11月30日、明治安田生命ホールにて『僕らのごはんは明日で待ってる』の完成披露試写会が行われた。ラブストーリー初主演のHey!Say!JUMP中島裕翔、non-no専属モデルでCMやドラマでも活躍ている大注目の新星新木優子、『箱入り息子の恋』を手掛けた市井昌秀監督が登壇した。
『最低も再考も乗り越える、7年越しの“うるキュン”青春ラブストーリー』と銘打った今作は、高校生から社会人までの7年間を中島と新木が演じる。完成披露試写会にはファンが駆けつけ彼らが登壇する前からソワソワした空気が流れていた。
客席の合間を通っての登場に会場は割れんばかりの歓声。会場は一気に熱気に包まれ、登壇した3人より挨拶。
MCよりネガティブな役だと紹介された中島は「実際にもネガティブな中島裕翔です」と会場の笑いを誘った。続いて「今日はこんなに集まっていただいてありがとうございます。自分がやらせていただいた映画の完成披露試写会舞台挨拶という機会を迎えることができて本当に至極ありがたく感じております。」と感謝の言葉を述べた。
ポジティブなヒロイン小春役の新木は「ヒロインの村上小春を演じました新木優子です。今日はたくさんの方に集まっていただいてうれしく思っています。最後まで楽しんでいっていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!」とはつらつとした挨拶。
今作を手掛けた市井監督は「市井です。ものすごい個人的なことなんですけど、前回の作品の『箱入り息子の恋』もこの会場で完成披露試写会をやったので、帰ってこられた!という感じでものすごい感無量です。去年の11月末位から準備を始めていたので、もうここまで来たのかと嬉しいです。スタッフキャスト一丸となって作った映画になっています。楽しんでいただけたらと思います。ありがとうございます。」と今作に込めた思いを語った。
二人をキャスティングした決め手について問われた市井監督は、「中島くんはここで見るとキラキラしていると思うんですけど、役者・中島くんとすると、その辺にいそうな感覚を持ちつつ男前なのにいそうな感じというのがいいのと、どこか影を感じるところが、いつも黄昏てばかりいる亮太に被るところがあります。小春は笑顔の素敵な女性で、新木さんはCMで笑顔を拝見させいただいているんですけど、映画では小春としての笑顔が本当に素敵だと思っています。」と、役柄にマッチしたキャスティングであったことを明かした。
市井監督に「影がある」と見透かされていた中島は、「普段は影の部分を見せないように生きているんですけどね。スケスケです。シースルーネガティブ・・・」と、新しい言葉を生み出し、会場を沸かせた。
亮太はネガティブ、小春はポジティブですが、撮影中にお互い感じたことは?と問われると中島は「(新木さんは)ベースは明るい方なので、現場に入るとパッと花が開くというか、大変な撮影でも癒されている感じだったんですが、1月にどうやって春を演じろというのかというくらい寒い日にソフトクリームを食べるシーンがあって「暑い暑い」って言いながらソフトクリームを食べている姿がポジティブだなぁと思いました。」と。それを受けて、新木が「想像の世界ではあったかかったんですけど、実際はとても寒くて中島さんは一口食べて手を止めてしまってズルかったんですよ!」とエピソードを披露。
現場での二人はいかがでしたか?と問われた市井監督は「現場で二人で休憩中に話しているときに亮太と小春になっている感じがあったかーい気持ちになりました。」と普段から仲の良かった二人の姿を明かした。
彼女が作ったあまりおいしくない料理の感想についての話題になると、市井監督は「言いますね。この年になると結婚とかも考えたりするので」と大人の意見が。中島が新木に「実際言ってほしい?」と覗き込むように聞くと、「明らかに失敗したとわかっているときは言ってもらったほうが気が楽になるけど、一生懸命作ったときは、おいしいって言ってもらったほうがいいかな?」と新木が答えると、中島も「作ってもらえることに愛情を感じられたらいいですよね。」とニッコリ。
MCから「中島さんは言えますか?」という問いにも「う~~~~ん、言えないかも・・・でもやんわりと伝えた方がいいかなぁ」と普段着の中島の顔をのぞかせた。
最後の挨拶として市井監督より「日常をじっくり描いた作品なんですけど、壁ドンとかありませんけど、淡々とした日常でもたくさんの変化にあふれていてそういったことを一つずつ丁寧に描いた作品となっていると思います。皆さんにとって明日ちょっとでも元気になる糧となるような映画になってくれたらいいなと思います。」とこの映画への思いが語られた。
主演の中島は「派手なキュンとするようなドSな男の子が出てくるわけでもないですし、壁ドンとか、あごクイとか一切ないんですけども、だからこそ感じられる人と人との心の通い方だったりそれを取り巻く環境だったりとか人が日常生きている普遍性の中で感じられる心の機微を見つめられるあったかい作品になっていると思います。皆さん(今作を)観たら『よかったよ』と、ぜひ周りの人に伝えていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。」とメッセージを伝え、舞台挨拶を締めくくった。
退場する際に、サプライズで天井から降ったたくさんの風船でいっぱいの舞台上をもどかしく歩く新木にそっと手を差し伸べた中島。客席からは歓声が上がり、紳士的な中島の姿にファンは“うるキュン”したに違いない。
◆「キャストを“うるキュン”させようキャンペーン」概要
あなたのまわりで起こった、思わずうるうる&キュンキュンしてしまったエピソードを募集!投稿フォームからお近くの劇場を選び、TwitterまたはFacebookでエピソードを投稿すると、公開劇場のスタッフが、各地域の代表となる“うるキュン”エピソードを選定。その後、公式サイトにて12月29日~2017年1月3日まで“うるキュン”エピソードの一般投票を実施、投票を集めた各地域の代表“うるキュナー”には映画オリジナルグッズがプレゼントされるとともに、中でも最も投票が多かった“ベストうるキュナー”には、世界にひとつのオリジナルグッズを進呈!さらに、“ベストうるキュナー”の近くの劇場に1月16日(月)中島裕翔、新木優子が舞台挨拶に登壇!“ベストうるキュナー”はその舞台挨拶の招待券がプレゼントされる。
▼詳細はこちらよりご確認ください。
特設サイト:https://buzzes.jp/special/bokugoha/
募集期間:12月25日(日)AM12:00まで(現在実施中)
<ストーリー>
無口でネガティブな亮太。太陽のように明るく超ポジティブな小春。性格は正反対だけど、運命の恋だった。二人が大学生になったある日―突然、小春は亮太に別れを切り出す。実は、小春は亮太に言えない秘密を抱えていた。別れの理由がわからないまま、亮太は何度も真っ直ぐな想いを伝えるが、小春はまったく取り合わず―。社会人になったある日小春の隠す真実を知った亮太は彼女のもとに再び走り出す。出会いから7年、運命の恋が再び動き始める――!
出演:中島裕翔 新木優子 美山加恋 岡山天音 片桐はいり 松原智恵子
監督・脚本:市井昌秀
原作:瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」(幻冬舎文庫)
配給:アスミック・エース
主題歌:『僕らのために…』
作詞:ケツメイシ
作曲:ケツメイシ & 小松一也
歌:ケツメイシ(avex trax)
公式サイト:http://bokugoha.com
(C)2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会
2017年1月7日(土)TOHOシネマズ 新宿ほか
全国ロードショー