49歳ベテラン・プロサーファー小川直久
今季のツアー不参加を表明
「復活に向けて治療に専念、新しい自分になり必ず戻ってくる」
ベテランのプロサーファーでJPSA副理事長も兼任する小川直久(49)が、5月31日より開幕する国内屈指のトップカテゴリーの大会「JPSAジャパンプロサーファーツアー2021さわかみ チャレンジシリーズ 一宮」の出場を断念することを自身のFacebookで発表した。
昨年の同大会においては、初日から快進撃を見せファイナルデイに進出、ベスト8という好成績を残した小川。大会出場選手の中では最年長ながら、ベテランの意地を見せ、多くの同年代サーファー達に勇気と希望を与えたことは記憶に新しい。
小川は、昨年の10月ころから体調の異変を感じており、検査の結果「大腸がん」であることが判明したが、今年に入り摘出手術を受けて無事成功。現在は、完全回復に向けて治療を継続しているという。「今年のツアーは出られませんが、復活に向けて今季は治療に専念しようと思います。絶対に治して、新しい自分になり戻ってきますので、見守っていただけたらありがたいです」と復活に向けて力強いコメントを寄せている。また、サーフィン解説などのコメンテーターとしての仕事は治療中も続けていくとのことだ。
オリンピックの正式種目となったことで注目が集まるサーフィン。現役のプロサーファーとして、わかりやすい解説も評判の小川直久だけに、コメンテーターとしての仕事にも期待が高まる。ベテランサーファーの一早い復活を祈りながら、今後の活躍に注目したい。
■小川直久 プロサーフィン選手/JPSA(日本プロサーフィン連盟)副理事長
千葉県鴨川市 鴨川ふるさと大使
日本を代表するレフトハンダー(グーフィー)。
30年以上第一線で活躍し現在49歳。1987年に全日本選手権ボーイズクラス優勝から始まり、’89年のプロテスト合格以来、‘95年にはJPSAグランドチャンピオンに輝いた。’01年には、ハワイオアフ島で毎年行われている伝統ある大会「パイプラインマスターズ」で日本初のパーフェクト10(満点)を記録し、パイプラインマスターの称号も獲得。30年以上続くキャリアを通して、数多くのタイトルを総ナメしている、日本サーフィン界のカリスマでもある。
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