最近ではバラエティの世界でも引っ張りだこ、新たな魅力を出し続ける韓国バラード界の貴公子ソン・シギョンが日本のファンとの約束を果たしたいと来日。東京、大阪でファンミーティングを開催した。
9月24日(水)Zepp DiverCity Tokyoにて開催された東京でのファンミーティングでは、トラディショナルなスーツで登場。甘く、やさしい歌声に聴き惚れるファンたちは、曲が終わると歓声と拍手でソン・シギョンを迎えた。
『처음』(初めて)という曲を今日の最初の曲として歌いました。初めての記憶というのは本当によく覚えているものです。初めて愛した人、初めてむかえた別れ、初めて居た場所、初めてしたこと。なんか、多くの時間が過ぎました。初めて皆さんに会いに来た日、その日のときめきを思い出しながら選んだ曲です。皆さんと僕の間に特別な初めての瞬間があったから、こうして毎年お会いできるんですよね」と美しい日本語で挨拶をした。
その後は日本で活動を始めてからずっとサポート、通訳を担当している事務所のユ・ヨンウク氏とまるで漫才でも見ているような息の合った間で舞台が進んでいった。
韓国でもあまり歌ったことがないという『너의 모든 순간』(あなたのすべての瞬間)を歌うと「この曲はドラマ『星から来たあなた』の0ST曲で、OST曲が売れるかということよりも、好きになってもらえるようなドラマに合った曲を作ることへの気持ちの方が強い」と話した。
『좋을텐데』(いいのに)では、『너의 모든 순간』のしっとりとした雰囲気からガラリと明るく変わり、客席のファンも一緒に歌い、歌の掛け合いも楽しんでいた。
ファンからの質問コーナーでは趣味のテニスの話しになると、終わらなくなるのではと思うほど熱く語り、ファンミーティング当日もホテル前のコートでテニスをしてきたと話した。
また、大人気だったラジオ番組を降板してからは、想像もしていなかったことだが『魔女狩り』『今日何食べる?』、『非首脳会談』などTVのバラエティ番組への出演が多くなり、大変驚いていると話した。
夢のことについて聞くと「歌い続けることが夢だったので、それは叶っています。当時は兵役で軍に入ったら、もう歌手として終わりかも知れないと思っていたので、除隊後はじめてのコンサートでは本当に嬉しくて涙が出ました。そこからが僕の新しい始まりだったと思う」と当時の思いを話した。
料理の得意なソン・シギョンは料理コーナーでラーメン入りトッポッキを慣れた手つきで作り、ラッキーなファン10人が試食することができた。「本当に美味しい」と笑顔で感想を話すファンのことを嬉しそうにみながら、「全員に食べてもらいたかった。次回は料理だけの会を開こう」と笑った。
ファンたちからのリクエスト曲は『그 자리에 그 시간에』(あの場所、あの時間に)。切ない歌を感情を込めながら歌う姿に感動しているファンたちに「でも、手にさっきの料理の匂いがついちゃって」と笑いを誘っていた。
自身の曲のみならず、フランク・シナトラと娘のデュエット曲『Somethin’ Stupid』や秦基博の『アイ』も披露した。
『거리에서』(街で)そして、アンコール曲はいつも通りと『내게 오는 길』(私へと来る道)を歌い、最後には客席まで降りて記念撮影を行った。
「毎回、日本に来る度に胸がいっぱいになるほど、あたたかく迎えてくれてありがとうございます。もっとたくさんの話しをしたり、沢山の歌を聴かせてあげられなくて残念ですが、それでもこんなに好きでいてくれて、ありがとうございます。また来ますね」
アンコールの挨拶でそう話したソン・シギョンの気持ちがストレートに伝わってきたあたたかいイベントだった。
★ソン・シギョン日本公式サイト http://sungsikyung.jp
★ソン・シギョン日本公式ファンクラブ「PURPLEOCEAN JAPAN」:http://www.purpleocean.jp