【 第44 回 ⽇本アカデミー賞 】
正賞15 部⾨各賞、新⼈俳優賞など決定!!
本年で44 回を迎える⽇本アカデミー賞。
2020年、未だかつて経験したことのない困難な状況下でも、映画界は勢いを保とうと多くの作品を映画ファンに届けた。コロナ禍による映画館休業などを考慮し、今回は2019 年12 ⽉16 ⽇(⽉)〜2020 年12 ⽉31 ⽇(⽊)までに公開され選考基準を満たした作品(⽇本映画154 作品、外国映画210 作品)に対し、⽇本アカデミー賞協会会員(3953 名)の投票が⾏われ、授賞式に先⽴ち、正賞15 部⾨各優秀賞および新⼈俳優賞が決定した。
優秀作品賞は、「浅田家!」「男はつらいよ お帰り 寅さん」「罪の声」「ミッドナイトスワン」「Fukushima 50」優秀アニメーション作品賞は「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「映画 えんとつ町のプペル」「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」「ジョゼと虎と魚たち」「STAND BY ME ドラえもん 2」となった。
『浅田家!』
Ⓒ 2020 「浅田家!」製作委員会
『男はつらいよ お帰り 寅さん』
©2019松竹株式会社
『罪の声』
©2020 映画「罪の声」製作委員会
『ミッドナイトスワン』
©2020 Midnight Swan Film Partners
『Fukushima 50』
© 2020『Fukushima 50』製作委員会
本年の司会は、⽻⿃慎⼀(昨年に続き2 回⽬)と外国⼈俳優で初の最優秀主演⼥優賞を受賞したシム・ウンギョン(「新聞記者」で第43 回最優秀主演⼥優賞受賞)が司会が務め、受賞者を迎える。⼆⼈から授賞式に向けての意気込みなどのコメントが届いた。
◆授賞式司会者からのコメント
⽻⿃慎⼀(第43 回授賞式に続き2 回⽬)
「この賞は、映画に関わる今年1 年の総決算、1 年に1 度のお祭りなんだ」と去年お伺いしました。今年もそのお祭りに進⾏役・サポート役として携わらせていただきます。緊張はしますが、晴れの舞台を特等席で観られるという、こんな素晴らしい機会に⽴ちあうことができます。普段、集うことができない第⼀線の俳優さんが⼀堂に会します。去年、「この⽅々はこういう関係性なんだ」と感じることができました。今年も間近ででそれぞれの俳優さんの知られざる関係性を知ることができるのがとても楽しみです。
シム・ウンギョン(第43 回授賞式にて、「新聞記者」で最優秀主演⼥優賞受賞)
今年も素晴らしい作品が多いので、受賞者の皆さんにお会いして、お話をお伺いするのを楽しみにしています。昨年、本当に貴重な賞をいただいて、未だに感謝の気持ちや喜びがあふれています。今年は司会者として授賞式に参加します。司会を務めるのは⼈⽣で初めてですので、しっかりと⾔葉を届けられるように、⽇本語の勉強を頑張っております。よろしくお願いします。
【受賞一覧】 (各項50音順 アルファベット順)
■優秀作品賞
「浅田家!」
「男はつらいよ お帰り 寅さん」
「罪の声」
「ミッドナイトスワン」
「Fukushima 50」
■優秀アニメーション作品賞
「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
「映画 えんとつ町のプペル」
「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」
「ジョゼと虎と魚たち」
「STAND BY ME ドラえもん 2」
■優秀主演男優賞
小栗 旬 「罪の声」
草彅 剛 「ミッドナイトスワン」
佐藤浩市 「Fukushima 50」
菅田将暉 「糸」
二宮和也 「浅田家!」
■優秀助演女優賞
小松菜奈 「糸」
永作博美 「朝が来る」
長澤まさみ 「コンフィデンスマンJP プリンセス編」
長澤まさみ 「MOTHER マザー」
倍賞千恵子 「男はつらいよ お帰り 寅さん」
広瀬すず 「一度死んでみた」
■優秀助演男優賞
宇野祥平 「罪の声」
妻夫木 聡 「浅田家!」
成田 凌 「窮鼠はチーズの夢を見る」
星野 源 「罪の声」
渡辺 謙 「Fukushima 50」
■優秀助演女優賞
江口のりこ 「事故物件 恐い間取り」
黒木 華 「浅田家!」
後藤久美子 「男はつらいよ お帰り 寅さん」
桃井かおり 「一度も撃ってません」
安田成美 「Fukushima 50」
■新人俳優賞
服部樹咲 「ミッドナイトスワン」
蒔田彩珠 「朝が来る」
森 七菜 「ラストレター」
岡田健史 「望み」「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」「弥生、三月-君を愛した30年-」
奥平大兼 「MOTHER マザー」
永瀬 廉 「弱虫ペダル」
※原則として映画初出演ではなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象。
※受賞者の出演作品が上位10位以内に複数ある場合は、受賞対象作品とされ、作品名は上位のものから表記。
■優秀監督賞
内田英治 「ミッドナイトスワン」
河瀨直美 「朝が来る」
土井裕泰 「罪の声」
中野量太 「浅田家!」
若松節朗 「Fukushima 50」
■優秀外国作品賞
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
「パラサイト 半地下の家族」
「フォードvs フェラーリ」
「1917 命をかけた伝令」
「TENET テネット」
授賞式は、2021年3⽉19⽇(⾦)にグランドプリンスホテル新⾼輪にて開催。優秀賞受賞者や新⼈俳優賞受賞者が⼀堂に会し、優秀賞の中から最優秀賞が発表され、映画界の希望となる特別な授賞式の幕があがる。
©⽇本アカデミー賞協会
日本アカデミー賞公式サイト:https://www.japan-academy-prize.jp