映画『BLEACH』の公開記念舞台挨拶が7月21日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、主演を務める福士蒼汰と、共演の杉咲花、吉沢亮、早乙女太一、小柳友、MIYAV、江口洋介と、佐藤信介監督が登壇した。
本作は、全世界で人気の漫画「BLEACH」を実写映画化。ユウレイが見える高校生・黒崎一護が、死神を名乗る・朽木ルキアから“死神の力”を与えられ、家族と仲間を守るため、人の魂を食う悪霊・虚(ホロウ)と戦うさまを描く、アクション超大作。黒崎一護役を福士、朽木ルキア役を杉咲が演じ、滅却師<クインシー>の生き残り・石田雨竜役を吉沢、死神・阿散井恋次役を早乙女、茶渡泰虎役を小柳、ルキアの義兄・朽木白哉役をMIYAVIが扮する。
観客の大歓声を受けながら、客席を通って登場したキャストたちは、上映後の盛り上がりぶりに満面の笑みを浮かべた。約2年間という月日を経て公開に至った本作について、福士は「やっと公開を迎え、このように皆さんに観ていただくことが出来てホッとしています。皆さんがどう思ってくれるのかが楽しみです!」と挨拶。
杉咲は「ちょうど2年前の今頃、毎日のように殺陣の練習をしていたことを思い出します」と懐かしみ、「無事に公開して皆さんのもとに届いたんだなと思うととても嬉しいです」と感慨深げ。
MIYAVIは「福士くんが演じる主人公・黒崎一護の何度やられても立ち上がる姿に色々なメッセージを感じてもらえれば」と伝え、江口は「この夏休みに観る最適なエンターテインメント映画に仕上がっています。盛り上がりによってはパート2もあるということなので、皆さんにかかっています!」と早くも続編へ期待を寄せた。
本作の見どころについて、福士が「登場人物が魅力的。一人一人のキャラクターの目線になって観ていただけるとおもしろいと思います。それぞれの想いで戦っているので、そこを感じてもらえらば」と明かすと、杉咲は「CGです」と即答。「虚<ホロウ>とか凄いんです!私たちは虚の顔が描かれたダンボールに棒がついたものを相手に演技していましたが、完成したものは想像以上でした。実際にはいないはずなのに、どこかリアリティがある。佐藤監督だからこそできたんだと思います」と、その完成度に驚きを隠せない。
吉沢も「俺もCGの話しようと思ってたんだけど・・・」と苦笑いしながらも、「アクションが凄いです」と答え、「死神の皆さんのアクションがド迫力。CGを駆使した派手なアクションが見どころです」と伝えた。早乙女は、「僕もアクションって言おうと思ったのに・・・」と悔しがりつつ、「キャラクターそれぞれの気持ち。なぜ闘うのか、心の闘いがいろいろな形で表現されている」とアピール。MIYAVIは「一護とルキアの感情の揺れ動きに注目してほしい。兄としてはいかがなものと思って観ていましたが(笑)。あとは、念入りに作り込まれているセット。本当に細部まで細かく作られていいるので、そういったところを見て欲しいですね」とコメントした。
小柳もCGによるセットに言及し、「前半戦に出てくる駅に、ぜひ注目してほしいです。本当は半分くらいは無くて、ほとんどCGなんですよ。リアリティが凄いです」と興奮ぎみに語ると、佐藤監督が「実は虚<ホロウ>より駅のほうが制作に時間がかかったんです。背景は全部CGです」と説明。さらに「本作は、青春群像劇ではありますが、“死神”というありえないような人たちの群像劇は他ではないと思います」と自信をのぞかせる。そんな現場の雰囲気を、福士は「意外とクールだった」と振り返り、佐藤監督について「監督は優しく包み込んでくれる温かさのある“ウォーム”な人なんですが、現場では常にiPadを持って台本やシーンのイメージを具現化したものを見せてくれて、緻密さやスマートさがあって“クール”な部分もありました」と分析していた。
また、この日登壇していないが長澤まさみや真野恵里菜といった豪華キャストも参加している本作。福士は「真野さんもご結婚されて、おめでたいな~」とニッコリ。小柳は真野との共演シーンが多く、「スモークを焚いていたシーンでは、髪の毛がバリバリになっちゃって。髪のケアについて女子トークしてました(笑)」とエピソードを披露する場面も。
終盤では撮影を振り返り「今だから言える○○は?」という質問にフリップで回答する登壇者たち。杉咲は吉沢に「会話ができて嬉しかった!!」と。「福士さんから『吉沢くんはすごく人見知りだよ』と聞いていたんです。でもクランクアップの日に話しかけてくださって嬉しかった」と明かすと、吉沢は「話さないと・・・と思って、『何が好きなの?』って聞いたら『かき氷です』って(笑)。かわいかったです」と微笑んだ。吉沢は、小柳に「ごめんなさい」との答え。「以前にも共演しているので普段から話すんですが、なぜか初号試写で久しぶりに会ったとき、何話していいかわからなくなっちゃって・・・あまり話せなくてごめんなさい」と謝った。小柳は「そんな亮くんもかわいかったよ」と言って笑顔で返していた。
福士は一護の父親役を演じた江口に「盛り上げ役」と掲げる。「寡黙な印象があったんですけど、とっても気さくな方で」とし、「大先輩なんですけど、テレビ番組でも盛り上げてくださって。ありがたかったです」と感謝の気持ちを伝えた。
一方、早乙女は「ドキドキ…ドキドキ…、あ、ドキドキ…」とフリップを読み上げ、意味不明?な答えが。その理由を「10代の頃からMIYAVIさんの音楽を聴かせていただいていて…ファンでした」と緊張した面持ちで告白。MIYAVIは笑顔で「なんで言ってくれなかったの!(笑)」と驚いていた。
最後に、福士が「色々な感覚になれる映画だと思います。アクションはもちろん素晴らしいですし、青春映画でもあります。この夏休みは、この映画を観てホットで明るく元気になってくれたら嬉しいです!」と熱く投げかけ、舞台挨拶を締めくくった。
<ストーリー>
幽霊が見えること以外は普通の高校生、黒崎一護(福士蒼汰)。そんな彼の平和な日常は突然、壊れた。人の魂を喰らう巨大な悪霊・虚<ホロウ>が現れたのだ。自身と家族の命が狙われる中、死神と名乗る謎の女・朽木ルキア(杉咲花)が現れ、一護たち家族を守ろうと必死に虚と抗戦するが重傷を負ってしまう。絶望的な状況下で、ルキアは最後の手段として、本来は人間に分け与えてはいけない死神の力の一部を一護に渡すのだった…突然、高校生兼死神代行という使命を背負うことになった一護。悪霊<ホロウ>との闘いに身を投じるなか、更に命を狙う謎の死神たちが目の前に現れるのだったー。
出演:福士蒼汰 杉咲花 吉沢亮/真野恵里菜 小柳友/田辺誠一 早乙女太一 MIYAVI/長澤まさみ 江口洋介
監督:佐藤信介
脚本:羽原大介 佐藤信介 音楽:やまだ豊
原作:「BLEACH」久保帯人(集英社ジャンプ コミックス刊 )
主題歌:[ALEXANDROS] 「Mosquito Bite」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
製作:映画「BLEACH」製作委員会
制作プロダクション:シネバザール
配給:ワーナー・ブラザース映画
©久保帯人/集英社 ©2018 映画「BLEACH」製作委員会
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/bleach-movie/
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