韓国ドラマ「最高の結婚」ノ・ミヌインタビュー

in ASIA, INTERVIEW, Interview(ASIA) · 2015/09/30

「優しい男」パク・シヨン　×　「フルハウスTAKE2」
ノ・ミヌ　主演の大人なラブストーリー。
現代の恋愛や結婚、不倫や離婚を赤裸々かつコミカルに描いた感動作。
韓国ドラマ「最高の結婚」ノ・ミヌインタビュー

――「最高の結婚」に出演を決めた理由を教えてください。
僕が、好きなオ・ジョンロク監督からオファーをいただいて、絶対出演したいと思ったんです。ＳＢＳの『ピアノ』というドラマが昔から好きで、どんな監督さんなのか気になり、出演することに決めました。

――今回演じたパク・テヨン役はどんな役ですか？
パク・テヨンは、お金持ちの息子でまだ分別がなく、現実にいそうな感じの役柄です。例えば、彼女が「妊娠した」と言えば、普通のドラマなら｢おめでとう。僕たち結婚しよう｣といった感じの話をすると思うんですが、テヨンは｢僕は妊娠してないと思って、よかったねって言おうと思ったのに…｣といった反応を見せるんです。ですので、テヨンは年の差カップルの年下男子の悪い姿を表現したキャラクターですね。

――初めて年上女性とのカップルを演じた感想は？
彼女役を演じられたパク・シヨンさんが、本当に良くしてくださいました。僕をリードしてくださり、楽しく撮影することができました。女性は、“年下男子のこういった部分が、世間知らずだと感じるんだな”とか、“年下男子はこんなことも愛嬌で乗り切れちゃうんだ”など…。年上の彼女ならではの表現をたくさん見せてくださり、本当に面白かったです。

――衝撃的なベッドシーンで話題となりましたが、演じていて大変だったことは？
う～ん…。実は、ベッドシーンは何度も撮影したんです。過激な部分がありすぎて、監督さんが編集して、公開されていないシーンもあるんですが、撮影する時は、本当に面白かったですよ。２人の女優さんと、一つの作品でベッドシーンを撮ることは容易いことではないんですが…。パク・テヨンという役柄は、悪い男ではあるけれど、僕に新たな経験をさせてくれたキャラクターです。
エピソードと言えば、監督さんが、僕とパク・シヨンさんの初日撮影の日に、ベッドシーンをわざと入れたことです。早く仲良くなれって意味だったらしいんですが、ぎこちなくて上手く演じられず、撮り直しになりました。オム・ヒョンギョンさんとは、シヨンさんとのベッドシーンを撮った後だったので、僕がリードしてリラックスしながら撮影できました。ベッドシーンは、かなり多かったのですが、楽しくてそんなに大変ではなかったですね。

――今作の中で、一番気に入っているシーンは？
気に入っているシーンは、本当にたくさんあるんですが…。ドラマの２話のエンディングの場面で、パク・シヨンさん演じるチャ・ギヨンと僕が演じるパク・テヨンが、テヨンの両親に挨拶するため実家を訪ねるシーンがあるんです。父親の権限が強いテヨンの家庭を見て、ギヨンが“結婚できそうにない”と感じ、｢結婚しません｣と言って、家を出るんですが、そこから僕とギヨンの葛藤が始まるんです。結婚に対する、男性の考え方と女性の考え方は異なる部分が多いので、結婚の準備をする際、喧嘩することがよくあるって言いますよね。
そんな部分をリアルに描くため、監督さんと作家さんがたくさん努力されていましたね。このシーンを撮影する時、シヨンさんとあまりリハーサルが出来なかったんですが２人ともお互いの立場の差が明確なので、役に没頭し、口喧嘩をしながら本当に腹が立って
言い争ったので撮影は１テイクでOKができました。なので、このシーンをご覧になられたら“このドラマ面白い”と思っていただけると思います。

――ノ・ミヌさんが思う“最高の結婚”はどんな結婚ですか？
最高の結婚ですか？う～ん。ベストなのは、お互いが愛し合いながら、ずっと一生幸せに暮らしていくことですが…。
今作では、誰が見ても幸せそうだけど、実は家庭内では、別々の部屋で過ごしている夫婦や、お互いに浮気相手がいる夫婦など、劇中ではいくつかの夫婦が出てくるんです。すごく結婚したいのに、相手が気持ちを分かってくれないという話もありますし…。
なので、今作に出演して、“本当に結婚って難しいことなんだな” “本当の『最高の結婚』って何なんだろう”と考えさせられた作品ですね。夫が浮気をせず、一生、妻だけを想い、妻も、夫のためにおいしい料理を作って一緒に子育てをしたり、家族で旅行したりできればいいんですが…
今作で感じたことは、仕事を終えて家に帰ると、家族に対して、妻に対して、小言を言ってしまう人が多いじゃないですか。同じ話しでも、素敵なレストランに行って、おいしい料理を食べながらであれば、聞く側も話す側も気分良く振舞えると思うんです。韓国では結婚して夫婦だけで外食していると不思議な目で見られることもあるんですが、たまには２人で外食したりと、ロマンをずっと一緒に持っていける間柄を築けるのが “最高の結婚”ではないかと思います。

――今作に出演して、結婚観は変わったりしましたか？“こんな女性に出逢いたい”や“こんな結婚をしたい”など…
僕は幼い頃から、好きなことに関しては飽きないタイプなんです。今でも、幼稚園の頃から好きなお菓子や食の好みは変わっていないですし、好きなおもちゃや人形もずっと持ってます。高校生の頃から好きなアーティストの曲は、最近でも聴いたり、歌ったりもします。
そんな風に信念の変わらない男性が素敵な男性ではないかと思うんです。好きな人が出来て、結婚したら、その女性を毎日見ても、ときめいて、いつも新鮮で…
そんな感じで過ごせたら幸せだろうし、反対に女性も、僕の姿を見て、いつも惚れ直してくれて、ドキドキしてくれる…そんな女性に出逢えたら嬉しいですね。

――撮影現場に海外からたくさんのファンがいらっしゃったそうですが、どんな気分でしたか？
スタッフの皆さんも監督さんも、徹夜で作業して、かなり疲れきっていたんですが、韓国のファンも含め、日本や中国からもファンの皆さんが応援に来てくださり、ケータリングをずっと準備してくださいました。スタッフさんも監督さんも、こんなに美味しいものをたくさん用意してくれて、申し訳ないとおっしゃってましたが、ファンの皆さんのおかげで、みんな和気藹々と美味しい料理を食べながらリラックスして撮影をすることができました。

――日本の視聴者の皆さんに一言お願いします。
ファンの皆さん、視聴者の皆さん、『最高の結婚』は、現実的な内容なので、日本の方々にも共感していただける部分が多いと思うので、楽しんでいただきたいです。子どもは欲しいけど、結婚はしたくないと思っている女性は、このドラマをご覧になれば、韓国社会は今こうなんだと知っていただけると思いますし、共感しながらストレス解消も出来る場面もあるので、ドラマを観ながら泣いて笑っていただきたいです。

素材提供：松竹ブロードキャスト株式会社

パク・シヨン× ノ・ミヌ主演
１０月ベーシック初放送開始！
「最高の結婚」（全１６話）
[ ベーシック初放送]［ノーカット版］［未DVD 化］［日本語字幕版］［HD]
１０／　６（火）スタート！
毎週（火）　後２：００～３：１５　他

【STORY】
その絶対的な美貌と美声により、国民の憧れの的であった人気ニュースキャスター、チャ・ギヨン。ひょんな出会いから、新聞社のグルメ企画担当記者・パク・テヨンと密かに付き合うことになったのだが、妊娠をきっかけにふたりの関係はあらぬ方向へ向かってゆく･･･。