石井裕也監督史上、最もポップでハッピーな笑いと感涙!
松岡茉優×窪田正孝 <W主演&初共演>
豪華俳優陣が生み出す、先読み不可能エンターテイメント!
『愛にイナズマ』
松岡茉優 窪田正孝 池松壮亮 若葉竜也
佐藤浩市 / 石井裕也監督
佐藤浩市「これが本当のエンタメだ」
満員の観客を前に、感謝の気持ち溢れる
国内外で作品が支持されている石井裕也監督の最新作、『愛にイナズマ』がついに公開となりました。コロナ禍で映画が不要不急のものとして扱われ、少なからずショックを感じた石井裕也監督が、「観ている人が勇気が沸くような映画を作りたい」と、わずか2週間で書き上げた圧倒的な熱量をもつ脚本に、名実ともに日本を代表する俳優たちが、深く共感し集まってできあがった奇跡のような映画『愛にイナズマ』。
新人監督としての夢をすべて奪われた花子役に松岡茉優、空気は読めないがやたら魅力的な恋人・正夫役に窪田正孝、妻に逃げられたダメ親父・治役の佐藤浩市、すこぶるバカだけど熱い長男・誠一役の池松壮亮、優しいけれどたまに突然キレる次男・雄二役の若葉竜也ら演技巧者を迎えた本作は、石井監督に「撮影中は演出家として楽しくて仕方がなかった。ずっと映画をやってきたご褒美を貰っている感じ」と言わしめるほど。
SNS上ではいち早く試写で観た人々から「笑って泣いて、大忙しの140分」「今年No.1かもしれない」「この家族、ずっとケンカしていて欲しい(笑)」「リアルな世界や人達が描かれていて、笑えて泣ける映画でした」と、絶賛の嵐が吹き荒れ、Filmarksでは石井監督史上最高得点(23/10/18付)をマークしている。
この熱い嵐の中、ついに初日を迎えられたことを記念して、その存在がイナズマのように周囲を照らす錚々たるキャストと監督らが集まって、舞台挨拶イベント実施した!
<イベントレポート>
アフターコロナの現代社会を舞台に、イビツな家族が反撃の狼煙をあげる映画『愛にイナズマ』がついに全国公開!10月28日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、W主演の松岡茉優、窪田正孝、共演の佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也、そして石井裕也監督が登壇した。
満員御礼で迎えたこの日。Filmarksでは石井監督作史上最高得点を更新中で、SNSでも「胸が熱くなって、温かい涙が押し寄せてきた」「喜怒哀楽のパーセンテージが全部100までぶち上がって弾けるような感覚」などの絶賛評が相次いでいる。
映画監督を目指す折村花子役の松岡は「マイノリティーのお話かと思いきや、多くの方々が共感してくれている」と大喜び。しかもこの日のファッションは劇中で花子が着ていたコートを取り入れたもので、「私は上映後の皆さんのお顔が見られる舞台挨拶が大好き。この様子を花ちゃんに見てほしくて今日は連れてきました」と嬉しそうにコートをヒラヒラさせた。
花子に惹かれる舘正夫役の窪田は「石井組の常連の池松君や若葉君が土台を築いてくれたからこそ、(初参加同士)茉優ちゃんと思い切りやらせてもらえた。観ていただいた方から良い反応があるのは嬉しい」と高評価に胸を撫でおろしていた。
石井監督は本作について「どういう映画なのか一言で言うのは難しい。家族の話もあるし、恋愛の話もあるから」と悩みながら、「でも浩市さんと飲みに行った時に『これが本当のエンタメだ!』と仰ってくれて、それで答えが出た」と回想。これに佐藤が「アルコールを飲んだ時は自分が何を言ったかなんて覚えていないんだ」と笑い飛ばすと、すかさず松岡が「え?テラスの犬になりたいと仰っていたことも覚えていないんですか!?」と佐藤の珍願望を暴露し、場内爆笑となった。
最初に本作を観た際に松岡は「初号試写を観た時に、この仕事を20年やって来て初めて(普段は自分の演技への反省などで冷静に見れないが、本作は純粋に)『楽しかった』と思った」と明かしながら、「(正夫と出会った赤いバーで)水を吹くシーンは、最初脚本にはなくて、現場で石井監督から『マーライオンでやってほしい』と言われたので練習しました」と舞台裏を紹介。窪田から「美しかった。いいアーチが描けていた」と褒められると、松岡は「美しい初水吹きデビューができました」と満面の笑みだった。
折村家の長男・誠一役の池松は、プライベートでは4人兄弟の長男。「家族を演じる時、自分の家族観と言うものは無自覚に持ち込んでしまうもの。演じる上ではやはり自分の家族のことを考えました」と実感。折村家の次男・雄二役の若葉は、プライベートでは5人兄弟の三男。「長男の池松さんが自分の兄弟とリンクする。(兄というものは)情けないところがあったりして、愛らしく見えていました」と自身の境遇と重ねていた。
そんな中、劇中の推しキャラを聞かれた佐藤は「MEGUMIちゃんが演じた役をやってみたい。かなり嫌なキャラとしてやれる自信がある」とシビアな女性プロデューサー役に興味津々。しかしMEGUMI扮するプロデューサーと火花を散らす役どころの松岡から「え、戦えない。それはきっついかも…。映画が変わる」と拒否されてしまい、「すみません。今の話は忘れてください」と頭をかいていた。
折村家の父・治を演じた佐藤。現代の父親像を演じる難しさについて「少し前の時代までは、特化していてもそれを周囲が受け入れ認める土壌があった。しかし今は画一化が求められる時代。ちょっと特化しただけで、それは違うと否定される。そんな時代の中での父親像は非常に不確かで難しい」と持論を述べた。
また窪田はラストシーンの花子の表情に触れて「それは世の中の理不尽さを受け止めて次のステージに行ったかのような表情。その花子の表情を見た時に、この映画の意味はここにあるのか!と思った」と胸を打たれたラストシーンについて語った。
映画公開を迎えるにあたり、キャスト全員分のインタビュー記事を読んだという石井監督。「それぞれの言葉から皆さんが真摯に愛情を持ってこの作品に向かっていることがわかり、泣きそうになった。そんな方々と映画を作れたことが幸せ。キャスト・スタッフ含めて思いを込めたうえで楽しみ切った作品になった。その躍動感はそんじょそこらの作品では見られないものです」と感無量のコメント。
主演の窪田も「みんなで映画を観て幸せを共有できることが幸せだと思うので、その気持ちを育みながら、この作品が広がって映画の世界が豊かになり、ひいては映画館や映画業界が豊かになれば」と期待。松岡は「この映画は反逆あり、アフターコロナあり、ファミリーありラブありコメディあり。そのくらい内容がギュッと詰まった作品です。たとえ自分と合う人や社会がなかったとしても、映画があるじゃないか!と思いました。映画が自分にバッチリ合っていれば、映画が最高の相棒になり、人生のパートナーにもなる。相棒を探している人に、ぜひこの映画のことを伝えてください」と祈りに似たコメント。本当の家族のように深い絆を感じさせるトークを繰り広げ、満員の観客に万感の思いを伝える公開記念舞台挨拶となった。
(オフィシャルレポートより)
【ストーリー】
どうしようもない家族は、最高の家族でした。
長年の夢だった映画監督デビュー目前で、すべてを奪われた花子(松岡茉優)。イナズマが轟く中、反撃を誓った花子は、運命的に出会った恋人の正夫(窪田正孝)とともに、10年以上音信不通だった家族のもとを訪ねる。妻に愛想を尽かされた父・治(佐藤浩市)、口だけがうまい長男・誠一(池松壮亮)、真面目ゆえにストレスを溜め込む次男・雄二(若葉竜也)。そんなダメダメな家族が抱える“ある秘密”が明らかになった時、花子の反撃の物語は思いもよらない方向に進んでいく…。
松岡茉優 窪田正孝
池松壮亮 若葉竜也 / 仲野太賀 趣里 / 高良健吾
MEGUMI 三浦貴大 芹澤興人 笠原秀幸 / 鶴見辰吾
北村有起哉 / 中野英雄 / 益岡 徹
佐藤浩市
監督・脚本:石井裕也
主題歌:「ココロのままに」エレファントカシマシ (ポニーキャニオン)
プロデューサー:北島直明 永井拓郎 中島裕作
音楽:渡邊 崇
製作:澤 桂一 長澤一史 太田和宏 竹内 力
エグゼクティブプロデューサー:飯沼伸之
製作委員会:日本テレビ放送網 HJホールディングス 東京テアトル RIKIプロジェクト
製作幹事:日本テレビ放送網
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
配給:東京テアトル
©2023「愛にイナズマ」製作委員会
公式サイト:ainiinazuma.jp
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