「東宝シンデレラ」オーディション&「TOHO NEW FACE」オーディション2022グランプリ発表会が、11月6日、東京・イイノホールにて開催され、9代目「東宝シンデレラ」に埼玉県出身・10歳の白山乃愛さんが、「TOHO NEW FACE」に京都府出身・11歳の小谷興会さんがグランプリに輝いた。
1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まり、初代シンデレラに沢口靖子にはじまり、野波麻帆、長澤まさみ、上白石萌歌、福本莉子、他にも審査員特別賞として上白石萌音、山崎紘菜、ニュージェネレーション賞に浜辺美波など、第一線で活躍する女優≪シンデレラ≫を数多く生みだしてきた「東宝シンデレラ」オーディション。て2022年、東宝創立90周年プロジェクトとして、6年ぶり9回目となる「東宝シンデレラ」オーディション、さらに、かつて三船敏郎、平田昭彦、宝田明、佐原健二、岡田真澄らの名優を輩出した、「東宝ニューフェイス」の男性オーディションを「TOHO NEW FACE」とタイトル表記も改め、今年4月より行われてきた。その最終審査となる「東宝シンデレラ」オーディション&「TOHO NEW FACE」オーディション2022グランプリ発表会。この日は、プレゼンターとして、上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波、福本莉子が登壇した。
オーディションは、7月の1次審査を経て、8月から全国6都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)で2次審査を実施。9月に東京と大阪で3次審査実施後、10月に≪シンデレラ≫と≪NEW FACE≫の2グループに分かれ、都内で4次審査となる合宿審査が行われてきた。この日の最終審査には「東宝シンデレラ」ファイナリストが10名、「TOHO NEW FACE」ファイナリストが3名登壇した。
緊張の面持ちの中、最高の笑顔をたたえ最後の挨拶をしたファイナリストたち。
上白石萌音は自身のオーディションの時を振り返りながら、「オーディションは楽しいですか? お友達はできましたか?」と優しく声をかけ、「この経験は人生の中の宝物になるので、忘れないでください。皆さんは目標をもってここまで来られたと思うので、この先どんなことがあっても夢に向かって頑張れるエネルギーの力を信じて輝いてください。人生の中で道は一本ではないです。焦らず急がず自分の大好きなことを温めていってください。そして、一緒に素敵な表現者に、素敵な大人になりましょう」と、ファイナリストたちにエールを送った。
「東宝シンデレラ」グランプリの決定が発表され、第7代グランプリの上白石萌歌からガラスの靴を受け取った白山さんは「思っていないことが起きてビックリしています」と涙ぐみ、司会者からトロフィーの感触を問われると、「“かんしょく”って何ですか?」と尋ね、会場を沸かす場面も。改めて「キレイです」とニッコリ。「これからはキラキラした素敵な女優さんになりたいです」と目を輝かせた。
また、「東宝シンデレラ」ミュージカル賞は、俳優部門にエントリーしていた大阪府出身の山戸穂乃葉さんに決定。「歌もダンスもとてもステキで、チームをまとめる細かい心配りも心に残った」という理由から山戸さんが選ばれた。まさかの俳優部門からのミュージカル賞に、山戸さんは驚きの顔を見せつつ「ミュージカルのことはあまり分かりませんが、(皆さんの)足を引っ張らないように精一杯頑張ります」と意欲を見せた。
「TOHO NEW FACE」のグランプリに輝いた小谷さんは、受賞を受け「嬉しいしかないです」と笑顔を弾けさせ、空手の世界チャンピオンの肩書を司会者から明かされると「空手のチャンピオンになった時とはまた違う嬉しさがあります」とし、「世の人たちから愛される人になりたいです」と抱負を語った。
その他、「東宝シンデレラ」審査員特別賞には、大阪府出身の西川愛莉さん、「TOHO NEW FACE」ミュージカル賞には東京都出身の髙橋佑大朗さんが選ばれた。
【第9回「東宝シンデレラ」オーディション】
★グランプリ:白山乃愛(Noa Shiroyama)
■ミュージカル賞:山戸穂乃葉(Honoha Yamato)
■審査員特別賞:西川愛莉(Airi Nishikawa)
■ファイナリスト:
安保心結(Kokona Anbo)
今濵夕輝乃(Yukino Imahama)
岡本弥歩(Miho Okamoto)
原寧々(Nene Hara)
平野莉亜菜(Riana Hirano)
藤本もあ菜(Moana Fujimoto)
三宅りむ(Rimu Miyake)
【「TOHO NEW FACE」オーディション】
★グランプリ:小谷興会(Koe Odani)
■ミュージカル賞:髙橋佑大朗(Yutaro Takahashi)
■ファイナリスト:山崎春軌(Haruki Yamazaki)