世界で活躍するギタリスト・MIYAVIが、LDH JAPANに移籍し、LDH JAPAN所属アーティストとして活動することが決定した。12月18日、ワールドツアー「MIYAVI “NO SLEEP TILL TOKYO” World Tour 2019 JAPAN」東京公演の前に、マスコミに向けて囲み取材が行われ、意気込みを語った。
現在8度目のワールドツアーを開催中のMIYAVI。これまでに約30か国350公演以上のライブを開催。ピックを使用せずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”で世界中から注目を集め、トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015年)では、日本版テーマソングを手掛けた。その他俳優としてもハリウッドデビューを飾り、多彩な才能を発揮。
ほかにも、アンジェリーナが特別大使を務めるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)では、日本人初となる親善大使に任命され世界の難民の支援活動を行うなど、幅広い活動で国内外から評価を受けている。
MIYAVIは「すごく心が震えています。2020年からLDHさんとタッグを組んで、ともに世界をロックする、狙っていくこととなりました」と報告。「以前所属していた会社から独立して丸10年、個人事務所で活動して多くの人に支えてもらいながら、手弁当で世界中を駆け巡ってきました。仲間が欲しいと思うこともあったし、海外で孤軍奮闘してきて正直苦しい時期もありました」と振り返った。
そんななか、EXILE HIROと、LDHの人々と出会った。「ダンスというカルチャーへの向き合い方や、ダンサーとしてちゃんと飯を食い、ダンサーにスポットライトを当ててきたことに感銘を受けました。AKIRAくんもSHOKICHIくんもVERBALさんもそうですが、LDHの皆さんが仲間や団結を重んじている。HIROさんの人望、リーダーとしての在り方、仲間を大事にする姿勢に、僕自身ももっと学んでいきたいです」と刺激を受けた様子。
さらに、「日本人として世界への視野、海外展開の取り組み、本気で世界をロックするというLDHに共鳴しました」と続け、移籍したことで、「同じ釜の飯を食わせてもらうので、たくさんのことを学び、仲間と協調して一緒に汗をかいていきたいです。一緒に世界を狙っていきたい」と意気込んだ。
「EXILEファミリーになじめるか?」と聞かれると、「不安もあるが、期待とワクワクの方が大きいですね。一緒にでっかい景色を描いていけたら」と答え、LDHの音楽の魅力について「音楽が人の心にどう届くかということだと思う。僕はジャンルでとか、音だけでは聞かないんです。音だけじゃない見せ方をしているアーティストたち」と評し、「自分もステージでギターと一緒に踊るので、コラボも楽しみ」と目を輝かせる。
この日はEXILE AKIRAが花束を持って駆け付け、MIYAVIの移籍を祝福!
AKIRAは「実は僕らは同い年で、ずっと意識していたアーティストなんです」と言い、「ギター1本で1人で世界に乗り込んで、日本人の魂を持って勝負している唯一の存在。陰ながらパワーをもらっていました」とMIYAVIを称え、「めちゃくちゃワクワクした」と大歓迎。今回の移籍により、「MIYAVIくんが持つ突破力、強い信念が今の若手にきっと響くんじゃないかと思います。色んなものをお互いにシェアしながら、Made in Japanの精神でLDHなりのエンターテインメントを一緒に作っていけたらと思います」と力を込める。
記者から、「LDHファミリーにになるための事務所のしきたりはありますか?」と問われると、AKIRAは「まだMIYAVIくんと一緒にお酒を飲んだことがないんですけど、レモンサワーはぜひ飲んでいただきたい・・・」と話し、会場の笑いを誘う。「中身は麦焼酎、炭酸、レモンを入れて。焼酎は吉四六とかクセのないもので(笑)」と説明を入れ、二人は顔を合わせて笑った。それでも、AKIRAは「LDHにしきたりはないんです。その時々に出会った人と成長してきた会社だと思っています。“Love, Dream, Happiness”という言葉があり、信念ではありますが、そのほかは常に変化しています。MIYAVIさんが入ってくれることでLDH自体も刺激を受けて進化、覚醒していくと思いますので、楽しみにしていてください!」と、益々の活躍に期待を持たせた。