「第5回J：COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」の全国大会が9月24日、東京将棋会館にて行われ、表彰式に映画『3月のライオン』で主役を務める俳優の神木隆之介がプレゼンターとして登場した。
映画『3月のライオン』は、漫画家・羽海野チカによる同名人気コミックを、映画『るろうに剣心』シリーズなどで知られる大友啓史監督がメガホンをとり、実写映画化した作品。中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士・桐山零（神木）が、同じ下町に川本あかり、ひなた、モモの3姉妹と出会った事から棋士として人として成長していく姿を描く。共演者には佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮、倉科カナ、清原果耶、有村架純ら豪華キャストが顔を揃えた。
前後編2部作で展開し、前編は2017年3月18日、後編は4月22日より全国にて公開される。
この日、全国7会場（札幌・仙台・埼玉・東京・横浜・大阪・福岡）を勝ち抜いた天才子ども棋士が集い、チャンピオンを決定するため熱い闘いを繰り広げた。そんな中、中学2年生の伊藤誠悟くん（埼玉）が優勝。副賞として、劇中で将棋を指す音が桐山零の子供時代の駒音として使用される「駒音出演権」を神木から贈呈された。
プレゼンターとして参加した神木だったが、日本将棋連盟会長の谷川氏からサプライズが。
「クランクイン前から役作りの為に駒の指し方一つから特訓を重ねられ、久保九段と六枚落ちのハンデ付きではありましたが対局をして勝ち、その手つきが素晴らしかった」と、将棋監修のプロ棋士たちからも将棋の実力を認められ、また「小さい頃から芸能界にいらっしゃるので、指導を受けている時も集中力が素晴らしかったと聞いている。これからも長く将棋を続けていただきたい」という理由から、神木に対し「アマ初段免状」（日本将棋連盟の発行するアマチュア正式免状）が授与された。
何も聞かされていなかった神木は「え？俺ですか？俺？俺？」と信じられない様子。「凄く嬉しい気持ちでいっぱいですけれど……大丈夫ですか？荷が重いですね。まさかのことだったので驚いている気持ちがいっぱい」と照れくさそうに感想を述べるも、「アマ初段免状を頂きまして、これからもっともっと将棋を勉強していろんなことを知っていきたいと思います」と気持ちも新たに意気込みを見せた。
映画撮影中のエピソードを聞かれると、「手つき、（将棋を指す）音ですね」と一言。「最初は、手つきとかプロ棋士の方が出す駒の音が出なくて…。一から勉強ということで苦労したことはいっぱいあります。手つきは特に難しかった。ご飯を食べるときに箸を持つように駒を持っていて、何も意識せずに駒を持ったり指したりしないといけない。手つきは凄く勉強させてもらいました」としみじみと振り返っていた。
第5回 J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会
http://www2.myjcom.jp/special/user/event/kids-shogi/2016.shtml
★「3月のライオン」･･･イギリスのことわざが由来
March comes in like a lion, and goes out like a lamb.
（3月は、ライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかな気候で終わる）
映画『3月のライオン』
出演：神木隆之介（桐山零役）、
佐々木蔵之介（島田開役）、伊藤英明（後藤正宗役）、加瀬亮（宗谷冬司役）、
倉科カナ（川本あかり役）、清原果耶（川本ひなた役）、新津ちせ（川本モモ役）、
前田吟（川本相米二役）、有村架純（幸田香子役）、豊川悦司（幸田柾近役） ほか
監督：大友啓史
原作：羽海野チカ「3月のライオン」（白泉社刊・ヤングアニマル連載）
脚本：岩下悠子 渡部亮平 大友啓史
制作プロダクション：アスミック・エース、ロボット
配給：東宝＝アスミック・エース
（C）2017 映画「3月のライオン」製作委員会
映画公式サイト：http://3lion-movie.com/
映画公式Twitter：https://twitter.com/3lionmovie @3lionmovie
映画公式Facebook：https://www.facebook.com/3lionmovie
【前編】2017年3月18日（土）、【後編】2017年4月22日（土）
2部作連続ロードショー！
