Open Close

キム・ジェウク率いるWalrus(ウォーラス)、日本初ワンマンライブ開催!&記者会見

DSC_2515

韓国ドラマ『メリーは外泊中』、『コーヒープリンス1号店』などのヒット作に出演し、俳優として不動の人気を誇るキム・ジェウクがヴォーカル&ギターとして参加するロックバンドWalrus(ウォーラス)。4月4日、東京・豊洲PITにて、日本初となる「Walrus Live in Japan 2015」を開催した。

☆150404_walrus_c1_0157-1

☆150404_walrus_c1_1151-1

キム・テヒョンのドラムでライブがスタートし、 オリジナルナンバーで構成された1部は、「Reorganize〜To be」、「Good time」「故君奮闘」など、サイケデリックなロックナンバーで、たっぷりとWalrusの世界を楽しませた。幻想的なメロディーに優しいキム・ジェウクの声がぴったりと寄り添い、会場を包み込む。時には力強く、時にはソフトにファンたちを刺激する。

☆150404_walrus_c1_1025-1

☆150404_walrus_c1_1117-1

また、この日はイム・ホンイルもゲスト登場しライブに華を添えた。イム・ホンイルといえば、韓国の人気ロックバンドグループ「Mate(メイト)」のメンバー。卓越したギターテクニックとともに、「그리워」をはじめ3曲披露し観客を魅了した。

2部には、キム・ジェウクが出演しハマリ役となった、ミュージカル『ヘドウィグ』のナンバーから「Origin of love」「Sugar daddy」「Angry inch」を。
拍手喝采で大盛り上りになったところへ「4年ぶりとなる日本のライブなので、今までやってなかったことをやってみようと準備してきました。松田りゅーこさんです!」とキム・ジェウクの紹介で、ギターのユ・スンボムがステージに。なんと、全身女装して松田聖子になりきり「青い珊瑚礁」をパフォーマンス! ステージを下りて駆け回り、会場のあちらこちらから悲鳴に似た歓声が上がった。さらにファンをステージにあげて「ソウル魔女」を一緒に歌い、ファンとの交流を楽しむ場面も。

☆150404_walrus_c1_1163-1

最後に、キム・ジェウクが「僕は一昨日が誕生日だったのですが、今日の方が断然嬉しかった。またWalrusとして日本に来られるように期待しています」と伝えると、ファンも大喜び。アンコールは、イム・ホンイルとともに「In a dream」を披露し、全17曲のライブを締めくくった。

DSC_2522

DSC_2524

ライブ終了後にはWalrusのメンバーとイム・ホンイルが記者会見に出席し、初めてのワンマンライブを終えた感想や、音楽に対しての熱い思いを語った。

「とても良い経験になって、本当に楽しかったです。今後もチャンスがあればWalrusとして日本に来て、またコンサートができればいいなと思います」と声を揃えるメンバーたち。キム・ジェウクが、「日本のファンのみなさんからは、温かくていいエネルギーをたくさんもらっている。今日も温かく迎えてくれて、今夜は美味しい酒が飲めそう(笑)」と続け、あらためて日本のファンへ感謝の気持ちを表した。

DSC_2535

イム・ホンイルは、「今回はゲストとしての参加ですが、第5のメンバーのような役割で参加することができて光栄です。今後もまた、このような機会があれば嬉しいです」と笑顔を見せる。

記者から「英国ロックバンドのPink Floyd(ピンクフロイド)を彷彿とさせる公演だった」と言われ、「ありがたいです」と恐縮しながらも、Walrusとしてのバンドのスタイルを聞かれると、「韓国のバンドだからこういう音楽をしようということはなく、自分たちの好きで得意な音楽をしようとしているだけ。特に目指してるバンドもないですね」とクールに答えるキム・テヨン。キム・ジェウクは、「韓国にも、売れるとか売れないとか関係なく、個性があって純粋に音楽が好きなバンドがたくさんあるので、そんなバンドが世界に広がっていったらいいと思っています」と、抱負を述べた。

DSC_2544

DSC_2525

次なる日本のライブも期待したいところだが、年末に日本でまたライブをやりたいとのこと。「今回は、松田りゅーこ(ユ・スンボム)を温かく見守ってくれて、喜んでくれて嬉しかった。本当にありがとう。今回はできなかったけれど、東京だけでなく地方にも出かけ、小さいライブハウスでツアーができるように頑張ります」とキム・ジェウク。

ソウル芸術大学時代からの友情でつながるメンバー。多くを語らずとも、音楽に対する情熱と結束は硬いようだ。今後もどんな音楽を聞かせてくれるのか、彼らの活躍に益々期待したい。