映画『あの頃、君を追いかけた』の公開初日舞台挨拶が、10月5日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の山田裕貴をはじめ、共演の齋藤飛鳥(乃木坂46)、松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐、遊佐亮介と、長谷川康夫監督が登壇した。
台湾で2011年に公開され、200万人を動員し大ヒットとなった、ギデンズ・コー監督が自伝的小説を自ら映画化した『あの頃、君を追いかけた』。本作は、そのリメイク版として長谷川監督の手で、舞台を日本に移し現代の物語として新たに撮り下ろした。お調子者な高校生・水島浩介が、クラスメイトの優等生・早瀬真愛に恋心を抱く様を描く青春物語。
公開を迎え、山田は「今日が初日というのが不思議な気分。3年くらい遠距離してる彼氏彼女に会う・・・みたいな、楽しみなんだけど何話していいかわかんないみたいで」と感無量な表情で心境を語る。
齋藤は「無事公開されてうれしいんですけど」と前置きし、「映画初出演ということで自分に対する不安が大きかったので、公開されないことにならないかなって・・・」とビックリ発言。それだけ緊張した映画出演と取れるも、山田は「なんてことを!」と、「公開されない」という言葉に異常に反応し「素晴らしかったですよね?」と観客に問いかけ、大きな拍手が送られホッと胸をなでおろしていた。
それぞれ自身が思う好きなシーンを聞かれると、山田は「真愛の回想シーン」を挙げ、齋藤は「んー…どんなシーンがあったっけ?(笑)」と天然ぶりを発揮(?)。それでも「山田さんが雨の中自転車に乗って『お前が好きだー!』と叫ぶシーンは美しいと思います」とコメント。松本は「海のシーンです」と答え、「みんなが横になって座って、将来の夢を語り合うシーンは撮影中から好きなシーンでした」と回想した。
また、初恋の人を10年間追いかける主人公にちなんで、「追いかけたいか、追いかけられたいか」という質問が。山田と齋藤だけが「追いかけられたいタイプ」と回答。その理由を山田は「追いかけるの疲れちゃうんですよね。学生時代は追いかけてたし、5回くらい告白したことあるんです」とし、「でも、僕は人が好きだから人全員に対して重いんです。作品に対しても重くて、家帰るとズンってなるんですよ。だから追いかけてもらえるとありがたいし、嬉しい」と話した。
一方、斎藤が「消去法というか…(笑)どっちも嫌というか、たぶん私は追いかけることができないタイプなんです。追いかけてもらうのがいいけど、追いかけてもらうと、申し訳ないなって思っちゃう。どちらでもないのかもしれない」と恋愛観を語ると、山田が「それは、関わらないでってこと?」とツッこむ。齋藤は「そんな冷たい感じではないですけど(笑)。そっとしておいて・・・って」と返し、会場を沸かせていた。
『あの頃、君を追いかけた』
<ストーリー>
10年前_。水島浩介は、クラスメイトの仲間たちとつるんではバカなことばかりをし、さしたる夢や目標も分からぬまま、お気楽な高校生活を送っていた。浩介の態度に激怒した教師が、クラス一の優等生・早瀬真愛を浩介のお目付け役に任命するまでは。真面目でお堅い真愛を疎ましく思う反面、胸がザワつき始める浩介。彼と仲間たちにとって、彼女は中学時代からの憧れだったのだ。やがて、教科書を忘れた真愛のピンチを浩介が救ったことで、2人の距離は一気に縮まっていく・・・。
【出演】山田裕貴 齋藤飛鳥 / 松本穂香 佐久本宝 國島直希 中田圭祐 遊佐亮介
【監督】長谷川康夫
【脚本】飯田健三郎 / 谷間月栞
【原作】九把刀「那些年、我們一起追的女孩」
【製作】『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ
【配給】キノフィルムズ
(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ
公式HP:http://anokoro-kimio.jp
10月5日(金)より全国公開中