映画『キャッツ』のチャリティ試写会が、1月20日、東京・有楽町朝日ホールにて開催され、天皇・皇后両陛下、愛子内親王殿下がご臨席され、トム・フーパー監督、主人公・ヴィクトリア役のフランチェスカ・ヘイワード、ヴィクトリアの日本語吹替声優を務めた葵わかなと共にご高覧された。
上映後に両陛下、内親王殿下のお見送りを終え、フーパー監督、フランチェスカ、葵が囲み取材に出席。本作は『英国王のスピーチ』(10)や『レ・ミゼラブル』(12)で知られるトム・フーパー監督の手で、ミュージカルの金字塔「キャッツ」を実写映画化した。
フーパー監督は「今回の上映では天皇陛下の隣に座らせていただき、とても光栄でした。天皇陛下が『素晴らしかった。非常に楽しかった』とおっしゃってくださり、とても謙虚の気持ちになり、優しい言葉に感動しました」と感激しきり。「陛下はオックスフォード大学留学中、ニューロンドンシアターでミュージカル版『キャッツ』を鑑賞されたそうで。この作品を観て当時の記憶がよみがえったそうです。陛下が皇太子だった頃ですが、『レ・ミゼラブル』(12)のときにも、映画をご覧いただきました。また一緒に映画を見ることができて良かったです」と嬉しそうに語った。
フランチェスカも「こうして、完成した映画を披露することができて嬉しいです。この作品で、今までの人生で初めての経験たくさんしました。そして今日も、こうして素晴らしい経験ができて感動しています」とニッコリ。
葵も、「この映画は、ダンスや歌のスキルが必要なので、自分自身だったら参加できたかわからないようなハイレベルな作品。今回、声で参加できて初めて両陛下や内親王殿下とも映画を見ることができて光栄でした」と喜んでいた。さらに「今、ご家族で猫を飼われていると仰っていて、フランチェスカさんも私も猫が好き。みんなで猫の話をして盛り上がりました」と笑顔を見せる。
「愛子さまが飼っていらっしゃる、猫の写真。ロイヤル・キャットの写真を見せてくださいました」と明かすフランチェスカは、本作で映画初出演を果たした。「初めて本格的に歌を歌ったこと、バレエダンサーとしての経験など質問をいただき、期間中も朝6時半に起きて、バレエのレッスンをしてから撮影現場に向かっていたことなどをお話しさせていただきました」と話した。
最後に、フーパー監督は「小さい頃に自分も家族と見た作品に携われて、また皇室のファミリーと日本で一緒に観ることができて、大変素晴らしいスタートが切れました」と感慨深げに語っていた。
【ストーリー】
扉の向こうには、 なにが待っているの―?
満月が輝く夜。若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。
そこで出会ったのは個性豊かな 〝ジェリクルキャッツ〞 たち。ぐうたらな猫、 ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、
勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫・・・様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。
そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。
一生に一度、 一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く。
◆監督:トム・フーパー(『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』『リリーのすべて』)
◆脚本:リー・ホール(『戦火の馬』『リトル・ダンサー』)、トム・フーパー
◆製作総指揮:アンドリュー・ロイド=ウェバー、スティーヴン・スピルバーグ、アンジェラ・モリソン、ジョー・バーン
◆原作・原案:T・S・エリオット、アンドリュー・ロイド=ウェバー
◆キャスト:ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケラン、テイラー・スウィフト、レベル・ウィルソン、フランチェスカ・ヘイワードほか
◆コピーライト:© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.
◆全米公開: 2019年12月20日(予定)
◆配給:東宝東和
◆公式HP:https://cats-movie.jp/
◆公式Twitter:@catsmovie_jp (#映画キャッツ)
◆公式Facebook:https://www.facebook.com/catsmovie.jp/
◆公式Instagram:https://www.instagram.com/catsmovie_jp/
2020年1月24日(金) 一生に一度の体験を、スクリーンで。