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4年振りに活動再開、伝説のボーカルグループSG WANNABE 11月11日の東京公演レポート「SG WANNABE COME BACK CONCERT in Japan 【I WANNA BE WITH YOU】」

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2004年のデビュー以来、 その圧倒的な歌唱力で韓国のみならず日本でも多くの熱心なファンを有する伝説の韓国男性3人組ボーカルグループSG WANNABE。
2015年8月19日にアルバム『THE VOICE』をリリースし、4年ぶりに完全復活し、10月ソウルで開催された単独コンサートを皮切りに韓国でのツアーをスタート。日本でも東京と大阪でコンサートを開催した。ここでは11月11日の東京公演の模様をレポートする。

客電が落ちると丸い黄色のペンライトがたくさん輝いた。白いスクリーンの向こうから聞こえてきたピアノソロが次第に壮大なSG WANNABEの「ヒットメドレーとなっていった。ファンの期待が高まる中、スクリーンにヨンジュン、ソクフン、そしてジノのシルエットが浮かび「サラゲ~」と3人が次々に伸びやかな声を響かせた。一挙に観客が立ち上がる。以前よりも若く見えるキム・ヨンジュンとイ・ソクフン。そして変わらぬ微笑を見せるジノ。スクリーンが上り、3人が姿を見せると大歓声があがった。

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オープニング曲は華やかな「胸ときめくように」、そして「素敵な記憶」とニューアルバムからの2曲。3曲目はイントロで歓声が上がったデビュー曲「Timelss」。続く「ラララ」ではスローテンポの新鮮なアレンジでスタートするも、テンポが速まると会場が1つとなって大合唱となった。頭上で拍手する人、大きな歓声を上げる人、メンバー3人はそんな客席に楽しげにマイクを向ける…SG WANNABEの音楽のあるところ、いつも楽しい笑顔がある…と感じさせてくれる象徴的な場面となった。

歌い終えて、ヨンジュンは「みなさん、こんにちは!こんばんは!おはよ~!」「SG WANNABEで~す!」と元気な声を響かせ「今日もいっぱいきてくれましたよね…?」と安堵したように話した。ジノの「僕たちのこと、待っていてくれましたよね…?」の言葉に、ファン1人1人から大きな返事が返ってきた。ソクフンの「すごくドキドキしました」という言葉にも客席から笑いがこぼれた。ヨンジュンが「短く日本語での実力を披露しました」と韓国語で話すと、韓国語でも大丈夫だというファンの声が返ってきてリラックスした表情となった3人。「4年ぶりの東京公演をすることになり、忘れられていたらと心配もたくさんしました、緊張もした」と心のうちを明かした。ファンとのやり取りにSG WANNABEらしい温かい雰囲気が会場にあふれた。

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ジノが「これから頑張って歌います」と宣言すると、新アルバムからの「あの時」「二十歳」「YOU ARE MINE」とヒット曲「アリラン」「生きて」等を続々披露。3人それぞれの個性の光るソロステージは、透き通った真っ直ぐな声でヨンジュンは「その中であなたに出会って」を聞かせ、ジノは韓国各地で行ってきた街角でのライブを思い起こさせるソロ曲「People」。ソクフンは自らピアノを弾いて「空を飛び」。ソロ歌手としても十分すぎる魅力あふれるこの3人が1つのグループとして歌うSG WANNABEの贅沢さを改めて感じる場面だった。

「感動しましたか?」「これからは皆さんも一緒に盛り上がる時間です」「日本公演のために準備しました」とのトークをはさんで、日本語での「虹色」、「STAY」「僕の人」を披露。観客は跳んで揺れて…楽しさを満喫していた。

終盤のトークでは、ジノが「ずっとこの道を歩き、歌っていきます」と宣言。ヨンジュンも「長く待った舞台です。みなさんの1人1人の表情を忘れずに帰ります。たくさんエネルギーをもらいました」「これから日本によく来るようにします」、ソクフンも「これから長く歌をうたいます」と気持ちを伝えるように語った。

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本編の最後を飾ったのは「愛して本当に良かった」。客席のあちこちから3人へ「愛してる~!」という声が飛んだ。
アンコールで日本語で優しく「おやすみ」を歌うと、3人は肩を組んで深く深くお辞儀をして、ステージから姿を消した。

■ファンクラブ情報
SG WANNABE ジャパンオフィシャルファンクラブ  http://www.sgwannabe.jp/