第67回カンヌ国際映画祭正式出品作品
マッツ・ミケルセン主演 世界中の映画祭が熱狂したウェスタン・ノワール
マッツ・ミケルセンが体現する北欧のサムライ。
アクション満載の復讐劇『悪党に粛清を』に
”文化人”から絶賛コメントが続々到着!
2014年カンヌ国際映画祭に正式出品されるや大絶賛され、以降世界中の映画祭で熱狂をもたらしたウェスタン・ノワール『悪党に粛清を』が、6/27(土)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開。
本作で、妻子を殺されたことから孤独で壮絶な復讐劇に身を投じていく孤高の主人公ジョンを演じたのは、カンヌ国際映画祭男優賞受賞俳優であり、現在TVドラマ「ハンニバル」(スターチャンネルにて6月にシーズン1&2一挙放送)の主人公レクター役を演じ本作の熱狂的ファンの愛称で知られる「ファンニバル」を沸かせるなど今世界が最も注目する“北欧の至宝”こと国際的俳優マッツ・ミケルセン。19世紀の米国西部という法も秩序も通じない世界で尊厳と誇り、そして愛を取り戻すために冷酷なスナイパーとして銃を手にすることになる。先日初来日を果たした際、ミケルセン自身も『七人の侍』が好きだと語り、本作のことを「黒澤明監督からインスパイアを受けた歴史的なウェスタン」とも語っていた。
そんな、ミケルセンが体現する“サムライ”ぶりに、日本の各界を代表する“文化人”から早くも『悪党に粛清を』への“漢(おとこ)”な応援コメントが次々と寄せられている。
劇画家のさいとう・たかを氏。「この映画を観て黒澤明の『用心棒』を思い出した。『用心棒』では侍の袴が汚れているように、この主人公も砂埃にまみれすごくリアルだ。往年の西部劇とはひと味も二味も違う。こういう映画を長年待っていた。」と語り、制作者の意図を敏感に感じ取っている。
本作は、北欧出身の監督・出演者を中心に制作された異色のウェスタン・ノワールだが、その魅力について、作家の馳星周氏は「スカンジナビアン・ウェスタンに瞠目せよ。北欧の男たちによって、寡黙な西部のガンマンたちがよみがえった!」、小説家の矢作俊彦氏は「2人のデンマーク人がワイルドウエストに再構築したハムレットの源流。流浪の王子と荒ぶる神による復讐という名の宮廷史劇。優れたフィルムノワールは必ず神話に遡行する。」と称賛している。
映画界からも、「俺にとって『ダンス・ウィズ・ウルブズ』以来の西部劇。子供の頃からずっと観てきた西部劇。日本の時代劇ももうちょっと頑張らなきゃな。」(火野正平/役者)、「マッツ・ミケルセン。どこまでも寡黙に静寂の中、報復のため、ただただ銃口を向ける。こんな男(俳優)に今からでもなれるだろうか。最高でした。」(光石研/俳優)、「久しぶりの西部劇!虐げられた者たちの、怒りと哀しみに引きずり込まれました。」(降旗康男/映画監督)と続々到着。そして、スタイリストの北村道子氏からは、「乾いた画面から聞こえる存在の鼓動。月あかりのクローズアップ。コンポジションに息をのむ。異国のウエスタンからアメリカ合衆国の歴史が観えてくる秀逸なキャスティングの映画でした!」と、女性ならではの詩的なコメントが寄せられた。
その他にも、作家の貴志祐介氏、ゲームデザイナー/「メタルギア」シリーズ監督の小島秀夫氏、作家・軍事ジャーナリストの柘植久慶氏、小説家の樋口有介氏、漫画家の松本次郎氏など、続々到着。
映画の源流でもあり、王道の人気ジャンルである“ウェスタン”を真っ向から描き切った本作に対する賞賛である。このジャンルに余り慣れ親しんでない若い映画ファンも、TVなどでかつて見尽くしたオールドファンも、ぜひ本作が描く、復讐が新たな復讐を呼び起こす果てしなき死闘劇に圧倒されてみてはいかがだろうか?
★『悪党に粛清を』への絶賛コメント一覧
片岡愛之助(歌舞伎俳優)
腕力だけがものをいう非情な開拓時代の描写に圧倒されます。そして侍のように寡黙に己の筋を通すマッツ・ミケルセンの魅力全開。ラストカットが秀逸。単なるウエスタン、単なるノワールではございません。
貴志祐介(作家)
ここまで爽快な殺戮シーンは、めったに見られない。現代に蘇ったマカロニ・ウェスタンの最凶の後継者。
北村道子(スタイリスト)
乾いた画面から聞こえる存在の鼓動。月あかりのクローズアップ。コンポジションに息をのむ。異国のウエスタンからアメリカ合衆国の歴史が観えてくる秀逸なキャスティングの映画でした!
小島秀夫(ゲームデザイナー/「メタルギア」シリーズ監督)
子供の頃に夢中になった、血湧き肉躍るボクらの「西部劇」が帰ってきた!これぞ王道の「西部劇」! だからこその面白さ、ここに極まる。
さいとう・たかを(劇画家)
この映画を観て黒澤明の『用心棒』を思い出した。『用心棒』では侍の袴が汚れているように、この主人公も砂埃にまみれすごくリアルだ。往年の西部劇とはひと味も二味も違う。こういう映画を長年待っていた。
光石研(俳優)
マッツ・ミケルセン。どこまでも寡黙に静寂の中、報復のため、ただただ銃口を向ける。こんな男(俳優)に今からでもなれるだろうか。最高でした。
柘植久慶(作家・軍事ジャーナリスト)
人は復讐を空しい行為だと言う。だが、鑑賞し終えた直後のこの爽快感は何だ!
馳星周(作家)
スカンジナビアン・ウェスタンに瞠目せよ。北欧の男たちによって、寡黙な西部のガンマンたちがよみがえった!
樋口有介(小説家)
主人公はシブイしヒロインは絶世の美女。全編に哀愁もただよっていて、娯楽作品はやっぱり、こうでなくては。
火野正平(役者)
俺にとって『ダンス・ウィズ・ウルブズ』以来の西部劇。子供の頃からずっと観てきた西部劇。日本の時代劇ももうちょっと頑張らなきゃな。
降旗康男(映画監督)
久しぶりの西部劇!虐げられた者たちの、怒りと哀しみに引きずり込まれました。
松本次郎(漫画家)
シンプルイズベスト!余計な物はいらないのである! 西部劇好きなら思わずニヤリとしてしまう過去作品のオマージュの数々。ご当地ゾンビ映画ブームに習ってご当地西部劇映画ブームの先駆けになるのではと期待を抱かずにはいられない、そんな力作である事には間違いありません。
矢作俊彦(小説家)
2人のデンマーク人がワイルドウエストに再構築したハムレットの源流。流浪の王子と荒ぶる神による復讐という名の宮廷史劇。優れたフィルムノワールは必ず神話に遡行する。
『悪党に粛清を』
2014年カンヌ国際映画祭に正式出品し大絶賛され、以降世界中の映画祭で熱狂をもたらした、壮絶な復讐劇です。妻子を殺され復讐に燃える孤高の男にマッツ・ミケルセン、情婦役で謎の女に『007/カジノ・ロワイヤル』でマッツ・ミケルセンとも共演しているエヴァ・グリーン、復讐の相手でギャングのリーダーを演じるのは『レッド・ドーン』『ウォッチメン』のジェフリー・ディーン・モーガン。監督はマッツ・ミケルセンと同じデンマーク出身で『キング・イズ・アライヴ』がカンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品されたクリスチャン・レヴリング。ラース・フォン・トリアーやニコラス・ウィンディング・レフン、トマス・ヴィンターベアなど素晴らしい才能を持つ映画監督を数多く輩出しているデンマークからまた新たな才能が生まれました。
【STORY】
愛を奪われた男と声を失った女
1870年代アメリカを舞台にした壮絶な復讐劇!
1870年代アメリカ―。デンマークから新天地アメリカへ渡った元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は、開拓地で非情にも妻子を殺されてしまう。犯人を追いつめ射殺したジョンだったが、犯人が悪名高いデラルー大佐の弟だったことから怒りを買う。更にその情婦で声を失った謎の女も巻き込み、それぞれの孤独で壮絶な復讐がはじまる…。
出演:マッツ・ミケルセン(「ハンニバル」TVシリーズ)、エヴァ・グリーン(『300スリーハンドレッド 帝国の進撃』)、ジェフリー・ディーン・モーガン(『レッド・ドーン』)
監督:クリスチャン・レヴリング(『キング・イズ・アライヴ』)
配給:クロックワークス/東北新社 Presented byスターチャンネル
2014年/デンマーク・イギリス・南アフリカ/シネマスコープ/カラー/93分
原題:The Salvation
R15+
© 2014 Zentropa Entertainments33 ApS, Denmark, Black Creek Films Limited, United Kingdom & Spier Productions (PTY), Limited, South Africa
公式サイト:http://akutou-shukusei.com
6月27日(土) 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー