映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の大ヒットを記念し、12月25日、東京・新宿ピカデリーにて舞台挨拶が行われ、W主演の佐藤健と土屋大鳳が登壇した。
本作は、岡山県在住の夫妻がモデルとなった実話原作を基に、瀬々敬久の手で映画化。結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁(土屋)と、彼女を8年間待ち続けた新郎(佐藤)の愛を描いた感動のドラマ。12月23日に公開を迎え、週末の興行収入&観客動員数で邦画実写映画の第1位を獲得し、「今年一番泣いた映画」「涙なしでは見られない」と言ったコメントが多数寄せられる大ヒットとなった。
クリスマスのこの日、佐藤は「メリークリスマスですね。こんな特別な日にお会いできて光栄です」と挨拶し、「好評を耳にし、麻衣さんと尚志さんの実際の人生に誠実に向きあった結果が、みなさんに届いて嬉しいです。もっともっと日本中に愛を届けたいと思っています」と笑顔を見せ、土屋は「感動したという声の言葉一つひとつに、私が感動をいただいています」と感謝の気持ちを伝えた。
撮影を振り返り、佐藤は土屋が特殊メイクをして動けなくなっているシーンに触れ、「なんとも言えない空気感だった」と土屋の演技を称えるも、「笑うとメイクが取れちゃうから、顔が動かせない土屋さんをなんとか笑わせようとちょっかいを出していました」といたずらな笑顔をみせる。それに対して土屋は「笑わせてくるんですが、愛情を感じましたね。ちょっと困りましたけど(笑)」と返していた。
一方、麻衣と尚志の出会いのシーンが印象に残るという土屋は「2人が恋をして奇跡に繋がる大事なシーン。新幹線の中で健先輩とギリギリまでメールでやりとりをしていました」と述べ、佐藤も「具体的なセリフを『ここはいい、ここはいらないと思う』と話し合いをしていました」と話す。さらに土屋が「酔っ払っているシーンなので、日本酒の匂いを嗅いで酔っ払った気持ちになって・・・」と言うと、佐藤が「凄いよね、オレだったら飲んじゃうけどね」と笑い、会場を沸かせた。
そんななか、佐藤と土屋が立会人となり舞台上で公開プロポーズが行われ、サプライズ人前式を開催。佐藤と土屋に呼ばれ、客席から交際8年を迎えたカップルが舞台上にあがった。何も聞かされていなかった女性は、ただただ困惑状態だったが、佐藤と土屋、そして観客約600人が見守るなか、男性の手紙を読んでプロポーズ。興味深々で様子を見ていた佐藤は「言うねー! 熱烈でカッコいいですね!オレは言えないな。すごいよ!」と感動しきり。女性も快諾。佐藤と土屋も立会人を代表し署名し、結婚証明書を完成させた。
最後は、土屋から佐藤にサプライズで手紙が送られた。土屋が読み上げようとすると「家で読むので大丈夫ですから」と土屋の手から手紙を取り、「恥ずかしい」と照れまくり。それでも土屋がマイクに向かうと、自ら高さの調節をしてあげる優しい佐藤。土屋が「常に自分のことより周囲の人々を思う健先輩の姿は、熱く温かく優しく、役者として大切なことを教えていだきました。健先輩の心の中には変わらぬ愛が宿っています」と手紙を読み始め、「そして、全力で伝えさせていただきます! 健先輩の笑顔は素敵です! 健先輩の笑顔はとてもチャーミングで猫が笑ったときみたいです。素敵すぎると伝え続けます!」と、まさに出会いから8年越しの思いの丈を伝えた。
これを受けて、佐藤は「恥ずかしいの10乗くらいです・・・」と照れながらも、嬉しそうに猫が笑ったときのような笑顔を見せていた。
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
【STORY】
意識の戻らない恋人を、あなたは何年待てますかー
結婚を約束したカップル、尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が二人を待ち受けていた。そして二人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡を訪れるー。
出演:佐藤健 土屋太鳳
北村一輝 浜野謙太 中村ゆり 堀部圭亮 古舘寛治
薬師丸ひろ子 杉本哲太
監督:瀬々敬久(「64-ロクヨン-前編/後編」)
脚本:岡田惠和(「最後から二番目の恋」)
音楽:村松崇継(「抱きしめたい-真実の物語-」)
原作:中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社)
制作プロダクション:松竹撮影所 東京スタジオ
配給:松竹
公式サイト:http://8nengoshi.jp
©2017「8年越しの花嫁」製作委員会
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