台湾のボーイズグループ、飛輪海(フェイルンハイ)のケルビンが、10月11日(土)に東京、恵比寿ザ・ガーデンルームにて来日イベントを開催した。
ケルビンはファンにいつも違う自分をみてもらいたいと昼の部は「ミニコンサート」、夜の部では「ふれあいファンミーティング」を行った。
~ミニコンサート編~
オレンジ色のペンライトの中、スタッズがふんだんに使われたレザージャケットにデザインワークブーツ、アクセントのピアスと金髪にブルーメッシュの効いたファッションで登場したケルビン。みんなで一緒に歌える曲をファーストソングにしたかったと『世界に一つだけの花』を歌い、「はじめてのソロコンサートになります。今日のために長い時間準備してきました。」と満面の笑みで挨拶をした。
9月にファーストソロミニアルバム『還在夏天呢』をリリースしたばかりのケルビン。ファーストアルバムは、いろいろな曲調のものを皆さんに紹介したいとアップテンポのPOP SONGやスローテンポのもの、Rock’ Roll色の強いものとジャンルにこだわらず挑戦しているとのことで、今回のミニコンサートでも惜しまず披露していた。
アルバムのタイトル曲でもある「還在夏天呢」はノリのいいアップテンポのもので、ファンとサビの部分の掛け合いも楽しんでいた。
日本語の曲も心を込めて歌い、「今日のSET LISTは僕自身が考え決めたもの。3週間ほど前から、このニューアルバムのプロモーションで忙しかったけれど、みんなに会うことが楽しみで、どんなに忙しくても寝るギリギリまで歌の練習をしていたんだよ。特に日本語の歌をね」と話した。
ステージを降りて、客席をまわりながら歌うサプライズもあり「リハーサルで舞台から降りる階段を片付けるかスタッフに聞かれたんだけど、ダメよダメダメ~(日本エレキテル連合の真似で)みんなの顔をもっとよく見たかったから。本当にこうやってみんなの前で歌うことができて嬉しい」と嬉しそうに話した。
今回のイベントは企画、構成とすべて自分の意見を出しており、来場者限定オリジナルペンライトも、ケルビン自身が色を指定したとのことで、「赤や青、様々な色をスタッフたちに提案されたけど、僕のイメージであるSunshineのオレンジ色にしました。これから訪れる冬に暖かいコンサートを届けたかったから。今、僕は元気すぎて暑いよ」と笑い、レザージャケットを脱ぐと、鍛え抜かれた肉体にファンから歓声が起こった。
アンコールではファンのみんなが自分を知るきっかけになった『飛輪海』の曲、コンサートでも必ず1曲目に歌っていた「君にだけ」、そして思い出深い飛輪海の初めての日本語曲「ONLY YOU」を終始笑顔で歌い、ミニコンサートは終了した。
SET LIST
1、 世界に一つだけの花
2、 還在夏天呢
3、 聞七起武
4、 チェリー
5、 愛來無恙
6、 交換人生 (ドラマ「我愛幸運七」)
7、 桜坂
8、 SEXY GIRL(飛輪海)
9、 把話說開
10、 抱きしめたい
11、 君にだけ(飛輪海)
12、 ONLY YOU(飛輪海)
~ふれあいファンミーティング編~
昼の部のハードなスタイルとは打って変わって、真っ白なジャケットに蝶ネクタイ、千鳥格子のパンツとパーティースタイルで登場のケルビン。昼の部でブルーメッシュの入ったヘアースタイルがピンクのメッシュに変わっており、「ピンクに変わったのわかった?」と話し始めると、スタートと同時に弾丸トークは止まらず、司会者もついていけないほど。「あれ?僕ばっかり喋ってる?」と。「司会もずっとやってきたけど、すみません今は歌手です」と苦笑い。
毎年、ファンミーティングだけでなく、ファンツアーも行っているケルビンは日本での温泉話が盛り上がり「次はみんなで温泉行く?僕は鍛えてるからいいけど、みんな入れる?」と大笑いになった。今回も翌日にファンツアーが控えており、ファンと様々なイベントを計画していると話した。
素晴らしい肉体美について聞くと「元々は2年前、興味でジムに通い始めたことから。ジムで知り合いになった人も多く、60代の人や20代の大学生、警官、医者など、本当にいろいろな方がただ運動が目的でジムにやってきて、黙々とトレーニングをするとても面白い空間」だと話した。この後、女性が気にする二の腕の簡単なシェイプアップ方法を観客に教えるが、簡単ではない運動に客席はどよめいていた。
ファンミーティングでは「押し相撲対決のコーナー」、「リンボーダンスのコーナー」、「プレゼントのコーナー」や「フォトタイムのコーナー」もあり、ケルビンがポーズを決めると、客席のファンは懸命に写真を撮っていた。その後の「握手会のコーナー」では一人一人の顔をしっかりと笑顔でみて、短いながら会話を交わしたりしていた。
「日本に台風が来ているということで心配していたが、僕はSunshine Boy!今日はセーフでよかったです。全部参加している人にも毎回違ったものをおみせできるように、次回も違うものをおみせできるようにしたいです。次回はミニコンサートではなく、大きなコンサートを開きたいと思う。
皆さんの応援に感謝しています。皆さんのことをずっと思っているからね。ありがとう~」と明るく舞台を去っていった。
※写真提供 ASC
※ケルビン日本公式サイト: http://www.asiastarclub.jp/calvin/