韓国を代表する歌手兼俳優のイ・ジフンが7月20日、東京・品川インターシティホールにて、ファンミーティングを開催し、日本のファンと楽しい時間を過ごした。
現在、韓国にてミュージカル『エリザベート』公演で忙しい中、約1年半ぶりに日本のファンに会いに来たイ・ジフン。『エリザベート』で演じているルキーニのごとく、客席後方からサプライズ登場!劇中の「♪키치(キッチュ)」を歌い、売り子のように客席を歩き回る。会場には悲鳴にも似た黄色い声が飛び交い、一気に興奮のるつぼと化した。
ミュージカル公演以上に歩き回ったと、息を上げながらも、「みなさん、こんにちは! イ・ジフンです」と日本語で挨拶。爽やかな笑顔にファンたちはもうメロメロ。
17歳で歌手デビューし、その後数々のドラマや歌で活躍の場を広げたイ・ジフン。神話(SHINHWA)のヘソン、カンタとともに、3人によるバラードプロジェクトグループSを結成し大ブレイク。2004年には、日韓ワールドカップの裏側を描いたドラマ「熱き夢の日」にも出演。伊藤英明や藤原紀香とも共演し、日本でもその名を広く知らしめた。日韓ドラマ出演の際には、「とても親切にしてもらって楽しかったです」と、親交を深めることができたことを笑顔で語った。
ファンミーティングでは、ジフン自ら企画を提案。Q&Aコーナーでは、ファンから直接質問を受け、ドラマの中で歌う曲をリクエストされれば気軽にアカペラを披露。「次の活動予定は?」と問われると、「アルバムの予定は今はないけれど、来年くらいにはシングルであれ、ミニアルバムであれ、自分の名前をかかげて出したいですね」と答え、大きな拍手が送られた。また、「新ドラマは、今年の下半期に時代劇を予定しています。カッコいい武士です」と嬉しい報告も。
今回の公演タイトルの通り、ファンと一緒に夏の思い出作りをしたいと考案したのは、“ダンス対決コーナー!”。「♪ダンシングクイーン」の曲とともにジフンが考えた振付でチームごとにダンス対決。最終的にはジフンに選ばれた5名が舞台にあがりダンシング!
最初は尻込みぎみのファンたちも、次第にノリノリ! そんなファンを嬉しそうに見つめ「とってもいい景色!YouTubeにアップしたいくらい!」と大感激し、自分の携帯電話で動画撮影を始める始末。「後でこっそり見て楽しみます」とイタズラな笑顔を見せた。
その他、4名にツーショットチェキプレゼントなど、ドキドキの企画も。
大盛り上りのイベントの後半はミニライブへ。
デビュー曲「♪왜 하늘은(なぜ空は)」や「♪인형(人形)」など、ジフンやファンにとって思いれのある曲を披露。張りのある伸びやかなミラクルボイスでファンを酔わせ、「みなさんがいてくださるからこそ、こうやって歌ってみなさんに会えるんだなと思います。僕にとってはみなさんは家族のような存在。いつも多くのエネルギーをもらっています」とあらためて感謝の気持ちを伝えた。
ラストは、この瞬間を胸に留めておきたいと、ミュージカル『ジキルとハイド』より「♪지금 이 순간(今、この瞬間)」を熱唱。アンコールでは「♪지금 이 순간(悲しい縁)」を「不朽の名曲」バージョンで。
「9月までは、ミュージカル『エリザベート』で頑張ります。来年もまた、素晴らしい作品に出演することになります」と明かし、さらに期待を持たせたイ・ジフン。更なる活躍にますます目が離せそうにない。
終演後は握手会を行い、ファンとの触れ合いを最後まで楽しんでいた。
<セットリスト>
M-1 키치(キッチュ:まがいもの)
M-2 Paradise(파라다이스)
M-3 ダンシング・クイーン(Dancing Queen)
M-4 왜 하늘은(なぜ空は)
M-5 인형(人形)
M-6 君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)
M-7 지금 이 순간(今、この瞬間)
M-8 슬픈 인연 /불후의명곡 버전
((悲しい縁)/「不朽の名曲」バージョン)
写真:©SPINGLASS