映画『ボヘミアン・ラプソディ』のジャパンプレミアが、11月7日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、来日中のキャスト、ラミ・マレック(フレディ・マーキュリー役)、グウィリム・リー(ブライアン・メイ役)、ジョー・マッゼロ(ジョン・ディーコン役)が出席した。
伝説のロックバンド・クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの生き様を28曲の名曲と共に贈る映画『ボヘミアン・ラプソディ』。11月9日に日本公開を迎え早くも、全米を始め世界50ヶ国でNo.1を記録し、現代に新たな伝説を残している。この日、残念ながらロジャー・テイラー役のベン・ハーディは、現在撮影中の他の映画のスケジュールの関係で来日が叶わなかったが、ラミ、グウィリム、ジョーの3人は笑顔で登場。この日、映画のイメージに合わせたパープルカーペット”を闊歩し、日本のファンたちに手を振って応えていた。また、パープルカーペットには、クイーン大好きの日本人ゲストとして、クイーンのモノマネをする芸人のスベリー・マーキュリー、リップシンクパフォーマーのフレディをはじめ、モデルの菊川リサ、松山亜耶、元SKE48の平松可奈子、ミスFLASH2018の保崎麗、お笑い芸人のひょっこりはん、ダイアモンド☆ユカイ、ROLLYらも出席し、イベントに華を添えた。
その後行われた舞台挨拶では、「ウィー・ウィル・ロック・ユー」の音楽とともに、ラミ、グウィリム、ジョーが登場。大歓声が沸き起こり熱い歓迎を受けたラミは「日本は一番最初にクイーンを愛してくれた国。フレディの資料写真を見ると日本から持ち帰ったものがたくさんあって、日本文化をどれだけ愛していたかわかるんだ。必ず日本に来なければいけないと思っていたので、僕も日本のファンと分かち合うことができてとても嬉しいよ」と満面の笑みを浮かべ、「初めてクイーンが来日したときのように、映画も温かく迎えてほしい」と語った。
グウィリムも「ずっと日本に来たいと思っていたんだけど、初めて日本に行くのはきっと旅行だろうと思っていたんだ。だけど、今回素晴らしい映画を分かち合うために日本に来れて凄く嬉しい」とニッコリ。ジョーは「実は、撮影の1日目に、この映画のプロモーションで日本に行くことができたら凄いね・・・と話していたんだ。それが叶って、本当に夢のようだよ」と来日を喜んだ。
本作では、クイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーとの音楽総指揮を執っている。ラミは「ロジャーとメイは、この作品の最終決定権を持っていたんだ。私のような、まだ何者でもない若い男をフレディとして受け入れてくれたことが凄く嬉しかった。そして僕たちを抱きとめ温かく迎え入れてくれたんだ。今はメイとロジャーが自分の友人だと言えることが光栄だし、フレディの妹も、友人となった。クイーンのレガシーに貢献できていたら嬉しいし、何よりも2人がこの映画を楽しんでくれて、やった甲斐があったよ」と明かす。
グウィリムも「ネタバレにならなければいいんだけど・・・」と前置きをしつつ「ライヴ・エイドのシーンを撮影するのは本当に怖かった。そのために5週間もリハーサルをした。その初日にブライアンが来て、僕らのパフォーマンスを『良かったよ!でも、君はロックスターなんだから、もっと自分のエゴを見せていい』と言ってくれて。世界で偉大なロックスターに“君もロックスターだ”と言われて、素晴らしい瞬間だった!」と、興奮を隠せない。
一方、ジョーは「実際に彼らに初めて会う日は、恐怖で隠れようかと思ったよ」と緊張の様子を話すも「でも、実際に会うとハグをしてくれて温かく迎えてくれたんだ。メイとロジャーは自分たちを演じている部分だけを見ているのかなと思ったら、そうではなくてジョンの役まですごく配慮をしてくれた。そして『必要なことがあったら何でも言ってくれ』と言ってくれて・・・。常に彼らの支持を感じながら演じることができたんだ」と感謝の気持ちを吐露。さらに「彼らが撮影中の僕らを携帯で撮っていて。まるでファンのように。いやいや、僕らがファンなんだよ!って思ったよ(笑)」とエピソードを披露し、嬉しそうに笑った。
また、それぞれクイーンの中で好きな曲を聞かれると、ラミは「アンダー・プレッシャー」、グウィリムは「ドント・ストップ・ミー・ナウ」、ジョーは「サムバディ・トゥ・ラブ」と答えた。すると、ラミが思い起こしたように「ボヘミアン・ラプソディ!!」と本作のタイトルとなった曲を挙げてアピールし、会場を沸かせる。
最後は法被を着て鏡開きで本作の大ヒットを祈願。ひょっこりはんが運びこんだ樽に「ウィー・ウィル・ロック・ユー」の「ROCK YOU!」の合図に合わせて木槌を振り落とし、大歓声に包まれたままイベントを終了した。
<ストーリー>
ワンフレーズを耳にすれば思わず心が躍りだす名曲で、世界中を魅了する伝説のバンド〈クイーン〉。そのリード・ヴォーカルにして、史上最高のエンターテイナーと讃えられたフレディ・マーキュリーの生き様を映し出すミュージック・エンターテイメントが誕生!世間の常識を打ち破る革新的な音楽を次々と生み出し、スターダムを一気に駆け上がったフレディと仲間たち。今なお語り継がれる劇的なパフォーマンスを披露した彼らの華やかな活躍の裏には、誰も知らないストーリーがあった……。
「これは伝記映画ではなく、硬い岩から掘り出されたような純粋なアートだ。家族や人間関係、希望に夢、悲嘆や失望、そして最後には勝利と達成感が、誰にでも共感できるような物語として描かれている」と語るのは、クイーンの現メンバーで、本作の音楽プロデューサーを務めるブライアン・メイ。同じくメンバーのロジャー・テイラーも音楽総指揮を務め、劇中では、フレディ自身の歌声を使用した28もの不朽の名曲が鮮やかに蘇る。崩壊寸前だったバンドが挑む20世紀最大の音楽イベント”ライヴ・エイド”。永遠に語り継がれるラスト21分のパフォーマンスに込められたフレディとメンバーの想いと秘められた真実が観る者の魂を熱く震わせる——。
【スタッフ・キャスト】
原題:Bohemian Rhapsody
監督:ブライアン・シンガー
製作:グラハム・キング/ジム・ビーチ
音楽総指揮:ブライアン・メイ(クイーン/ギター)/ロジャー・テイラー(クイーン/ドラム)
出演:ラミ・マレック/ジョー・マッゼロ/ベン・ハーディ/グウィリム・リー/ルーシー・ボイントン/マイク・マイヤーズ/アレン・リーチ
全米公開:11月2日
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/
11月9日(金) 全国ロードショー