単身香港に渡り、ジャッキー・チェンらのスタント・コーディネーターになった日本人・谷垣健治。彼のアクション演出への情熱、日本映画を革新しようとする撮影現場を伝える。 放送は 9月19日(金)夜 10:00~ WOWOWプライム
2014年の夏、映画『るろうに剣心』の第2弾『るろうに剣心 京都大火編』(8月1日公開)、第3弾『るろうに剣心 伝説の最期編』(9月13日公開)が相次いで公開される。谷垣健治は、第1弾から一貫してこのシリーズのアクション監督を務める。
アクション監督とは、俳優へのアクション指導だけでなく、カメラアングルやカット割りなどの監督への提案、編集までを手掛けるアクションシーンの総責任者。谷垣は日本では数少ないアクション監督の第一人者だ。谷垣は1970年生まれ。ジャッキー・チェンに憧れ、大学時代に倉田アクションクラブでスタントを学んだ後、22歳で香港に単身渡航。スタントマンとしてのキャリアを積み、スタント・コーディネーターとしてジャッキー・チェン主演『新宿インシデント』など多くの作品に携わった。
番組では、映画「るろうに剣心」シリーズで日本映画のアクションを革新しようと奮闘する姿を通し、谷垣のアクションに対する情熱を浮き彫りにする。また、谷垣が師と仰ぐ香港アクション界の大スター、ドニー・イェンへのインタビューをはじめ、彼の原点とも言える香港での修業時代も取材する。
<内容>
香港でアクションを学び、日本映画でもアクション監督を務めるようになった谷垣は、2012年に公開された映画『るろうに剣心』には特別な想いを抱いて参加した。本当に斬り合うかのようなリアリティーを追求し、ダイナミズムあふれる立ち回りで、新たなアクション映画を作ろうとしたのだ。この情熱は、シリーズ最新作へも引き継がれる。
谷垣はアイデアを俳優やスタッフに伝えるためにビデオコンテ(テスト版映像)を制作するが、その映像をテレビ初公開。撮影現場では、谷垣に全幅の信頼を寄せる監督・大友啓史が演出を練り、谷垣と彼率いるアクションチームが現場のすべてを仕切る様子や、俳優をトレーニングする準備段階から、アクションシーンが出来上がるまでの谷垣アクション演出の全貌を捉える。さらに俳優の力を引き出そうという想いを感じ取ったという佐藤健、伊勢谷友介、藤原竜也ら出演者が谷垣の印象を語る。
放送は9月19日(金)夜 10:00~ WOWOWプライム