映画『バジーノイズ』の公開後御礼舞台挨拶が、5月14日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、W主演の川西拓実(J01)と桜田ひより、原作者・むつき潤が登壇した。
ビッグコミックスピリッツ連載の青春音楽コミックを、大ヒットドラマ「silent」監督の風間太勘によって実写映画化。本作は、音楽だけあればいいと思っていた清澄(川西拓実)と、他人の「いいね」だけを追いかけてきた潮清澄の音楽に心を震わせた潮(桜田ひより)が出会い、音楽を通して、行き先の見えない若者たちの〈出会い〉と、未来を見つける姿を描く青春音楽ストーリー。清澄のバンド仲間には、井之脇海、柳俊太郎、円井わんが務める。さらに、ミュージックコンセプトデザインを気鋭の音楽プロデューサーYaffle が手掛け、今を生きる世代のリアルを描き出す。
公開後12日が経ち多くの反響を受けている本作。この日も17回観たというファンもいたほどで、川西は「ほんまですかね? ありがとうございます!」と驚きながら、満面の笑みを浮かべた。
以前のイベントでも「(JO1)のメンバーにも観てほしい」と言っていた川西だが、「(JO1の)メンバーも3、4人は観に行ってくれたみたいです。実は僕とメンバーの1人と事務所の社長の3人で観に行ったんですが、(その1人の)豆原一成から泣き声が聞こえてきて・・・鼻をすする音が(笑)。あ、泣いてるって笑っちゃいました(笑)」と明かしつつ「『演奏も、海のシーンも良かった』と言ってもらいました」と嬉しそうに話した。
桜田は「両親が観に行ってくれて、『2回観て同じところで泣いた』って言ってました。『自分の娘の成長した姿を見て、胸が温かくなった』とも言ってました」と感慨深げ。
ここで、原作者・むつき潤が登場し、2人に“バジーノイズカラー”の花束を贈呈。そして、先日むつきからプレゼントされたという直筆のサインとイラストの色紙を披露する。
今作のイベント初登壇となる原作者のむつきだったが、その色紙を見て川西が「当たり前なんですけど、“清澄描くのウマっ!”って思いました」と言うと、桜田も「当たり前なんですが、“潮描くのウマっ!”て思いました」と声を揃え、むつきを照れさせた。
撮影現場にも訪れたというむつきだが、「ライブシーンを見学させていただきました。僕は大学で多少映画をかじっていたので『バジーノイズ』がどうかより、プロの現場を見て感動してました」と吐露。さらに「2人ともカメラの前だと本当にプロフェッショナルで、特に演技が・・・僕が言うのはおこがましいですが。本当に音が口ほどにものをいう映画だったなと思うので、川西さんはそれを一心に全身で体現されていたと思います。桜田さんは、潮ちゃんはくせ者なので、潮ちゃんの気持ちになるとどう映るんだろうと思いながら、心が砕けながら演じられたんじゃないかなと思う。お二人とも素晴らしかったです」と絶賛した。
その言葉に、川西は「近くで親身になって、このように話してくださっていただけることが、僕は凄く嬉しくて、本当にやって良かったなと思います」と話し、「原作のファンの方々、音楽をやられている方々が観て『めちゃめちゃ下手やん』と思われないように、監督やスタッフの皆さんに助けられながら撮影したので、その感謝の気持ちをこれからも持って活動していきたいと思います」と感謝の気持ちを口にする。
桜田も「先生が現場にいらしてくださった時、ちょっと恥ずかしそうにモニターを覗いていた姿を見て、本当に大切な作品なんだなと思いました。これを皆さんに届ける使命感みたいなものをより感じました」と振り返った。
また、むつきは「映画はちゃんと1本の映画作品の『バジーノイズ』となっていた。原作通りじゃない、映画のための采配と工夫に共感できたし、リスペクトできた」と映画『バジーノイズ』としての出来栄えを称える。そして、「清澄、潮、航太郎には自分が少し投影されている」とも。「最初は自分との共通点を探りあって、そして育てていく・・・役者さんも同じかなと。陸と岬は逆に自分が持っていなくて、僕が欲しいと思うキャラクター」とキャラクターを構築していく過程を説明すると、川西は「ゼロから生み出す大変さと、その素晴らしさが伝わってきます。もっとお話を聞きたい!」と興味深々。「本当にいい刺激をいただけていると思います」と感激しきりだった。
最後に、川西が「『バジーノイズ』という作品が、漫画、映画に関わらずこれからもずっと愛し続けて、皆さんの心の中に少しでも刺さる言葉や音楽が残り続けてほしいなと思っています。そして、スタッフの皆さん、キャストの皆さん、監督、桜田さん、ありがとうございました」とメッセージを送り、「『バジーノイズ』最高です!」と声を上げ、舞台挨拶を終了した。
<ストーリー>
頭の中に流れる音を形に出来れば、他に何も要らない——
マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。
人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。
やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく——
映画『バジーノイズ』
◎原作: むつき潤「バジーノイズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
◎監督: 風間太樹「silent」「チェリまほ」
◎music consept design: Yaffle
◎主題歌:「surge」 清澄 by Takumi Kawanishi(JO1) ©︎LAPONE Entertainment
◎出演: 川西拓実(JO1)、桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎
円井わん 奥野瑛太 天野はな 駒井 蓮 櫻井海音 馬場園梓 / 佐津川愛美 テイ龍進
◎製作:映画『バジーノイズ』製作委員会
◎制作プロダクション:AOI Pro.
◎製作幹事・配給:ギャガ
■コピーライト:©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
公式HP:https://gaga.ne.jp/buzzynoise_movie/
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