「ナイーブ」×映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』プレミア試写会が、12月7日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、花嫁を支え8年間待ち続けた花婿・尚志役を演じた佐藤健が舞台挨拶に登壇した。
本作は、岡山県在住の夫妻がモデルとなった実話原作を基に、瀬々敬久の手で映画化。結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁(土屋)と、彼女を8年間待ち続けた新郎(佐藤)の愛を描いた感動のドラマ。
花嫁を8年も待ち続けるという献身的な役柄を演じた佐藤。MCから、「包丁を持ったり、刀を持ったり、人間以外の役を演じてきましたが・・・」と過去の出演に触れて今作の役がらについて話を振られると、「そろそろ普通の人間を演じないといけないなって」と9月に公開された映画『亜人』で演じた“亜人”役をもじり苦笑いの佐藤。本作の出演には「このお話のドキュメントを観て衝撃を受けました。これを是非映画化してたくさんの人に届けたいと思いました」と、出演を決めた強い気持ちを語る。
撮影について「芝居をしているんですが、そう見えない演技に徹しました。日常の延長線上として現場にいる。究極に肩の力を抜いて臨みました」と振り返った。そして、「土屋さんが芝居をしやすい環境作りに心がけました」と吐露。「役の人生を生きなければいけないので、彼女が腑に落ちた状態でなければ始まらない。彼女の中に引っかかりがあればそれを取り除く環境を作る・・ということを考えていました」と共演の土屋への気配りが役そのものだったこととコメント。
また、本作の主題歌のbuck numberの「瞬き」について、「なんでbuck numberの皆さんは映画の本質をここまで汲み取れるんだろうと思いました」と驚きを隠せない。「歌詞の中に幸せの答えを“大切な人に降りかかった雨に傘を差せることだ”とあるんです。尚志さんは8年間も待ってすごいねってよく言われるんですが、8年間大切な人を支えることができた尚志さんは、幸せだったんじゃないかと僕は思っているんです。まさにそういう部分を歌っていて、びっくりです」と絶賛した。
さらに、イベントでは会場から抽選で選ばれた1人に、佐藤からサプライズでクリスマスプレゼントが送られるという企画も。佐藤から直接マフラーを巻いてもらい、ひと足早いクリスマスプレゼントを受け取ったファンは「ずっと応援してきて良かった」と大感激。涙を流しながら「心臓が飛び出そうです。今死んでも大丈夫です」と言うと、佐藤は「生きてくれ!」と返し会場を沸かしていた。
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話 』
【STORY】
結婚を約束したカップル、尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が二人を待ち受けていた。そして二人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる―。
意識の戻らない恋人を、あなたは何年待てますか-
出演:佐藤 健 土屋太鳳 薬師丸ひろ子 杉本哲太 北村一輝 浜野謙太 中村ゆり 堀部圭亮 古舘寛治
主題歌:back number 「瞬き」(ユニバーサル シグマ)
監督:瀬々敬久(「64-ロクヨン-前編/後編」)
脚本:岡田惠和(「最後から二番目の恋」「ひよっこ」)
音楽:村松崇継
原作: 中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社)
配給:松竹
公式サイト:http://8nengoshi.jp
©2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会
12月16日(土)全国ロードショー