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松村北斗主演、新海誠不朽の名作『秒速5センチメートル』初の実写化決定!

新海誠不朽の名作、初の実写化。
新海ワールドの原点『秒速5センチメートル』
主演は新海誠が
“最も信頼する”俳優・松村北斗

『秒速5センチメートル』

『君の名は。』(興行収入250.3億円)『天気の子』(興行収入141.9億円)『すずめの戸締まり』(興行収入149.4億円)、3作品の累計興行収入は異例の540億円を超える記録的な大ヒット作を生み出してきた、日本を代表するアニメーション監督・新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を原作とした実写映画が制作されることとなった。
これまで新海誠アニメーションの実写映像化作品が公開されたことはなく、本作は新海誠の初実写化公開作品となる。

劇場アニメーション『秒速5センチメートル』原作ビジュアル

©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

原作は、新海誠の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』。
劇場アニメーション『秒速5センチメートル』は、『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海誠の3作目の商業公開作品にあたり2007年に公開された。映像美、音楽、特徴的なセリフで編まれた詩的な世界観は、新海誠を新海誠たらしめているセンチメンタリズムが凝縮された新海ワールドの原点との呼び声も高く、公開から17年以上たった今もなお、日本のみならず世界中で愛されている作品。原作者の新海誠は、「今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。」とした上で、「奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。」「誰よりも完成を心待ちに、応援しています。」とコメントを寄せている。

松村北斗アーティスト写真

主演は、SixTONESの松村北斗。本作が映画初の単独主演。
新海誠が監督を務めた『すずめの戸締まり』ではオーディションで宗像草太役に選ばれ、同作は興行収入149億円を超える大ヒットを記録する社会現象となった。本作への出演について新海誠は「最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。」と語っている。松村北斗は、2021〜2022年にかけて放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で注目を集め、岩井俊二監督『キリエのうた』、三宅唱監督『夜明けのすべて』に出演、2025年2月には脚本・坂元裕二、監督・塚原あゆ子の『1ST KISS ファーストキス』で松たか子と共演する映画の公開が控えるなど、名だたるクリエイターから出演を請われる実力派俳優として注目を集めている。松村にとって、本作は初単独主演映画となる。

実写映画の監督を務めるのは、奥山由之。
映像監督・写真家として若くして高い評価を国内外から得ており、「ポカリスエット」のコマーシャル映像や、米津玄師「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のミュージックビデオを監督、またオムニバス長編映画『アット・ザ・ベンチ』(11月15日公開予定)には広瀬すず、仲野太賀、森七菜、草彅剛、神木隆之介らが集結するなど、今最も注目を集めているクリエイター。現在33歳の奥山由之監督は、新海誠が33歳のころ『秒速5センチメートル』を制作していたことに、「ただの数字とはいえ、大切な巡り合わせを感じております。」とし、「今しか作れないもの」にしたい、自らの中に残る「センチメンタル」をこの作品に全て置いていくつもりであるとの意気込みを語っている。奥山にとって、本作は初の大型長編映画監督作となる。

脚本は、鈴木史子。
映画『愛に乱暴』(森ガキ侑大監督)、『BISHU〜世界でいちばん優しい服〜』(西川達郎監督)ほか、映画、ドラマの脚本を務めてきた鈴木は、人生の「どの地点でこの作品と出会ったかによって違う切実さを感じる深遠な原作を前に、喜びと緊張を持って向き合わせていただきました。」と語っている。

物語の主人公は遠野貴樹(とおの たかき)。小学生の頃に出会った転校生・篠原明里(しのはら あかり)と心を通わせた瑞々しい日々、小学校の卒業と同時に離ればなれになり種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感をかかえ過ごす30才を手前にした青年期の、18年間にわたる人生の旅を描く。原作アニメーションは主人公の小中学生時代、高校生時代、会社員時代を3つの短編の連作形式で描いた全63分の作品ですが、実写映画は原作者・新海誠との意見交換なども経てつくられた脚本をもとに、約2時間の長編映画として制作される。

公開は、2025年秋を予定している。

●原作・・・新海誠
【プロフィール】
1973年生まれ、長野県出身。2002年、個人制作の短編作品『ほしのこえ』で商業デビュー。同作は新世紀東京国際アニメフェア21公募部門「優秀賞」をはじめ多数の賞に輝き、初の長編映画『雲のむこう、約束の場所』(04年)で第59回毎日映画コンクール「アニメーション映画賞」を受賞。続く『秒速5センチメートル』(07年)はアジアパシフィック映画賞「最優秀アニメ賞」を、『星を追う子ども』(11年)は第8回中国国際動漫節「金猴賞」優秀賞を、『言の葉の庭』(13年)ではドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭長編アニメーション部門グランプリを受賞した。2016年公開の『君の名は。』は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録し、第40回日本アカデミー賞でアニメーション作品初の「優秀監督賞」、「最優秀脚本賞」を受賞。第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門「最優秀長編作品賞」、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞「アニメ映画賞」に輝いた。2019年公開の『天気の子』は第43回日本アカデミー賞「最優秀アニメーション作品賞」を受賞し、第92回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に選出された。2022年公開の『すずめの戸締まり』では、3作連続で国内観客動員数1,000万人突破の快挙を達成。同作は第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門や第81回ゴールデン・グローブ賞「アニメーション映画賞」に選出されるなど、国内外で高い評価を得た。

【コメント】
私が二十年近く前に監督したアニメーション映画『秒速5センチメートル』は、とても未熟で未完成な作品でした。
しかしその未完成さ故に、今でも長く愛し続けてもらえている作品でもあります。
初期衝動──未知への憧れと畏れだけをただぶつけたあのような映画は、今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。
ですから、奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。
最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。
どうか、皆さんの今でしか作れない映画にしてください。
誰よりも完成を心待ちに、応援しています。

●主演・・・ 松村北斗(遠野貴樹役)
【松村北斗:プロフィール】
1995年生まれ、静岡県出身。主な出演作に、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(21年)、『ライアー×ライアー』(21年)、『キリエのうた』(23年)、『夜明けのすべて』(24年)、『ディア・ファミリー』(24年)など。第46回日本アカデミー賞では、新人俳優賞(『ホリック xxxHOLiC』)と話題賞(俳優部門)(『すずめの戸締まり』『ホリック xxxHOLiC』)を受賞。松たか子と共演する『1ST KISS ファーストキス』が2025年2月7日(金)より公開。

【コメント】
僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。
この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です。そんな作品の実写化に未熟な僕が参加するのかと一歩踏み出せないでいました。しかし、奥山監督をはじめとする製作陣の原作への憧れと愛。そして、新海さんから言っていただいた「北斗くんで見たいですね。」というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました。
『秒速5センチメートル』に影響を受けて憧れてきた者が集まったチームで作る今回の作品。原作チーム、ファンの方への敬意を胸に挑ませていただきます。

●監督・・・ 奥山由之
【プロフィール】
1991年生まれ。初監督作品『アット・ザ・ベンチ』が2024年11月15日(金)より全国の劇場にて順次公開予定。
これまでに米津玄師「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のMV、ポカリスエットのCMなどを監督。
第34回写真新世紀優秀賞受賞。第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。

【コメント】
新海誠さんが当時33歳の時に紡ぎ上げていた物語を、いま33歳の僕が撮らせて頂くことに、ただの数字とはいえ、大切な巡り合わせを感じております。今しか作れないものがあるということ、いずれは忘れてしまう眼差しがあるということに気付かされながら『秒速5センチメートル』と向き合っている日々です。
どことない喪失感、焦燥感を抱える貴樹の背中に、温もりある手を添えるようにして、心から信頼するチームの皆さんと共に、1シーン1シーン、1秒1秒を丁寧に、切実さと誠実さをもって、真摯に撮り重ねたいと思います。
僕の中に残る「センチメンタル」をこの作品に全て置いていきますので、どうかご期待ください。

新海誠と奥山由之 2 ショット写真

監督:奥山由之 × 原作:新海誠
(コミックス・ウェーブ・フィルムにて)
©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

●脚本・・・ 鈴木史子
【プロフィール】
神奈川県出身。
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻卒。2024年に脚本を担当した映画『愛に乱暴』(森ガキ侑大監督)、『BISHU〜世界でいちばん優しい服〜』(西川達郎監督)が公開。

【コメント】
新海誠監督の『秒速5センチメートル』を初めて観たのは20代の頃でした。チームの中には中学生や高校生で観たという方も多く、どの地点でこの作品と出会ったかによって違う切実さを感じる深遠な原作を前に、喜びと緊張を持って向き合わせていただきました。
人と人が近づいたり離れたりする巡り合わせのことを。とても真摯な奥山監督や信頼するスタッフ、誠実なキャストの皆さんとたくさんの対話を重ね、その時間のすべてを脚本に込めました。多くの方々の”今”に届くことを願っております。

●プロデューサー・・・ 玉井宏昌
【コメント】
世界中で愛されている不朽の名作を実写化するという無謀な挑戦を受け入れてくださったばかりでなく、言葉を尽くしてのご助言をはじめ本プロジェクトを支えてくださっている新海誠様・コミックス・ウェーブ・フィルムの皆様に感謝申し上げます。映像監督・写真家としてフロントランナーである奥山由之監督、松村北斗さんと共演者の皆様、脚本、映像、音、デザイン、それぞれの専門領域において並外れた才能と技術、そして研ぎ澄まされた感性と美意識を持った方々が集結しています。公開までの続報も楽しみにしていただけたら幸いです。

作品概要
■タイトル:『秒速5センチメートル』
■原作:新海誠 劇場アニメーション『秒速5センチメートル』
■監督:奥山由之
■脚本:鈴木史子
■主演:松村北斗
■制作プロダクション:Spoon.
■配給:東宝
■公開:2025年秋
■コピーライト:©2025「秒速5センチメートル」製作委員会
■公式サイト:https://5cm-movie.jp/

2025年秋 全国東宝系にてロードショー