Open Close

斎藤工&高橋一生「このご縁に幸せ!」と意気投合! 映画『blank13』初日舞台挨拶

  • DSC_0200

映画『blank13』の公開初日舞台挨拶が、2月3日、東京・シネマート新宿にて行われ、齊藤工監督はじめ、キャストの高橋一生、神野三鈴、リリー・フランキーが登壇した。

本作は、放送作家・はしもとこうじ氏の実話を基に、俳優の斎藤工が「齊藤工」の名義で世に放つ長編監督デビュー作。13年前に突然失踪した父が亡くなり、葬儀の参列者から語られる思い出話によって、本当の父の姿を知ることになる、ある家族の物語。主人公・コウジ役には、高橋一生。失踪した父親役をリリー・フランキー、母親役を神野三鈴、斎藤工自身も主人公の兄役で出演。音楽監督はミュージシャンで俳優の金子ノブアキが務めた。

DSC_0147

DSC_0150

齊藤監督は、映画公開を迎え「一生分の運を使い切ってしまったような喜び!」と満面の笑みを浮かべ、「独創的なセンスも、鋭い洞察力もあるわけでないですが、キャスティングも含め、奇跡的な出来事がたくさん起こった作品です。映画の神様が微笑んでくれました」としみじみ。

DSC_0128

DSC_0169

斎藤とは同世代で同じ俳優でもある高橋は「今回はあえて、分かりやすさを排除し、表面に出す演技を極力抑えていたが、それを工さんは信頼して見守っていてくれた。それが嬉しかったし、一緒にいてくれて心強かったです」と感謝の気持ちを伝える。さらに「作品に入る前に色んな話をする時間を設けてくれて、あるベクトルみたいなものが一緒なんだろうなと感じた」とコメント。「とてもご縁を感じ、幸せでした」と微笑んだ。

DSC_0102

神野も、「監督がいつも幸せそうな顔をしてくださっていて、とても嬉しかったし安心でした。大好きな人ばかりが目の前にいました」とニッコリ。すかさず齊藤も「僕こそ幸せで、感謝しかないです」と返した。

DSC_0107

一方、リリーは「遺影の写真をきれいに撮ってもらい、遺影のお芝居が半端ない!」と言って会場を沸かす。齊藤監督の話では、「遺影は少しピントを外した写真にしたんです」とのこと。リリーは「レスリーが撮ると、凄くカッコいい遺影になっちゃうからね」と笑った。

また、本作はゆうばり国際ファンタスティック映画祭“ゆうばりファンタランド大賞”受賞を皮切りに、海外でも高い評価を得て14か国、18映画祭に出品し、6冠を獲得している。
齊藤は「映画の上映が終わると、海外の年配の女性から『これは私の物語よ。どうしてわかるの?』と涙を流してハグをされたんです。それは何よりも嬉しい賞でした」と感無量の面持ち。

DSC_0156

DSC_0169

DSC_0220

DSC_0228

さらに、節分のこの日に合わせ「今年こそ呼び込みたい“福”」を発表した登壇者たち。高橋は「今日、この場に立たせていただいているのが幸せ。もう福を招いちゃっているんで・・・」と白紙のフリップをかかげ、登壇者をはじめ、客席をうならせる場面も。齊藤は「必要な人」と。「この映画が必要だったとおっしゃった人が何人かいました。数ではなく、必要な人にこの映画が届くことを願っています」と心を込めて思いを伝えていた。

DSC_0218

映画『blank13』
監督:齊藤工
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、佐藤二朗、リリー・フランキーほか
原作:はしもとこうじ
脚本:西条みつとし
音楽:金子ノブアキ
配給:クロックワークス
(c)2017「blank13」製作委員会
公式サイト:http://www.blank13.com/

シネマート新宿にて公開中
2月24日(土)全国順次公開