映画『ブルーピリオド』の初日舞台挨拶が、８月９日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の眞栄田郷敦をはじめ、共演の高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりと、萩原健太郎監督が登壇。サプライズで眞栄田の両親役を務めた石田ひかりと、やす（ずん）が登場し、会場を盛り上げた。
山口つばさの大人気傑作漫画「ブルーピリオド」を原作に萩原健太郎監督の手で実写映画化。本作は、からっぽだった高校生が1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。
主人公で、周囲の人望も厚く成績優秀だが、空気を読んで生きる日々に物足りなさを感じている高校生・矢口八虎を眞栄田郷敦、八虎が美術部に入るきっかけを作った人物で、自分の『好き』について葛藤する女性的な容姿の八虎の同級生ユカちゃんこと鮎川龍二を高橋文哉、八虎の最大のライバルで、驚異的な画力を持つ天才高校生の高橋世田介を板垣李光人、八虎が苦難にぶち当たるたびに乗り越えるきっかけを与えてくれる存在で美術部先輩の森まるを桜田ひよりが、個性的なキャラクター達を演じ、美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく姿を描き出す。
公開を迎え、興奮を隠せない眞栄田は「昨日は寝られなくて･･･５時くらいに寝て、寝坊しました(笑)」と言いながら「ドキドキしています。嬉しいです！」と公開を喜んだ。
「本作で特に熱かったシーン、刺さったセリフは？」と問われると、眞栄田は「お母さん、お父さんとの家族のシーンは演じていても、（映画を）観ても凄く刺さりますね。セリフでは森先輩が一番最後に一言いうセリフが好きです」としみじみ。
高橋は「『悔しいと思えるなら、まだ戦えるね』と、八虎にいうセリフ」を挙げ、「ユカちゃんがそう言える人間となり大きく進んだ。そこでユカちゃんを理解できたし、八虎に１つギアをかけられたんじゃないかなと思います」と振り返る。眞栄田も「役としても、役者としても、あそこでグッと距離が縮まったかなと思います」と同調。
板垣は「世田介の『ツンツンツン、デレ、ツンツン』なところの“デレ”のところが可愛いらしいと思ったので、熱く演じました」と答え、桜田は「学校から予備校に変わったときに空気感が変わった。一人ひとりの熱さにより一層引き込まれた感じがしました」と述懐した。
また、このメンバーだからこそできたこと、その思いを聞かれ、眞栄田は「それぞれの役がそれぞれじゃないとできなかったと思います。八虎と僕自身を引っ張ってもらって、このメンバーで良かったなと思います」と共演者たちに感謝。
高橋は「現場ではそれほど話すことはなかったけれど、プロモーションで毎週のように会うようになって、最初のときと今の空気感は違うと思います」と日を追うごとに絆が強くなっていったことを述べ「今は安心できる、今後もまた一緒に」と目を輝かした。
そして、イベントではサプライズで母親役の石田と父親役のやすが登場！ どうやら、登場時にやすが客席にいたことを察知した眞栄田たちは、石田の登場に飛び上がって驚く。
眞栄田に花束を贈った石田は「夢を追う若者の情熱や苦悩、それを支える人たちのカッコいい物語が監督のおかげで出来上がり、またその一員になれたことを嬉しく思います」と語り、「郷敦くんの“本当に僕は絵が好きなんだ”というシーンは今でも思い出します。郷敦くんがまっすぐに私を見て、必死で訴えかけてきたお芝居は本当に素晴らしくて、この顔が見えているのは世界で私だけなんだなと思いながら親子を演じていました」と回顧。
眞栄田も「ぶつかりあうシーンもありましたが、お母さんのことは大事で。自分のお母さんと重なるところもあって、自然と気持ちが入っていきました」と、八虎の母と自身の母を重ねていたという。
そこで、「お父さんは？」と尋ねられるも「今日はお仕事していると思います」「（登壇しなくても）いいです」と、登壇を拒むも、やすが登場し「息子がお世話になっております。僕も公開して嬉しいです」と笑顔を振りまき、和やかな雰囲気で会場を包み込んでいた。
最後に、眞栄田が「１つのことに一生懸命向き合ってきた人であれば、誰にでも刺さるものがある映画だと思います。登場人物に感情移入してもらいながら、好きなことに向き合い、やりがい、苦しみを感じてもらいながら、自分や大切な人に置き換えてもらえれば。そして、このメンバーでたくさん宣伝をさせていただいて、映画を作るときも素晴らしスタッフの皆さん、関係者の皆さんで全身全霊でやってきました。あとはヒットしてほしいという思いです！」とメッセージを送り、舞台挨拶を終了した。
＜STORY＞
生きてる実感が持てなかった。あの青い絵を描くまでは―これはからっぽだった俺が、初めて挑む物語。
ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。
悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた。その時、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を持ちはじめ、どんどんのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが…。
立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁。経験も才能も持ってない自分はどう戦う！？
苦悩と挫折の果てに、八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか。
＜INTRODUCTION＞
「マンガ大賞2020」受賞！国内外で絶賛された傑作漫画が、今最も輝く若手俳優陣で実写映画化！
眞栄田郷敦×高橋文哉×板垣李光人×桜田ひより
「マンガ大賞」「このマンガがすごい！」など国内外から称賛され、発行部数700万部を超える傑作漫画が待望の実写映画化！
周りの空気を読んで流れに任せて生きてきた高校生が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に全てを賭けて挑んでいくー
好きなことに真剣に向き合う主人公の挑戦に、胸が熱くなる感動の物語。
主演には話題作への出演が絶えない眞栄田郷敦を迎えて、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりと実力と人気を兼ね備えたキャスト陣が個性豊かなキャラクターを熱演。『サヨナラまでの30分』『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎が監督を務め、新進気鋭のスタッフと共に情熱の物語を創り上げた。
眞栄田郷敦
高橋文哉 板垣李光人 桜田ひより
中島セナ 秋谷郁甫 兵頭功海 三浦誠己 やす(ずん)
石田ひかり 江口のりこ
薬師丸ひろ子
原作：山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
監督：萩原健太郎
脚本：吉田玲子
音楽：小島裕規“Yaffle”
製作：映画「ブルーピリオド」製作委員会
制作プロダクション：C＆Iエンタテインメント
配給：ワーナー・ブラザース映画 ©山口つばさ／講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
公式X：＠blueperiodmovie
公式Instagram：＠blueperiod_movie
TikTok：＠warnerjp
公式HP：blueperiod-movie.jp
#映画ブルーピリオド
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情熱は、武器だ。
