3月3日に3枚目のソロアルバム「FLOWER」をリリースし、同日、大阪公演を皮切りに初の全国ツアー(4都市10公演)をスタートさせたキム・ジュンスが、3月24日から26日まで、東京・国立代々木競技場第一体育館にて、「2015 XIA 3rd ASIA TOUR CONCERT IN TOKYO ‘FLOWER’」を開催。初日の24日、公演前に記者会見を行い、ファンへの熱い思いと公演に向けての意気込みを語った。
Q:今回のアルバム「FLOWER」の世界観を教えてください。
“時代”というものを分からなくさせてみたかったんです。PVでは、これが現在か過去か未来か、他の第三の世界か・・・という感じで作ってみたかったので、馬の顔が怪物みたいだったり、魚の顔も違うし、僕が口から青い物を出してみたりと、そういうものをわざと入れました。“時代感”がないように。
Q:今回のアルバムはジュンスさん作詞の曲が多いのですが、どんな思いで詩を書き、どんな思いで「FLOWER」というタイトルにしたのですか?
今回のアルバムでは、13曲のうち、8曲を自分で作詞と作曲を手掛けました。僕の想像で歌詞を作った曲もあるし、経験をもとにした曲もあります。「FLOWER」=花といえば、一般的にイメージするのは美しく咲いている花ですよね。でも、花にはつぼみから咲くことができなかった花もあれば、咲くために努力している花、咲くことができずに折れてしまった花、踏みにじられてしまった花もあると思います。「FLOWER」にはそういう、色々な意味が込められていて、つぼみを咲かせるために努力しよう、という意味も込められているんです。
Q:今回のアルバムには、ジュンスさんのお兄さんジュノさん作詞の「LOVE YOU MORE」があり、お兄さんがジュンスさんを優しく見守っている詩のように感じます。この詩を受け取ったときの気持ちは?
今までの僕のアルバムでも、曲を作ってくれています。今回は、「蝶」「LOVE YOU MORE」「HELLO HELLO」の3曲を作ってもらいました。特に、「蝶」は僕も歌詞を見て驚きました。僕とファンの皆さんのつながりを第三者として見て、僕が感じていることを表現した歌詞なので、その歌詞に癒され、感動を受けながら歌っています。
Q:アルバム制作では、ジャケット写真、振付けなど全体的に関わっていらっしゃいますが、難しかった点や苦労した点があれば教えてください。
アルバム制作は毎回、色々なジャンルの曲を集めて1つのアルバムに仕上げたいという思いと、スペシャルな音楽のジャンルを作っていきたいという気持ちがあって、そのバランが一番難しい部分でしたが、事務所とよく話し合い頑張って作りました。順調に進むことができましたし、いい仕上がりになっていると思います。
Q:アルバム収録曲の「MUSICAL IN LIFE」はご自身が作詞を担当され、ジュンスさんの赤裸々な気持ちがつづられていると思いますが、ジュンスさんにとって“ミュージカル”はどのような存在ですか?
ミュージカルは僕にとって、一番大事なものです。もちろん、アルバムを出して、コンサートをすることも重要ですが、新しい未来、新しい夢、死ぬまでずっとやっていきたいのはミュージカルです。一番大事な、一番大好きなもの。1年間ぐらい仕事を休んだ後に初めてステージに立てさせてくれたのが、ミュージカルだったので。
Q:今回のアルバムの中で、特に思い入れのある曲はありますか? それにはどんな思いが込められているのでしょうか。
(しばらく考えて・・・)いろいろありますが、僕が作詞をした「LICENSE TO LOVE」曲です。今までファンの皆さんから、愛とか応援をたくさんいただいていますが、「僕もみなさんのことを思っていますよ」っていう気持ちを歌っている曲なので、ファンのみなさんに一番聴かせたいです。
Q:今年1月にJYJのシングル「WAKE ME TONIGHT」が初めて日本でリリースされ、初日オリコンのデイリーランキングで2位、翌日には1位、ウィークリーでも2位を獲得しました。日本でのプロモーション活動を行わずにこの順位を獲得できたことについて、どんな感想でしたか?
JYJとして6年ぶりに新曲をリリースしました。その間、日本でコンサート以外の活動はほとんどできなかったので、こうして僕個人でアリーナツアーができること、去年のドームツアー、ウィークリーで2位を獲得したことも全て奇跡だと思っています。この奇跡は全部ファンのみなさんからの愛のおかげです。ですから、これからも僕たちは進むしかない! 今日も頑張ります。
Q:オリコンのランキングについて、他のメンバーと何かお話しをされましたか?
全然話してないですね。でも、僕と同じように、メンバーもファンのみなさんに感謝してと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
Q:今回のツアーは、すでに大阪、ソウル、上海、バンコクと廻ってきましたが、手応えはいかがですか?
約2年ぶりとなるニューアルバムを引っさげてのソロコンサートですが、全部新しい曲、新しいパフォーマンスで仕上がっています。けっこう反応はいいんじゃないかなと思っていますが・・・。自分の口からどう言えばいいのか分からないですけど(笑)。
Q:今まで廻ってきた大阪、ソウル、上海、バンコクで印象深い出来事は?
1つを選ぶのは難しいんですが、やっぱり今回の新しいツアーコンサートの始まりが大阪だったので、強く印象に残っていますね。もし1つを選ぶなら、大阪です。
Q:今回のツアー中に、プライベートな時間で楽しみにしていること、行ってみたい場所はありますか?
大阪公演は、会場が大阪城ホールだったのですが、すぐ後ろにある大阪城に行ってみたかったのに、行けなくて後悔しています(笑)。名古屋に行ったら、絶対“ひつまぶし”を食べたいし、東京はもう慣れているからどこでも一人で行けます。福岡に行ったら温泉に行ってみたいですね。
Q:メンバーと一緒ではなく、ソロで活動することに関して大変なことは何?
夜ホテルに一人でいるのが、寂しくて、つまらなくて、ヒマです(笑)。3人でいたら一緒に遊べるし、話せるし、相談もできるし。一人だとそれができなくて寂しいですね。
Q:今回のコンサートのために特別に準備をしたことはありますか?
全部新しい曲で、全てがスペシャルなステージを見ていただけると思います。
Q:今回のコンサートの見どころは?
見どころ・・・、 実際に見てください!
Q:これから日本での活動も増え、日本のファンも期待していると思います。今後、日本でどのような活動をしていきたいですか?
日本語で歌うシングルやアルバムを出して、そのプロモーションすること。他のアーティストと同じ条件で活動をしたいです。
Q:日本でカバーアルバムを発売する予定はありますか?
いいタイミングがあれば、絶対やりたいです。
Q:日本のファンのみなさんへメッセージをお願いします。
日本のファンのみなさんには、本当にすまない気持ちばかりです。日本にはたまに来るだけですし、アーティストとして番組にも出たりしていないので、申し訳ないという思いです。それでも毎回、空港にたくさんの方が迎えに来てくれて、すごく応援してくれるし、ツアーにも来てくれる。6年ぶりに発売したシングルも、オリコンウィークリーで2位を獲得できて。本当に「感謝しています、ありがたいです」としか表現できないのが、もどかしいぐらいです。僕は歌手だから、その気持ちを歌で表現します!今日は 期待してください。
フォトセッションの後は、足早に会見場をあとにしたジュンス。気持ちはもうファンの待つステージに向かっているようだった。
東京公演が終わると、福岡、名古屋と公演は続く。また、4月18日・19日にソウル・蚕室室内体育館にて、アンコール公演が開催されることが決定した。
「2015 XIA 3rd ASIA TOUR CONCERT IN JAPAN ‘FLOWER’」
3月24日(火)~3月26日(木)東京 @国立代々木競技場第一体育館
3月31日(火)~4月1日(水)福岡 @マリンメッセ福岡
4月7日(火)~4月8日(水)名古屋 @日本ガイシホール
XIAジュンスコンサートオフィシャルHP http://junsu-live.com
JYJ JAPAN OFFICIAL WEB SITE http://www.jyjjapan.jp/