2013年ウォール・ストリート・ジャーナル“ベストミステリートップ10”に選出
芥川賞作家・中村文則の傑作が玉木宏主演で映画化!!
玉木宏&新木優子が和装で登壇
新成人に本作をアピール!
「“純愛”というものがテーマ。
純粋な気持ちを失ってほしくない」
1月13日(土)より全国公開となる映画『悪と仮面のルール』。日本国内のみならず、アメリカをはじめとした海外でも注目を集め、ウォール・ストリート・ジャーナルで「ベストミステリー10小説」に選出された芥川賞作家・中村文則の傑作小説が待望の実写映画化を果たす。
成人の日である1月8日(祝・月)、東京・中央区のブロードメディアスタジオ試写室にて、本作の公開直前イベントを開催し、玉木宏、新木優子が和装で登壇した。原作の世界観をそのまま映画化したダークなサスペンスでありながら、最後は泣ける本作。“新年初泣き”映画とも言える本作を、主人公とヒロインを演じた2人がアピール。そして2018年で芸能生活20周年を迎える玉木宏が、自身の新たな抱負を語り、新成人に向けてエールを贈った。
<レポート>
1月13日(土)より全国公開する『悪と仮面のルール』の公開直前イベントが開催され、大勢のマスコミ陣の前に華やかな和装に身を包んだ玉木宏と新木優子が登壇。
好きなシーンや印象に残ったシーンについて尋ねられた玉木は「刺激的だったのは柄本明さんとの芝居のシーンです。対峙するシーンで柄本さんの演じる眼が凄くて、本当に何を考えているか分からない、言葉とは違う何かが眼の奥に潜んでいるのが印象的でした」と玉木演じる主人公・文宏が整形をして成り代わった“新谷弘一”を追い続けていた柄本演じる刑事・会田とのシーンを振り返る。また、「原作の世界観を映画にしたいと思い、中村哲平監督、新木さんたちと一緒に入念に撮影を進めました」と撮影時のエピソードを語る。
一方の新木は「映像がとても綺麗です。中村監督はスチールカメラマンとしても活躍されていることもあり、画にこだわられていて、(玉木と)一緒の夕焼けのシーンがあるんですけど、全く言葉を交わしてはいないんですけど、二人の気持ちを人それぞれに感じていただけるシーンになっていると思います」と映像の美しさをアピール。
サスペンス映画でありながら、玉木演じる主人公と新木演じるヒロインの美しいラブストーリーでもあることについて玉木は「主軸になるのはすごく純粋な気持ち。それに仮面のようにサスペンスが纏っており、観終わった後にはシンプルな二人の純愛物語になっています。」と解説し、続けて新木は「玉木さんとの共演シーンがほとんどだったので、私自身はラブストーリーの部分を演じているところが多かったのですが、作品を観てみると本格的なサスペンス要素がたくさん詰まっています。そして切ない部分は切なく、二人の美しい世界観にも注目していただきたいです。」と本作の魅力を語った。
新年ということで二人に今年の抱負を尋ねると玉木は「今までと変わらず、地に足付けて目の前のことをしっかりと挑戦して、みなさんにお届けできる作品を作ることに精進したいなと思っております」新木は「去年が酉年で年女ということで飛躍できる年にしたいという抱負を言わせていただいていたのですが、今年は戌年ということで犬のように伸びやかに自分らしく、色んな役に出会えればいいなと思います」と二人とも仕事に関しての抱負を掲げた。
また、イベント開催日が成人の日ということで当時の想い出を尋ねると玉木は「『ウォーターボーイズ』の撮影があったころがちょうど二十歳で。名古屋で成人式に出ました。うちの地元は変わっていて卒業した小学校に集まりました」、新木は「神奈川県なので横浜アリーナで。すごく大きな成人式なので友達がどこにいるのかもわからなくて見つけるのが大変でした(笑)」とそれぞれのエピソードを明かした。
また、新成人に対しての本作の見どころについて、玉木は「この映画は“純愛”というものがテーマになっているので成人を迎えたからといって純粋な気持ちを失ってほしくないというメッセージが届けばいいなと思います」と。新木は「大人の階段を登ったということで、色々な感情が湧き出てくる作品だと思います。作品を観て、また新しい自分を見つけていただければすごく嬉しいです」と新成人に向けてアピール。
2018年で芸能生活20周年となる玉木。「あっという間だったなと思いますし、まだまだ未熟で色んな経験をしてもっともっと大きくならないといけないなと思っています」と振り返り、今後の芸能生活についての抱負を「年相応であること。どんな役をいただいても、説得力がなければ伝わっていかないと思うので、その説得力を持たせられる生き方ができればいいなと思います」とベテラン俳優らしい抱負を掲げる。また芸能生活10周年となる新木は「まだ自分でも10年という実感がなく、本当にあっという間だったなと。これからもっともっと成長していかなければいけないなと思います」と次の10年への抱負を語った。
『悪と仮面のルール』
玉木宏 新木優子 吉沢亮 中村達也 光石研 村井國夫 柄本明
原作:中村文則「悪と仮面のルール」(講談社文庫)
監督・編集:中村哲平
脚本:黒岩勉
主題歌:Uru「追憶のふたり」(ソニー・ミュージック アソシエイテッドレコーズ)
2017年/カラー/5.1ch/138分
(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
企画制作:Plus D
配給・宣伝:ファントム・フィルム
公式サイト:http://akutokamen.com/
1月13日(土)、新宿バルト9 ほか全国ロードショー