48歳ベテラン・プロサーファー小川直久
地元鴨川で快進撃!
16日ファイナルデイに挑む
コロナ渦では国内初のトップカテゴリーの大会となる10月12日より開催中のJPSAジャパンプロサーファーツアー2020特別戦「さわかみ チャレンジシリーズ 鴨川」のプロショート部門にJPSA副理事長も兼任する小川直久(48)がファイナルDAYに進出した。
小川直久は30年以上、第一線で活躍し現在48歳。大会参加者としては最年長となる。1987年に全日本選手権ボーイズクラス優勝から始まり、’89年のプロテスト合格以来、‘95年にはJPSAグランドチャンピオンに輝き、’01年には、ハワイオアフ島で毎年行われている伝統ある大会「パイプラインマスターズ」で日本初のパーフェクト10(満点)を記録し、パイプラインマスターの称号も獲得。30年以上続くキャリアを通して、数多くのタイトルを総ナメし、日本サーフィン界のカリスマでもある。
今大会ラウンド2では、弟の小川幸男(35)との兄弟対決が実現。熱戦を見せる中、弟を下し、ラウンド3に進出。直久は1位通過を果たし16日の最終日へ挑む。
日本プロサーフィン連盟の今季国内ツアーが新型コロナウイルスの影響で全て中止されたため、千葉・鴨川で「特別戦」となった今大会。東京五輪の出場権の獲得を視野に入れた、総勢180名のプロサーファーが参加する中、プロショート部門には85名がエントリー。兄弟揃って「ふるさと大使」も務める鴨川での大会と兄弟対決に地元は大いに盛り上がりを見せた。
■小川直久コメント
本日は、激戦組であったり、弟との対戦でもありましたが、余計なことは考えず、いつもの今できることを集中して挑めたのが良かったと思います。明日は今日よりも波も高そうなので、今日のように気張らずに目の前のことに集中して挑みたいです。
コロナ禍で大会が中止になっていてこうしてサーフィンができる喜びと、しかも地元で開催できたことに感謝しています。地元ならではのプレッシャーや緊張感がありますが、それも一緒に楽しみたいです。
サーフィンがオリンピック種目になった事でメジャースポーツの仲間入りできた事が最高に嬉しいです。出来れば選手として参加したかったですが、今回のオリンピックでは叶わなかったので、代表選手に選ばれた選手を応援したいです
あと出来ればサーフィンの魅力を全国の皆さんに知ってもらいたいので解説やコメンテーターなどでお伝えしたいです。
■小川幸男コメント
今年最初で最後の公式戦でしたが、自分のサーフィンが出せずとても悔しい敗退となりました。サーフィンの大会は同じ波が一つも来ない中で良い波を確実に掴んで、自分の出来る限りのベストパフォーマンスをする競技なのですが、今回はその2つとも出せなかったことが何よりも悔しいことでした。
この悔しさをバネにまた練習に励みます!そして明日は兄の応援にまわります!
応援してくれた皆様、本当にありがとうございました!
サーフィンが東京オリンピックの種目に初めて採用された事は歴史的にも大きな節目であり、スポーツとして認められたという感覚があり素直に嬉しいです。ただサーフィンをスポーツとしてだけで見るのでは無く、1人でも多くの方にサーフィンを体験して頂き、ライフスタイルの一環としてサーフィンを楽しんで貰えることも同時に望んでいます。