土屋太鳳、佐藤健に絶対の信頼！「ボクサーとコーチのような関係」 映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の完成披露試写会

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の完成披露試写会が、11月16日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、W主演の佐藤健と土屋太鳳をはじめ、共演の薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、監督の瀬々敬久が舞台挨拶に登壇した。

本作は、岡山県在住の夫妻がモデルとなった実話原作を基に、瀬々敬久の手で映画化。結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁と、彼女を8年間待ち続けた新郎の愛を描いた感動のドラマ。新郎・尚志役を佐藤、新婦・麻衣役を土屋が務めた。

キャスト陣は本作のテーマ “奇跡”という花言葉の青いバラの花を配りながら、大歓声のなか、会場後方より客席を通って登場。佐藤は、モデルとなった中原尚志氏本人と会い「僕にない魅力をお持ちの方で、いつもニコニコして、笑顔がステキな方。でも、僕は笑うのが苦手で･･･。芝居をするうえでも苦手意識があるので“笑顔”がハードルでした(笑)」と振り返った。
すると、それを聞いた土屋がすかさず、「健先輩はそう思われているんだろうと思いますが、実際はちゃんと笑う方。健先輩と尚志さんの笑顔が重なってすごく素敵な作品になっていると思います」とフォロー。

そんな土屋は、麻衣さん本人について「女子力が高くてかわいらしくてお茶目で元気ですごく豪快な方です」とし、「病気と闘っている場面でも麻衣さんらしさを表現したいなと思って演じました」と語った。また、2人の息子にも会ったそうで「とっても可愛い息子さんで、お二人はとても息子さんを愛していて、奇跡の向こうにあったのはこの時間なんだと思いました」と続けた。

イベントでは、佐藤から青いバラとダイヤモンドリリーで作られた花冠を土屋にプレゼント。土屋に花冠を優しく被せ、「似合ってます！ ダイヤモンドリリーの花言葉は“幸せな思い出”“忍耐”“箱入り娘”なので土屋さんにぴったりですね」とニッコリ。土屋は「幸せです！」と恥ずかしそうに微笑むと、「病気のときなど、体重の増減が必要だったんですけど、健先輩が「これ食べて」とか気にかけてくださって、試合に臨むボクサーとコーチのような関係でした」と話し、感謝の気持ちを伝える。

佐藤は「この役をできる人はそういない。僕でも到底できないような難しい芝居を要求されていました。映画化の話を聞いたとき、役に届くような女優さんは土屋さんしか思い浮かばなかった。土屋さんが『支えてくれた』と言うけれど、そのことについて考えている時間が僕の役作りだったんだと思います。感謝したいのは僕のほうです」と土屋を絶賛した。

また、映画のタイトルにちなみ、キャスト陣の8年前を振り返ると、薬師丸は、「一昨日も8年前もそう変わらない」と言って会場の笑いを誘うと、杉本も同調。スクリーンに佐藤と土屋の8年前の写真が映し出され、思い出を振り返る場面も。

佐藤は、20歳の自身の写真を見て「気合という武器だけで戦っていましたね。芝居も作品への思いと気合だけでやっている感じ。25歳くらいから気合だけでは足りないなって思って、その後はいろいろ取り入れてやっています」と分析。土屋は当時14歳。NHK大河ドラマ「龍馬伝」で佐藤と共演しており「衣裳部屋でお会いしたとき、着替える順番を譲ってくれて。そのときから紳士で優しいお方だなと思っていました。8年越しで今、夫婦役を演ることができて嬉しいです」と、目を輝かせていた。

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
【STORY】
意識の戻らない恋人を、あなたは何年待てますかー
結婚を約束したカップル、尚志（佐藤健）と麻衣（土屋太鳳）。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親（薬師丸ひろ子、杉本哲太）からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が二人を待ち受けていた。そして二人が結婚を約束してから８年、ついに最高の奇跡を訪れるー。

出演：佐藤健　土屋太鳳
北村一輝　浜野謙太　中村ゆり　堀部圭亮　古舘寛治
薬師丸ひろ子　杉本哲太
監督：瀬々敬久（「64-ロクヨン-前編/後編」）
脚本：岡田惠和（「最後から二番目の恋」）
音楽：村松崇継（「抱きしめたい-真実の物語-」）
原作：中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」（主婦の友社）
制作プロダクション：松竹撮影所　東京スタジオ
配給：松竹
http://8nengoshi.jp
©2017「8年越しの花嫁」製作委員会

12月16日（土）全国ロードショー