主演:佐藤二朗 × 監督・脚本:片山慎三
映画『さがす』
第26回釜山国際映画祭正式出品決定!!
『岬の兄妹』で鮮烈デビューを果たした異才・片山慎三が
佐藤二朗を主演に迎え
世界に放つ唯一無二の衝撃作。
アスミック・エース配給にて、映画『さがす』を2022年に全国公開する。
本作の公開決定に伴い、監督・脚本、主演、超ティザービジュアル、キャスト・監督コメント、公開時期、そして釜山国際映画祭正式出品情報が解禁された。
●人間の本質をむき出しにする異才・片山慎三監督による唯一無二の衝撃作、誕生。
『岬の兄妹』で鮮烈デビューを果たした監督が、あなたの価値観を強く問い直す。
オリジナル脚本でさらなる進化を魅せる長編2作目にして、商業映画デビュー作!
ポン・ジュノ監督、山下敦弘監督、香川照之、ライムスター宇多丸など、各界のオピニオンからの激賞が相次ぎ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018にて観客賞と優秀作品賞をW受賞、2019年に行われた北欧最大の国際映画祭であるヨーテボリ国際映画祭では、イングマール・ベルイマン賞にノミネートされた前作『岬の兄妹』。国内外から高い評価を受けるとともに、日本映画界、そして映画ファンに激震を与えた片山慎三監督。まさに、今後の映画界を背負う才能と言っても過言ではない片山監督が長編2作目として前作同様オリジナル脚本を手掛け、満を持して製作した映画『さがす』。
観客の心を巧みにつかみ、没入させるエンタメ性、心に潜む生々しさや怖さ・弱さ、滲む悲哀や滑稽さなどを躊躇なくあぶり出す監督がその作家性を存分に発揮し、「人間」そのものの本質を巧みに炙り出す。片山監督が助監督時代に研鑽を積んだ韓国映画の熱量と日本映画の持つ繊細さや巧みなストーリーテリングを併せ持った、映画としての圧倒的な強度に満ちあふれる“唯一無二の衝撃作”が完成した。
●主演は佐藤二朗!誰もが知る名バイプレーヤーが魅せる
誰も観たことのない、心を揺さぶる至高の演技!
本作で主演を務めるのは、映画、テレビドラマ、演劇、バラエティ番組、さらには映画監督に至るまで、八面六臂の活躍を続ける佐藤二朗。本作ではそのユーモラスなパブリック・イメージを封印し、不穏な言葉を残して娘の前から姿を消した父・原田智役として、彼が直面する苦悩や、単純に割り切れない人間の善悪の曖昧さを説得力あふれる演技で見事に表現。
片山慎三監督が渾身の力で紡ぎ上げたリアリティあふれる作品世界にて披露される、シリアスさと底知れぬ悲哀を感じさせる説得力あふれる佇まいは、観る者の胸を強く打つ。
●全世界が注目!気鋭の韓国のデザイン会社:Propaganda(プロパガンダ)が本作のポスタービジュアル制作を担当!
そして、このたび韓国のデザイン会社Propaganda(プロパガンダ)が本作のロゴ・ポスタービジュアルデザインを担当することも決定した。
『ハチミツとクローバー』『愚行録』『あん』『溺れるナイフ』といった邦画の韓国公開時のポスターや、『君の名前で僕を呼んで』『リトル・ダンサー』『キル・ユア・ダーリン』などの洋画、『渇き』『新しき世界』『お嬢さん』『新感染 ファイナル・エクスプレス』『悪人伝』「愛の不時着」などの近年の韓国映画界を代表する作品のポスターデザインを手掛け、その卓越したセンスにより、韓国のみならず日本の映画ファンの中でもSNSを中心に話題を呼んだ同社。
同社が邦画の国内ビジュアルデザインを手掛けるのはオール韓国ロケ&韓国のスタッフ・キャストで製作された『アジアの天使』以来2作目。オール日本ロケ、オール日本人スタッフ・キャストの邦画では本作が初のビジュアルデザインとなる。
今回発表された、超ティザービジュアルは、光るスマートフォンが無造作に卓球台に置かれ、そこにタイトルロゴ“さがす”を配置したシンプルなもの。しかし、タイトルの意味深さ、ビジュアル全体が纏う不穏さから作品の世界観にグッと引き込まれる仕上がりとなっている。
同社の手掛けるビジュアルディレクションの特徴は、情報量を削ぎ落し、映画の本質や空気感、象徴的な瞬間を絶妙なバランスで閉じ込めること。今やアジアのみならず世界から注目されるデザイン会社Propagandaが、本作のエッセンスを交えて産みだす、今後のビジュアル展開にも乞うご期待ください。
●アスミック・エース×DOKUSO映画館が贈る次世代クリエイター映画開発プロジェクト「CINEMUNI」(シネムニ)の第1弾作品!
また、本作はつい先ごろプロジェクトのローンチが発表された、アスミック・エースとDOKUSO映画館が共同で運営する、企画開発から劇場公開、国際展開までをクリエイターと密にタッグを組み、日本から世界へと作品を送り届けていく、次世代クリエイター映画開発プロジェクト「CINEMUNI」(シネムニ)の第1弾作品です。本作品は韓国との共同製作でもあり、国内での興行のみならず、今後のインターナショナルな作品展開にもご注目ください!
●第26回釜山国際映画祭ニューカレンツ(コンペティション)部門への出品が決定!
アジア最大規模を誇る映画祭として、常に世界から注目を集める釜山国際映画祭。第22回では、『羊の木』(18/吉田大八監督)がキム・ジソク賞に輝き、第24回では『万引き家族』の是枝裕和監督が Asian Filmmaker of the year(今年のアジア映画人賞)を受賞、昨年開催された第25回では『由宇子の天秤』(21/春本雄二郎監督)がニューカレンツ(コンペティション)部門の最高賞にあたるニューカレンツアワードの受賞を果たすなど、日本とのかかわりも深い映画祭です。
第26回目となる本年度は、10月6日~15日にかけて開催予定。本作の出品が決定したニューカレンツ部門は、釜山国際映画祭唯一の国際コンペティション部門であり、アジアの新進気鋭の映画監督による第1~2作目が対象となります。本作の選出に対し、釜山国際映画祭プログラムディレクターのNam Dong-Chul氏は次のようにコメント。
さすがポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積んでいるだけに、個性的で抜け目のないスリラーに仕上がっている。単にどんでん返しが繰り返されているのではなく、人間に隠された一面の深く重い響きがこだまするスリラーだ。
釜山国際映画祭プログラムディレクター Nam Dong-Chul
海外からも熱い注目が集まり始めている本作。国内での公開は、テアトル新宿ほかにて2022年を予定。監督、主演以外にも、人気・実力を兼ね備えたキャスト陣が多数顔を揃えているので、今後の発表にも是非ご期待いただきたい!
主演
佐藤二朗 / 原田智(はらださとし) 役
≪コメント≫
ある日突然、手紙が来た。長文のその手紙の差出人は片山慎三。19年前のドラマで制作だった男だ。制作とはいえ、当時彼は21歳の右も左も分からぬ、いわゆる「使い走り」だった。でも発想や言葉が面白く、「君、オモロイな」と声を掛けたのを覚えている。そのあと彼は、数々の現場で鍛練し、感性を磨き、自腹で「岬の兄妹」という映画を監督した。その彼からの手紙には「自分の商業作品監督デビューとなる次作の主演を是非、二朗さんにやって欲しい」と書いてあった。手紙に添えられた、彼の商業デビューとなる「さがす」という妙なタイトルの脚本を読んでみた。「よくぞ俺のところに話を持ってきた」と思った。ちょっと凄い作品になると思う。ご期待を。
≪プロフィール≫
1969年5月7日生まれ、愛知県出身。俳優、脚本家、映画監督などマルチに活躍。1996年に演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ、本格的に俳優活動を開始。舞台をきっかけに堤幸彦監督の目に留まり、「ブラック・ジャックⅡ」(00/TBS)で映像デビュー。以後、「平清盛」(12/NHK)、「花燃ゆ」(15/NHK)など大河ドラマや、「勇者ヨシヒコ」シリーズ(11、12、16/TX)、 『HK変態仮面』(13)、『銀魂』シリーズ(17、18)などの福田雄一監督作品で圧倒的な存在感を放ち、一躍人気を集める。自身のツイッター投稿をまとめた著書「のれんをくぐると、佐藤二朗」(山下書店)も話題に。自らの実体験をもとにした『memo』(08)や、主宰する劇団の同名作品の映画化『はるヲうるひと』(21)では監督・脚本・出演を務め、クリエイターとしての才能も発揮。その他の出演作に、『blank13』(17/齊藤工監督)、『宮本から君へ』(19/真利子哲也監督)、『今日から俺は‼劇場版』(20/福田雄一監督)、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(21/江口カン監督)、『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』(21/河合勇人監督)などがある。
監督・脚本
片山慎三
≪コメント≫
大阪に住む父が指名手配犯を見かけた、という実体験から生まれたオリジナル作品です。商業デビュー作ということもあり、よりエンターテイメントな作品にしたいという気持ちがありました。オリジナルだからこそ立ち帰る場所が常に自分自身でした。自問自答し、自分が作家として試されているような、良い意味での気合いと思いが入っています。本作のワールドプレミアが釜山国際映画祭で迎えられることとなり嬉しく思います。映画を観てどういう反応が返ってくるのか非常に楽しみに思います。ぜひ日本での公開も心待ちにしていてください。
≪プロフィール≫
1981年2月7日生まれ、大阪府出身。中村幻児監督主催の映像塾を卒業後、『TOKYO!』(08/オムニバス映画 ポン・ジュノ監督パート)、『花より男子ファイナル』(08/石井康晴監督)、『母なる証明』(09/ポン・ジュノ監督)、『山形スクリーム』(09/竹中直人監督)、『マイ・バック・ページ』(11/山下敦弘監督)、『苦役列車』(12/山下敦弘監督)、『ヨコハマ物語』(13/喜多一郎監督)、『味園ユニバース』(15/山下敦弘監督)、『はなちゃんのみそ汁』(15/阿久根知昭監督)などの作品に助監督として参加。自費で製作した『岬の兄妹』(18)で長編映画監督デビューを果たし、映画界を席巻。全国6館から50館以上へ拡大公開され、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018国内コンペティション長編部門優秀作品賞・観客賞、第41回ヨコハマ映画祭新人監督賞、第29回日本映画批評家大賞新人監督賞などを受賞。そのほかの監督作品として、『そこにいた男』(20)や「さまよう刃」(21/WOWOW)など。本作が商業映画デビュー作であり、長編映画監督2作目となる。
映画『さがす』
<ストーリー>
「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」
そう告げた翌朝、父は娘をひとり残し、姿を消した。
孤独と不安を押し殺しながら、娘は父の行方をさがし始める――。
監督・脚本:片山慎三
主演:佐藤二朗
製作:アスミック・エース、DOKUSO映画館、NK Contents
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作協賛:CRG
制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
©2022『さがす』製作委員会
公式HP:https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/
公式twitter: @sagasu_movie
2022年、テアトル新宿ほか全国公開