「東北の皆さんが吉祥天女に癒され、未来への希望を感じてもらいたい」「全国から多くの人が仙台を訪れて欲しい」という願いを込めて、奈良県の薬師寺に伝わる、世の平穏を願った古代仏教文化の国宝2点をふくむ名宝計26件、66点が、2015年4月24日(金)から6月21日(日)までの52日間、仙台市博物館(宮城県仙台市)にて一堂に展示される。
麻布に描かれた独立画像としては現存する日本最古の彩色画であり、薬師寺においても例年正月の15日間のみしか公開されない「国宝 吉祥天女像」も期間中全日、展示される。
記者会見には、これまでに薬師寺でライブや展覧会を開いてきたというアーティストの石井竜也が登壇し、自らデザインした本展のシンボルロゴをお披露目した。
モチーフとしたのは吉祥天女の羽衣。「優しく柔らかに包みこむ羽衣イメージと漢字のバランスを大切にした」「天女の羽衣が、悲しみを空へ舞い上げ、持ち去ってくれるように…という願いを込めた」と設計意図を語り、本展のイメージソングの制作も約束した。
◇東日本大震災復興祈念特別展「国宝 吉祥天女が舞い降りた! -奈良 薬師寺 未来への祈り-」
会期:2015年4月24日(金)~6月21日(日)
休館:毎週月曜日(4月27日・5月4日は開館)、5月7日(木)
開館時間:9:00~16:45(入館は16:15まで)
会場:仙台市博物館 (仙台市青葉区川内26番地)
公式HP:http://kichijo-tennyo-sendai.jp
主催:「奈良 薬師寺 未来への祈り」実行委員会(仙台市博物館、NHK仙台放送局、NHKプラネット東北)、
法相宗大本山薬師寺、河北新報社