“マンガ大賞”“このマンガがすごい!”で連続ランクイン、高い評価で一気に話題となり映像化のオファーが50件以上殺到。映像化権争奪戦となった三部けい原作の超話題のミステリー『僕だけがいない街』の実写映画化作品がついに全国公開し、大ヒットスタートとなりました(3月23日時点で4.4億突破、動員35万人突破)。
映画界をリードする若手実力派の藤原竜也と有村架純の初共演が実現した本作は、自分の身に降りかかる〝事件〟を食い止めなければ、何度も同じ時間を繰り返してしまう【リバイバル】という現象に巻き込まれた主人公・藤沼悟が、18年前に起きた小学生連続誘拐殺人事件の真犯人を突き止めるミステリー。
大切な人を守るため事件に巻き込まれていく藤沼悟を藤原竜也が熱演し、過去の事件から心を閉ざした悟に希望をもたらすヒロイン、片桐愛梨を有村架純が魅力たっぷりに演じている。
ただのミステリーにとどまらない、優しさとせつなさに満ち溢れたドラマティックな感動を呼ぶ物語が、“泣ける!”として話題となっている“僕街”。19日の映画公開以来、10~20代の男女を中心に好調な出足となり、大ヒットとなりました。コミックスの部数も女性読者の購入も急増するなど、映画、漫画、アニメとが相乗効果となって大きな“僕街”現象を巻き起こしている。
3月24日(木)、映画の大ヒットを記念して、キャスト登壇による舞台挨拶を実施。映画の中でカメラマンを志すヒロイン役を演じた有村架純には、報道陣とともに藤原竜也を写真撮影してもらい、映画のキャッチコピーである、“あの日をもう一度生きることができたなら、今度は手を離さない。”にちなみ、藤原と有村には絶対に手を離さないようしっかりと手をつないで、フォトセッションを実施した。はたして、藤原は、照れずに撮影に臨むことができるのでしょうか?!
以下、イベント実施レポート
映画『僕だけがいない街』を鑑賞後、興奮が冷めやらず熱気に満ちた会場に、はち切れんばかりの拍手とともに「大ヒットおめでとう!」という声援に迎えられ、藤原竜也、有村架純、平川雄一朗監督が登場。
3月19日(土)より公開の本作は、既に興行収入が4億円を突破し大ヒット(3月23日時点で4.4億突破、動員35万人突破)!藤原は「こんなに温かく受けいれてもらって本当に感謝しています。大ヒットがあんまり実感ない。大変な思いをして撮ったものが、多くの人々に受け入れてもらえてすごく嬉しいです。たくさんの人に集まっていただきありがとうございます」、有村は「公開してまだ間もないのにこういった形で舞台に立たせていただけるのが嬉しいです。これからも観ていただける機会が増えていけば嬉しいです」、平川監督は「お越しいただいて、映画を観ていただいて本当にありがとうございました。色々な思いがあるかと思いますが、一人でも多くの人に伝えていただいて広がっていくことを祈っています」と現在の心境を明かした。
男女の隔たりがなく幅広い世代から支持されている本作。特に10代後半から20代の支持を受けていて、リピーターも多いとMCから伝えられると、藤原は「ありがたいことです。原作にこれだけファンの方がいる作品ですから、監督が仰ったと思いますが、色々な意見がみなさんあるかと思います。良いことも悪いことも感想を監督にぶつけていただければと思います(笑)。色々な意見がある中で、映画は観ていただいて初めて成立するもの。年齢問わず幅広い世代に観ていただけるのは非常にありがたいことです」と答え、有村さんは「自分と近い年の方々に観ていただいているので親近感があります。原作ファンの10代20代の方に来て頂いているのかなと思いました」、平川監督は「若い世代に指示いただけると考えていなかったから嬉しい」と感謝しきり。
MCに本作の大ヒットの理由を問われると、藤原「これはやっぱり架純パワーにつきる(笑)!」と満足げに答え、藤原と平川監督は「ありがとう!」と合いの手を入れた。有村は「(私は)何もやっていないので(笑)。原作ファンの人が期待して観にきていて、竜也さんファンの人がたくさん足を運んでくださっていると思う」と大ヒットの理由を分析した。
また、作品を観た観客からはSNS上で「泣けた!」との声が多い本作。藤原は「架純ちゃんとの河原のシーン。大変な撮影をしていたので印象的。平川監督の子役時代の幼少期の見せ方がうまい。クリスマスツリーじゃないけど満天の星の下で木を見上げるシーンが非常に印象的だった」、有村は「私も2月なのにクリスマスツリーといって、二人(の距離)が近づいてくるところ。加代ちゃんが悟の手を合わせて手袋のサイズをはかるシーンにすごくキュンキュンしました」、平川監督は「嬉しいですね。僕も編集したりして何回もみているんですけど、その都度違うんですよね、感情が入る部分が。自分でやっていて面白い」と、思い思いに心打たれたシーンを教えてくれた。
本作では、原作でも人気のセリフ“言葉って口に出して言っていると本当になる気がする”という愛梨の印象的なセリフが登場するが、自身の夢に向かって頑張ったエピソードについて、藤原は「雑誌の取材でよく言うんですが、映画って特に、強烈にこういう作品、監督、台本とやりたいと思うと離れていってしまう。何も考えていない時にふと素敵な台本が届いたりする。自分としては、すごく大切だと思うけど、離れることがある。僕は繰り返しなのかな。思うことと、思わないことの繰り返し」、有村は「地元の兵庫県で何もない女子高生だったんですけど・・・オーディションを受けて面接して合格して、すぐ上京した形で。それまではオーディションに受からなくて、高校2年生だったのでそろそろ進路を決めなきゃという時期で、次受からなかったら進学しようと思っていた。そして受かって、今このようにしています。愛梨の夢を追いかけるところがすごく共感できる」と、自身の女優までの道のりと演じた愛梨を重ね合わせ、藤原は「こういうことがあって今の架純ちゃんがあるんですね。素晴らしいです!」と有村を絶賛した。
最後のフォトセッションでは、本作のキャッチコピー“あの日をもう一度、生きることができたなら今度は手を離さない”にちなみ、藤原、有村、平川監督が手を繋いでのフォトセッションを実施。さらには、本作でカメラマンを志望するヒロインを演じる愛梨を演じた有村がカメラマン役となり藤原を激写した。フォトセッションの最中には有村が「笑ってください!僕街ポーズをしてください!」と藤原と平川監督へカメラマン顔負けの指示だしをした。撮影を終え、藤原は「まあまあ普通でしたよ」と余裕の表情を見せ、平川監督は「撮られる感じが良かった(笑)」と満足げにコメント。興奮に包まれた中、大ヒット舞台挨拶は幕を閉じた。
最後に一言
藤原: 3カ月前位から舞台挨拶、キャンペーンをしました。皆さんの前に出させていただくのは今日が最後。作品を皆さんに託して、良い意味で作品が独り歩きしていくと思います。ほっとして安心している。この3か月の間に皆さんから力をもらった。寂しい気持ちもあるけど、ほっとした気持ちもあります。この三か月たくさんのパワーをもらいました。新しい春を迎えて沢山いいことがあることを願っています。素敵な春を満喫してください。ありがとうございました。
有村:この映画に生きている登場人物は、一つの勇気を持って生きていると思っていて、その勇気がいろんな可能性をもっていると思います。新学期を迎える方、新社会人の方、一つの勇気を持ちかえってほしいと思います。
平川:10代、20代、小さいお子さんからおじいちゃん、おばあちゃん、家族で観ていただいても分かる映画になっていると思うので、みなさんお力をかしてください。どうぞよろしくお願いいたします。
〈リバイバル〉とは?
「時間がある時点まで何度も巻き戻る現象。その直後に起こる事件や事故の原因に悟が気付き、それを解決して未然に防ぐまで、自分の意思とは関係なく同じ場面が繰り返される」
<STORY>
売れない漫画家の藤沼悟(藤原竜也)は、アルバイトのピザ屋での配達中に何度も同じ時間が巻き戻る〈リバイバル〉という現象が起きる。周囲の違和感を察知した悟は、交差点に暴走するトラックから小学生を助けるが、その代償として自分がはねられてしまう。病院に付き添ってくれたのはバイト仲間の愛梨(有村架純)。他人に対して距離を置く悟に対し、なぜか気後れせずに接してくる特別な存在だ。数日後、何者かに母親が殺され、愛梨も命を狙われる。警察から容疑者と疑われた悟が逮捕される寸前、またしても〈リバイバル〉――巻き戻った先は18年前、同級生の雛月加代が被害者となった連続誘拐殺人事件の起こる直前だった。29歳の意識のまま、10歳の身体に〈リバイバル〉した悟は、雛月と母親を殺した犯人が同一人物だと確信。真犯人を追い詰めるために、現在と過去を行き来しながら事件の謎に迫っていく。果たして、悟は18年前の事件を未然に防ぎ、大切なひとを救うことが出来るのか?
■原作:「僕だけがいない街」三部けい(KADOKAWA/角川コミックス・エース)
■監督:平川雄一朗 ■脚本:後藤法子 ■音楽:林ゆうき
■主題歌:栞菜智世「Hear ~信じあえた証~」(ユニバーサル ミュージック/EMI Records)
■キャスト:藤原竜也 有村架純 及川光博 杉本哲太/石田ゆり子 ほか
■配給: ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://bokumachi-movie.com
■映画タイトル 『僕だけがいない街』
■コピーライト:(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
春は「僕街」! 大ヒット上映中!!