今なお愛され続けている、ディズニー不朽名作アニメーション『美女と野獣』のプレミア吹き替え版キャスト発表会が1月31日、東京・マンダリン オリエンタル 東京で行われ、ベル役の昆夏美、野獣役の山崎育三郎をはじめ、総勢11名の日本語吹替版キャストが登壇した。
この日、発表されたのは昆と山﨑のほか、ポット夫人役に岩崎宏美、モーリス役に村井國夫、ガストン役に吉原光夫、ル・フウ役に藤井隆、ルミエール役に成河、コグスワース役に小倉久寛、マダム・ド・ガルドローブ役に濱田めぐみ、プリュメット役に島田歌穂、チップ役に池田優斗。ミュージカル舞台作品の制作発表と見間違うかのような豪華スターが勢揃いした。
発表会ではチェロとピアノの生伴奏でメインテーマ曲「美女と野獣」をキャスト全員の歌唱により披露された。
2011年に上演されたミュージカル『ロミオとジュリエット』の共演カップルでもある昆と山﨑。二人の息のあったハーモニーが映像の中でどう広がっていくか、大いに期待がかかるところだが、昆は「ビデオが擦り切れるほど何回も観ました。その『美女と野獣』が実写化され、エマ・ワトソンが(ベルを)演じると知った時に、なんてぴったりなんだろうと思ったし、いちファンとして、早く見たい!と思いました。そのベルの吹き替えさせていただけることになって大変光栄です。人生、何が起こるかわからないなという、うれしい驚きでした」と目を輝かせ、「世界中の女性が、音楽とベルの黄色いドレスに憧れたと思います。実写版でその世界観がどう描かれているのか、私自身楽しみにしつつ、ここにいらっしゃる皆さまと頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
山﨑も「幼い頃、サンタクロースに『野球のグローブが欲しい』と手紙を書いたところ、プレゼントされたのはディズニーのビデオだったというのが、ディズニーとの出会いでした。それからテープがちぎれるくらい何百回も観てきました」とディズニーとの思い出を語り、「『いつかディズニー作品の吹替をしたい』と思っていました。思い続ければ夢は叶うんだと、あらためて実感しています」と感無量な面持ち。
岩崎も「あこがれだったポット夫人を演らせていただくことになり嬉しいです」と頬をほころばせ、ル・フウ役の藤井は、早くもガストンの存在に落ち着かない様子。劇団四季出身であり、「美女と野獣」のベル役でデビューした濱田は「この作品は、私の中で切っても切り離せない、宝石のような作品です」とコメント。同じく吉原も同劇団でガストン役を経験済みだ。吉原は「僕は見た目で野獣役だと思っていたら、最後に(自分では)王子様になれないので、(野獣役は)ダメでした」と言って会場の笑いを誘う場面も。
また、同作のビル・コンドン監督からビデオメッセージが届き「本作はエマ・ワトソンやダン・スティーヴンスら豪華キャストが出演しますが、引けをとらないプレミアム吹替版キャストの声を聴いてとても興奮しています。特別な吹き替え版になると確信しています」と紹介され、キャストたちへエールが送られた。
これを受け、「身が引き締まる思いです。『プレミアム吹き替え版キャスト』と言っていただけるような作品にしていきたいです」と昆。山﨑は「この作品は単なる実写版ではありません。今後100年語り継がれるエンタテーメントになります。ぜひ男性にも観ていただきたい」と力を込めて語った。
映画『美女と野獣』
<ストーリー>
ひとりの美しい王子が呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらが散る前に、誰かを心から愛し、愛されることが出来なければ、永遠に人間には戻れない。そんな野獣の前に現れたのは村の美しい娘ベル。――その出会いは果たして奇跡を生むのだろうか?
監督:ビル・コンドン(「シカゴ」)
出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス
原題:Beauty and the Beast
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/beautyandbeast.html
4月21日(金)全国公開