「B:COMPLETE」には全7曲収録され、全曲をメンバーたちが直接プロデュースし、作詞、作曲、パフォーマンスディレクティングに至るまでの制作過程に参加。オールマイティなアーティストとしての才能を見せつけている。ラップメイキングはイム・ヨンミンとパク・ウジンが手掛け、「별자리(SHINING STARS)」はキム・ドンヒョンが、タイトル曲「BREATHE」をはじめとする6曲はイ・デフィが作詞作曲に加わっている。
特に強力なディープハウストラックであるタイトル曲「BREATHE」についてイ・デフィは「夢を見続けたい若さを表現するのと同時に、最近社会的問題になっている微細塵(PM10)に対するメッセージも収めています。良い曲なのでたくさん聴いてほしいです」と説明した。また、6年間の練習生生活を続けながら今回デビューとなったジョンウンは、タイトル曲のキーリングパートについて「デフィのリフレインの部分がポイントだと思います」と話し、イ・デフィがリフレインの部分を披露。また、振り付け担当のパク・ウジンがキーリングパートの振り付けを披露する場面も見られた。
アルバムに関するエピソードも披露された。レコーディングや振り付けに関するエピソードとしてキム・ドンヒョンは「今回のアルバムではデフィの曲がとても多いのですが、レコーディングの時に必要な部分があればいろいろと指導してくれて、そういった部分がとても記憶に残っています」と話した。また、今回披露したい部分についてイム・ヨンミンは「僕たちが全曲プロデュースし、ウジンが振り付けを担当したので、僕たちのアーティスト的な面をお見せしたい気持ちもありますが、それ以外にも、ファンの皆さんが待っていて下さっただけに、僕たち5人のケミストリーと5人の魅力をもっとアピールしたいです」と伝えた。そして、アルバムの鑑賞ポイントについてパク・ウジンは「7つのトラックを起承転結を考えて順序を決めました。そして僕たちがプロデュースしただけに、僕たちだけの物語が歌詞の一つ一つに収められているので、よく聴いていただけたら」とアピールした。
同日の夜8時からはファンを迎えてのショーケースを開催。ニューアルバムの収録曲のステージやタイトル曲M/V公開はもちろんの事、ファンとの交流の場を展開し、最後にAB6IXのファンダム名「ABNEW」も公開された。