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芳根京子のガッツに共演者たち絶賛! 岡田将生と久しぶりの共演はキスシーンからスタート!? 映画『Arc アーク』完成報告会

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映画『Arc アーク』の完成報告会が、6月2日、グランドハイアット東京にて行われ、主演の芳根京子をはじめ、共演の寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、風吹ジュン、小林薫と、石川慶監督が登壇した。

『愚行録』『蜜蜂と遠雷』などで知られる石川慶監督の新作映画『Arc アーク』は、人類にとって初めてとなる不老不死の世界を描いた、驚嘆と不思議(=センスオブワンダー)に彩られた壮大なるエンターテインメント作品。芳根京子が一人の女性の17歳から100歳以上を生き抜くという、キャリア史上最難関の役どころを繊細かつ大胆に演じきった。見た目は30歳のままではあるが、実際は89歳のリナを芳根京子、リナが勤めるエターニティ社の責任者エマを寺島しのぶ、エマの弟で天才科学者である天音役を岡田将生が演じ、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫が物語の重要なカギを握る人物として登場する。

まるで操り人形のように無数の糸のようなものを駆使して行う<プラスティネーション>をイメージし、ストリングスを張り巡らしたステージと照明で会場は劇中の雰囲気そのもの。

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30歳の姿のまま、年齢の変化を表現するという難しい役を演じた芳根は、「1人では作れなかった役だと思っています。いろいろ考えても想像がつかなくて、現場で感じたことを表現しました。石川監督とは、がっつり二人三脚で同じ歩幅でいろんな感情を共有しながらリナという女性を作っていきました」とじっくりと役を作っていった様子。また、「寺島さんの<プラスティネーション>をする姿が、カッコ良すぎて!焦りました(笑)」と称えると、寺島は「私の見せ場はここしかないと思い、必死でやりました(笑)。そして、リナに(”プラスティネーション”の技術を)引き継ぐわけだから、リナよりも絶対に上手くなきゃいけないと思って、プレッシャーがありながらも頑張りました」と語った。

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芳根を近くで見ていた寺島は、「芳根さんは本当にガッツがある。(上手くできるまで)悔し涙を流しながら頑張っていて、気づいたら深夜までなんてことも。私が止めないといけないくらい(笑)。でも、監督も芳根さんの魅力をもっと引き出そうとしていて、それに応えようとする芳根さんの姿がとても素敵でした」と称え、「頑張ったね」と芳根に優しく声をかけた。

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続いて、岡田も「この小さな体のどこからこんなにパワーが湧いて来るのだろうと思って、その姿がすごく美しかった。芳根さんを支えたいという気持ちで現場にいました」と振り返り「よく頑張ったな!」と芳根に微笑みかける。さらに「リナと天音として一緒に生きられたことは僕にとっても幸せな時間でしたし、芳根さんにとってもか幸せだったらいいなと思います」と伝えると、芳根も「私も幸せでした!」と返してニッコリ。

芳根と岡田は2度目の共演となるが、久しぶりに会ったので最初は緊張もあったそう。岡田は「この映画のクランクインのシーンがキスシーンだったんですよ。緊張しました(笑)」と告白。「役者としての信頼関係はあったけれど、リナと天音としては初めましてだったので、監督と3人で役柄としての関係を掴んでいきました」と述懐。

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一方の芳根は「天音役が岡田さん”かも”と聞いたとき、”かも”なんて言わないで、岡田さんでお願いします!って言ったんです。天音はリナにとってとても重要な役柄だし信頼している岡田さんでとても安心して撮影できました。癒しのマーさんです(笑)」と、岡田との共演を喜び、岡田も照れ笑い。

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長年ドラマや映画で夫婦を演じていている小林と風吹。小林が「現場で、風邪を引いちゃったんだけど、風吹さんがビタミン剤をくれて風吹さんの言う通りに飲んだら熱が下がって。本当にありがたかったです」とエピソードを明かすと、風吹も「隠れ妻のように支えました(笑)」と、まるで本物の夫婦のような雰囲気を醸し出していた。

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イベントでは、本作の内容にちなんで「永遠の命を手に入れたとしたら、100年後には何をしていると思う?」という問いに登壇者たちがフリップに書いて回答する企画も。
芳根は、「答え合わせをしたい」と答え、「劇中のリナと同じくらいまで生きて、果たしてリナと同じことを思うのか、答え合わせをしたいです」とすると、寺島は「そんなに生きなくて大丈夫」と回答。「もう十分かな、今を生き切ろうと思っているので」と言って、会場の笑いを誘った。

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岡田は、「自分の島を作りたい」とし、「自分といて楽しい人や、価値観の会う人を集めて『一緒にすみませんか』って仲間を探したいです」と説明。芳根が「どうぶつの森みたい(笑)」ツッコミを入れると、「そうだよね、自分も話していて途中で思った(笑)」と笑う岡田だった。清水は、「宇宙語を覚えて宇宙人と話したい」という答えで、「100年後ならばきっと宇宙にも行けるだろうなと」と目を輝かしていた。

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石川監督は、世界的SF作家ケンリュウ氏の原作を映画化するにあたり、「実写は難しいと言われていた原作。一番気をつかったのは美術。これだけの役者さんに集まってもらって演技は良いのに、SFだと世界観が作り切れてなくて残念に思うことがある。だから、この作品ではそんなことがないように作りこみました」とこだわりを述べた。

最後に芳根が「新たなジャンルの映画ができたなと思います。そんな作品に主演として参加できたこと嬉しいです。7年ぶりの主演作で気合いも凄く凄く入っています!美術もヘアメイクも衣装も全て美しくて、劇場で見ていただけると嬉しいです」と力を込めてメッセージを送り、イベントを締めくくった。

【0429(木)webAM8時解禁】『Arc アーク』本ポスタービジュアル

映画『Arc アーク』
【STORY】
舞台はそう遠くない未来。17歳で人生に自由を求め、生まれたばかりの息子と別れて放浪生活を送っていたリナは、19歳で師となるエマと出会い、彼女の下で<ボディワークス>を作るという仕事に就く。それは最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)する仕事であった。エマの弟・天音はこの技術を発展させ、遂にストップエイジングによる「不老不死」を完成させる。リナはその施術を受けた世界初の女性となり、30歳の身体のまま永遠の人生を生きていくことになるが・・・。

キャスト:芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり/倍賞千恵子/風吹ジュン、小林薫
原作:ケン・リュウ『円弧(アーク)』(ハヤカワ文庫刊 『もののあはれ ケン・リュウ短編傑作集2』より)
脚本:石川慶 澤井香織
音楽:世武裕子
監督・編集:石川慶
製作:2021映画『Arc』製作委員会 製作プロダクション:バンダイナムコアーツ
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2021映画『Arc』製作委員会
2021年/日本/127分/スコープサイズ/5.1ch

HP:http://arc-movie.jp/
Twitter:@Arc_movie0625  #Arcアーク

6月25日(金) 全国ロードショー!