音楽のみならず高い演技力で多くのファンを魅了するジュノ(2PM)。「東京タラレバ娘」「海月姫」「雪花の虎」などで知られる大人気女性漫画家であり、かねてより熱心な2PMファンで知られる東村アキコが原作に、彼の日本映画初主演作『薔薇とチューリップ』のプレミアム上映イベントが2019年1月20日(月)にパシフィコ横浜国立大ホールにて昼夜全2回にわたり開催された。
約90分の本編上映後、映画の余韻に浸る会場のファンの前には、シャツに紺のニットベストを合わせたアイビールックスタイルで愛らしさ満点のジュノが登場。つい今までスクリーンに映っていたキャラクター(それも1人2役!)とは違う素の姿で、それが恥ずかしいのか、しきりに手で顔を仰いでいたジュノ。「まずは明けましておめでとうございます」と新年の挨拶しつつ、「上映会のすぐあとなので、めちゃくちゃプレッシャーです。はぁ…」と、いつになく緊張している姿も心くすぐられた。
映画にちなんだトークイベントということで、最初のテーマは「『薔薇とチューリップ』ジュノが選んだベストシーン」。映画の中でジュノ自身が事前に3つのシーンを選び出したが、「これはただ僕が好きなシーンです。最高の3つじゃなく、フェイバリットの3つ(笑)」というセレクトに。そのお気に入りの3つは、劇中、彼が演じた平凡な留学生(ただし温泉好き)デウォンと世界的人気画家ネロが初めて出会うシーン、特別出演のチャンソンと演じたシーン、そして、デウォンがネロになりすますための指導を受けるシーン。
いずれも笑えるシーンで、「できるだけいろんな姿をお見せしたいと思って頑張りました!」と映画に対する思いも語ってくれた。 さらに、メイキング写真をもとに「ここでしか聞けない撮影秘話&裏話トーク」も展開。大真面目にある絵を描くシーンはとても恥ずかしかったそうで、メンバーにも見せたが「何をしてるの?」と呆れられたとか。
また、真逆の1人2役を演じるうえでの苦労や心構えも明かしてくれたジュノ。「眼差しの変化に気を遣いました。でも、2役どちらにも僕自身の姿が表現されていると思います!」と、 演じたキャラクターへの愛情、思い入れも示していた。また、エンディングで流れる主題歌「Nothing But You」は、ジュノ自身がこの映画のために新たに書き下ろし、自ら歌ったもの。 「映画におけるネロの気持ちを代弁したいと思って書きました。明るい希望を描きたかったんです」と、アーティストの顔もちらりとのぞかせていた。
映画の貴重な話をたくさん聞かせてくれた後は、ファンが参加するゲームコーナーも!ここでは、温泉マニアの役にちなみ、「効能を見抜け!きき湯ゲーム」と題して、3つの入浴剤が入った水槽のお湯に触り、肌荒れ、腰痛、冷え性など、それぞれの効能を当たることに。水槽に入った色とりどりにお湯に手を入れながら、「一体僕は何をしているんでしょう」と戸惑いが隠せない様子だったが、次第に本気になり、会場で選ばれたファンと組んで、最後は全問正解の快挙。「いろんな意味で面白いゲームでした!」と 本人曰く「不思議なゲーム」を楽しんでいた。
最後は、会場のファンをバックに記念撮影。「たくさんのプレゼントを皆さんに置いていきたいと思い、頑張りました。時間というものは早く経つものです。なので、僕も速く戻ってきます。それまでの間、ネロとデウォンを 見て、心の隙間を満たしてくれたらいいなと思います!」という言葉とともに、この映画をファンへの“贈り物”として残してくれたジュノ。最初から最後まで、めいいっぱい彼の魅力とファンへの思いが詰め込まれた映画&イベントだった。
映画『薔薇とチューリップ』は、5月3日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋、名古屋センチュリーシネマにて劇場公開、
「月刊!スピリッツ」(小学館)にて 2019年春連載スタートする。
公式サイト http://kandera.jp/sp/barachu/event/
ティザー予告:
© 2018 東村アキコ・小学館/ NBCUniversal Entertainment Japan
「月刊!スピリッツ」(小学館)にて2019年春連載スタート