10月25日、六本木ヒルズ・アリーナにて第29回東京国際映画祭が開幕した。
アリーナに敷かれた全長100ｍのレッドカーペットを、国内外から計380名のゲストが闊歩！今年のフェスティバル・ミューズを務める黒木華が艶やかな振り袖姿で登場し、トップバッターを飾ると、ゲストが次々とカーペットを彩り、会場は終始熱気に包まれた。
また、揃って袴姿で登場したクロージング作品『聖（さとし）の青春』の松山ケンイチと東出昌大は、時間の許す限りサインコールに応えファンとの交流を楽んだ。
レッドカーペットゲストのトリを飾ったのは、オープニング作品『マダム・フローレンス！夢みるふたり』主演のメリル・ストリープ。世界的名優の気品とオーラで会場を圧倒し、「大好きな東京にまた戻って来られてうれしいです。監督と共演のヒュー・グランドはとてもすてきな方。今回いっしょに来られなくて残念ですが、みなさんにこの映画を大いに笑って楽しんでいただきたいです」とコメント。
正面ステージでは、オープニング作品とクロージング作品、さらには安倍晋三内閣総理大臣が一堂に会し、首相から両作品の感想を述べる場面も。
松山は「僕にとって映画祭はたくさんの人からエネルギーをもらえる場。今日もたくさんの人からパワーをもらいました。しかも今日は僕も大ファンのメリル・ストリープさんと、日本を代表するアベ・マリオ･･･（会場笑）、ではなく、安倍首相と肩を並べさせていただき光栄です」とちょっぴり緊張した面持ちで挨拶。安倍晋三内閣総理大臣も「今年も東京国際映画祭がいよいよ始まります。名優のみなさんの凝縮した演技をぜひ楽しんでいただきたいです」と笑顔で開催を祝った。
第29回東京国際映画祭は、10月25日から11月3日(木・祝)まで 、六本木ヒルズをメイン会場に、EXシアター六本木、東京国立近代美術館フィルムセンター、歌舞伎座、東京国際フォーラムにて開催される。本年度の上映本数は計204作。国内外から集められた、注目の作品がこの10日間で観ることができ、上映後には舞台挨拶やQ&Aなども各所で行わる予定。
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