小澤廉インタビュー！ 「B2takes!のメンバーと共演できて夢が叶いました！」 映画『BD ～明智探偵事務所～』

日本の推理小説・ホラー小説の草分け的存在であり、昭和の大文豪・江戸川乱歩。乱歩作品の中でもエンターテイメント性の高い「少年探偵団」シリーズを原案に完全実写映画化！事件を追う新米探偵の小林芳雄役を演じるのは、今年メジャーデビューで人気急上昇中の男性アイドル「B2takes！」の小澤廉。井上一郎役の寺坂頼我（祭nine.）とともに主演を務め乱歩のファンタジーな世界観を紡ぎ出した。さらに、事件を追う少年探偵団として主題歌を担当した「B2takes！」のメンバーも総出演！

この度、小林を演じた小澤廉がインタビューに応じてくれた。本作の出演を通してB2takes!のメンバーとして、また一人の俳優として熱い思いを語ってくれた。

― 本作の出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

大文豪・江戸川乱歩の歴史ある「少年探偵団」シリーズを原案とした作品で、主人公の小林を演じられたことは役者としてとても喜ばしいこと。その反面、責任感やプレッシャー、きちんと僕が抱いたイメージ通りに小林を演じられるかという不安もありましたが、（自身が所属する）B2takes！のメンバーも総出演しているので安心して撮影に臨みました。

― 冷静沈着で頭脳明晰な小林ですが、演じるうえで意識したことは？

小林は感情が表に出ないタイプの人間。冷静沈着ですが、それは過去に色々な経験があったからこそ。そのことを忘れずに演じていました。そして、頼我くん演じる井上に対しても「今のままでは誰も認めてくれないよ」ということを暗に伝えようとしている。実はこの二人は育ってきた環境に通じる部分もあり、小林は井上を昔の自分を見ているような感じで放っておけないんです。小林は明智先生と出会い、自身が経験してきた仲間の大切さなどを井上に伝えようとしていますが、最初から答えを与えるのではなく、井上が自分で気づくように促していく演技を意識しました。

― 寺坂さんと共演されていかがでしたか？

初めての共演でしたが、頼我くんは素直でまっすぐな人で、とても気が合いました。僕も前だけ見て突っ走るところがあるので、性格が似ているかもしれません(笑)。撮影の待ち時間に僕のしょうもないボケをしても、頼我くんがツッコミを入れてくれたり（笑）。撮影以外でも良い関係性を築くことができたので、演技の相談をしたり、何度もセリフ合わせをしたりすることができて、演じる上でもとても助かりました。

― 今回はB2takes!のメンバーも総出演というで、現場も楽しそうですね。メンバーと一緒に出演された感想は？

撮影現場では、B2takes!のメンバーが集まるとやかましかった･･･(笑)というか、賑やかでしたね。でも、僕がこれまで役者の仕事を頑張ることができたのはみんながいたからこそ。いつか、メンバー全員で“役者”としての仕事に挑戦したいと思っていたので、本作を通して僕の夢が1つ叶って嬉しかったです。

― 皆さん、それぞれ役にハマっていましたね！

一人一人が監督から事前に指示をもらって、それに基づいてにそれぞれが役を作り込んできていました。完成した映画からグループ結成当初とは違ったプロ意識を垣間見ることができました。演技未経験の人もいたので、正直少し心配な面もありましたが、映画を観てみたらそんな心配は必要ありませんでした。
でも、（森）勇翔の銀髪は違和感ありましたけどね（笑）。みんな個性的でしたが、特にわたるの芝居がめやくちゃ上手くて驚きました。わたるはお芝居の経験はなかったのですが、天性のものがあるんだな･･･と。IGUちゃんは身長が高いから、やっぱりスクリーンの中ですごく映えていて存在感がありました。あと、あつしの滑舌が悪くて心配だったんですが、セリフもしっかり聞き取れました。何テイクかしたのかな？(笑)。

― そのほか、前田希美さん、ベテランの小木茂光さんとの共演はいかがでしたか？

前田さんは、以前「Popteen ポップティーン」という雑誌でご一緒させていただいたことがあるのですが、その時とは全然違うイメージでした。演技に真っ直ぐ向き合っている彼女の姿に僕も刺激を受けました。小木さんとの共演は緊張すると思っていたんですが、小木さんはとても優しく接してくださいました。なので、むしろ「小木さんの演技に対して半端な芝居するなよ！」と、自分にハッパをかけていました。俺の100％をお見せしようという気持ちで挑みました。あと、監督がとても芝居にこだわりがある方だったので、細かいところまで追求しながら演じることができてとても楽しかったです。

― 本作では「少年探偵団」の絆も描かれていますが、小澤さんにとって「仲間」とはどんなもの？

僕は“親しき仲にも礼儀あり”という気持ちをいつも持っていますが、その上で気を使わない相手。裏切らない限りは無条件に味方をする。ちゃんと相手の話を聞いて、もし悪いところがあったら、きちんと叱ることができる上辺だけでない関係の人たちですね。
仲間であれば、叱ったからといって嫌われるという不安はないですから。自分の意思を隠さずに伝えてオープンに向き合うことができることが仲間の証だと思います。

― 今回、B2takes!として主題歌も担当されています。決まったときのお気持ちは？

映画の主題歌もグループとしての夢でした。メンバーが総出演するということで、（主題歌が）来るかな？という期待も少しありましたが(笑)、凄く嬉しかったです。とてもカッコいい曲になっています。これまでB2takes!がやってきた曲とはガラリと違うものになっていて、感情が溢れて止まらない、物語を語るような楽曲になっています。僕は高校のときに創作舞踊部に入っていたので、PVでもテーマを決めて踊りで表現するというモダンダンスの経験を活かすことができました。個人的にも僕がやりたかった最高の楽曲です。

― 劇中でもいいところでこの曲が流れてきます！

そうなんです！(笑)。監督も撮影現場で「あそこのシーンで曲流すんだ～」と言って、楽しそうでした（笑）

― 見どころ満載の本作ですが、小澤さんが特に印象に残っているシーンはありますか？

井上の過去のシーンもありますが、最後のほうに小林の過去も出てきます。小林の過去から感じ取るものがあると思いますので、そこを観たあとにもう一度本作を観てほしいですね。そして、あまり感情を表に出していない小林が、感情を爆発させるシーンは演じていて気持ちが良かったです。ラストの小林と井上の胸熱シーンはぜひ観ていただきたいです。

― グループ活動はもちろん、俳優としては映像のほか舞台でも大活躍の小澤さんですが、どんな俳優になっていきたいですか？

華のある役者でいたいなと思っています。華があるということは、生まれ持ったものもあるかもしれませんが、人の魅力はその人の生き方から出てくるもの。感謝の気持ちを忘れずに、色々な出会いを大切にして、人となりがわかるような深みのある役者になっていきたいです。役所広司さんのような俳優に憧れます。これからももっと成長していきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。

【小澤廉（おざわ れん）プロフィール】
1991年生まれ。神奈川県出身。 2013年にエンターテイメント集団B2takes!に加入。同年10月、『仮面ライダー鎧武/ガイム』のラット役でテレビドラマ初出演、俳優デビューを果たす。これを皮切りに舞台「あんさんぶるスターズ！on stage」 、 「おそ松さんon STAGE～SIX MENS SHOW TIME～」 など舞台を中心に活動。『ダイヤのA The LIVE』の沢村栄純役では主演を務め話題となり、いわゆる2.5次元俳優の一人として人気を博す。 映画では「ゲバルト」 （監督：山鹿孝起）、「マジックナイト」（監督：宮下健作）にも出演。 B2takes!としてのライブ活動の傍ら、タレント・俳優業もこなす人気急上昇のマルチエンターテイナー。11月15日より喜劇「おそ松さん」出演、12月1日より主演映画「新宿パンチ」公開がひかえている。

ヘア＆メイク／金田紗世子　スタリング／水野遼平
衣装協力：CURLY&Co.／417EDIFICE

映画『BD ～明智探偵事務所～』
＜ストーリー＞
ここは日本のどこか。現代なのか過去なのかも分からない不思議な世界で稀代の盗人・怪人二十面相とそれを追う名探偵・明智小五郎の攻防戦が繰り広げられていた。
そんな世界にひっそりと門を構える「明智探偵事務所」。主人である明智は二十面相の始末に追われ長らく不在。留守を預かるのは、助手の小林芳雄と彼を慕う井上一郎、そして何故かいつも事務所にたむろしている花咲マユミ。そんな折、行方不明の娘の捜索を依頼しに、一人の母親がやってきた。明智の留守を理由に断ろうとするも、彼女の哀願に心を打たれた小林は明智の代わりに依頼を引き受けることに……。

出演：小澤廉、寺坂頼我、飯山裕太　奥山ピーウィー　あつし　ＩＧＵ　しだっくす　中島拓斗　わたる　森勇翔、的場華鈴／前田希美／小木茂光　ほか
原案：江戸川乱歩「少年探偵団シリーズ」
脚本：赤松義正
監督：名倉良祐
主題歌：B2takes!「Not Alone」（キングレコード）
配給・制作プロダクション：キャンター
公式サイト：http://ranpo-project.com
ツイッター（@ranpo_project）
©2018「BD〜明智探偵事務所〜」製作委員会

2019年10月12日（金）より
ユナイテッド・シネマ豊洲 イオンシネマ名古屋茶屋 イオンシネマ宇多津他にて
全国順次ロードショー！！

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