映画 『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』のティーチイン上映会が、3月6日、東京・TOHOシネマズ日本橋にて行われ、主演の八木勇征(FANTASTICS)と、木村真人監督が登壇。さらにサプライズでアキトの子ども時代を演じた高木波瑠が登場し、観客を喜ばせた。
本作は、あるとき“人生で一回だけ魔法が魔法が使える”と伝えられた18歳の4人の若者たちのかけがえのない青春を描く人間ドラマ。真剣に悩み考えた4人の人生の選択、選んだ魔法の使い道を描き出す。
鈴木おさむが原作・脚本を務め、主人公・アキトを八木事征、アキトの友人・ハルヒを井上祐貴、ナッキを櫻井海、ユキオを椿泰我が演じ、木村真人監督がメガホンを取った。
木村監督の呼びかけで八木が登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
この日は観客の質問に八木と監督が答えるというティーチインイベント。さっそく、八木の「挙手!」声でスタートした。
質問には「タキシードを着たアキトの意味は?」から、「4人それぞれの髪型や服装のこだわり」、「受験番号は、八木さんの誕生日に絡めている?」など、ファンならではの詳細な問いまで、映画についてより深い質問が多く上がった。
「アキトが“僕”と言うときと“俺”と言うときがありますが」とその意図を問われれると、監督が「これには(原作の)おさむさんから『明確な理由がある』と言われていました」と答え、「関係性によって(言葉の)使い方を変えている。感情が高ぶったときは“俺”と言っていて、台本を作る段階で決まっていました」と説明。これに、八木も「そうですね。感情が高ぶっていると、自然に“俺”になってますもんね」と納得していた。
「アキトがコンクールでピアノを弾き終えたシーンの表情の演技について」の質問には、「あのシーンは僕以外誰もいない空間で撮ったんです。その時にアキトがピアニストになるため、音大に受かるために努力して駆け抜けた毎日、ハルヒのこと、お父さんのこと、いろんな感情、喜怒哀楽のどの感情にもあてはまらない感情でした」と振り返り、難しいシーンだったが、自然に出た表情だったことを吐露。
また、本作の見どころでもある“映像”についての質問も。「ファンタジー要素があるような柔らかい描写が好き」という声に、監督は「まず、皆さんにこの映画を“美しい心を持った人たちの美しい話”と思って観てもらいたかった。その時に柔らかさとか優しさ、美しいものとして捉えれもらえるものをインプットしたかったんです。村の景色だったり、人の動きだったり、見えるかぜや光が優しく包み込むように作られていくとそこに信憑性が通って立体感が生まれる。その映像感を最初から最後まで詰め込みました」と映像に対するこだわりを明かす。
監督の言葉にうなずく八木も「ドローンで、村全体を引いて映している映像は凄く好きです」と共感していた。
途切れることなく手が挙がり、充実した時間を過ごした八木は「僕、FANTASTICSっていうグループの活動で5月6日の誕生日は2人でファンクラブイベントをやるですけど、1人でもやりたいなと思っていて、そのときは皆さんにも会いに来ていただけたら嬉しい」と満足そうな笑顔を見せる。
そして、ここでアキトの子ども時代を演じた高木が花束を持って大ヒットのお祝いに駆けつけると、会場からは大きな拍手が送られた。
突然の高木の登場に驚きを隠せない八木は、高木から花束を贈られ嬉しそうに目じりを下げる。高木が「ハルヒをおんぶするのはちょっと大変だったけど、休憩のときに八木さんが僕をおんぶしてくれて、凄く嬉しかったです」と八木を見上げてニッコリ。そんな高木を見つめ「ヤバい!可愛い~」とメロメロな八木だった。
八木は「一緒に撮影したのは1日だけでしたが、こんな僕にも凄くたくさん話をしてくれて、本当に心優しい男の子だなと思ったのと同時に、幼少期の強くまっすぐなアキトを波瑠を通して会うことができたんです。この作品でアキトを演じられたのは波瑠くんのおかげなんです」と高木を称え、感謝の気持ちを伝えていた。
映画『僕らは人生で一回だけ 魔法が使える』
八木勇征
井上祐貴 櫻井海音 椿 泰我(IMP.)
カンニング竹山 阿部亮平 髙橋 洋 馬渕英里何
平野宏周 工藤美桜
笹野高史 田辺誠一
原作・脚本:鈴木おさむ
監督:木村真人
音楽:横山 克
主題歌:「春舞う空に願うのは」 FANTASTICS
制作:共同テレビジョン
配給:ポニーキャニオン
©2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会
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