“アメリカの闇=誘拐事件”をテーマに描いた
ノンストップ・アクション・スリラー
オスカー女優ハル・ベリー製作総指揮・主演ノンストップ・アスションスリラー『チェイサー』(9月23日(土)よりユナイテッドシネマアクアシティお台場ほか全国ロードショー)のハル・ベリーのインタビューを公開。
いつもと変わらない日、いつも訪れる公園で、その事件は起こった――。最愛の息子が何者かによって、連れ去られていく光景を目撃してしまった、シングルマザー・カーラ。携帯電話を失くし、犯人の正体も分からず、地元警察も動いてくれない。たった一人で息子を救い出す覚悟を決めた彼女は、“最強の母”へと変貌する!
年間約80万人、1日当たり2000人超ともいわれる、18歳未満の児童誘拐事件という“アメリカの闇”をテーマに、まさに“女性版『96時間』”というべきノンストップ・アクション・スリラーである本作。
この度これまでのイメージとは一味違う“最強の母”のカーラを演じたハル・ベリーのインタビューが届いた。
■物語について
平均的な、ごく普通の母親の物語なの。彼女の目の前で息子が誘拐され、彼女は自分で息子を取り戻すために、追跡し続けるの。
ごく普通の女性が子供を救うために驚異的なことをする。どの母親も、どの親も、内側に超人的な強さを秘めていると思う。子供が危険に晒されたとき、それが爆発するの。
■演じたカーラについて
最初に彼女は、檻の中の動物のように無力で、怯えている。でも映画が進むにつれて、子供を救うためには自分の直感に従うべきだと悟るの。そして、歩くことも呼吸することもできなくなるまでやめようとはしない、アンチヒーローになる。そういう域に達するの。
カーラがユニークなのは、普通の女性だから。彼女はアメリカだけでなく、世界中の女性を代表している。彼女はとても普通だけど、子供に恐ろしいことが起こったとき、並外れた力を出す。そういう状況に直面したら、母親も父親も、どの親だってそうなると思う。誰でもあり得るからこそ、彼女はユニークなの。
■誘拐犯を演じた二人、リュー・テンプルとクリス・マクギンについて
リューとクリスは素晴らしいわ。誘拐犯に完璧な人がいるとすれば、この二人だと思う。二人は摩訶不思議なの。明らかに非道なことをしているのに、そんな素振りがないし、プロの誘拐犯でもない。だから、カーラも自由に追跡できる。彼らも彼女もどうすればいいかわからない。結局彼らは、対等な立場なの。
■監督について
ルイスとの仕事は素晴らしいわ。ヨーロッパの人の感性って一味違うし、私は好きだわ。彼は、とても繊細な、女性の視点から物語を捉えている。でもアクションは男性ホルモン全開のアクションだわ。ルイスはこの2つの要素を混ぜ合わせる方法を見つけ出した。とても難しいことだけれど、彼は見事にやり遂げているわ。
■プロデューサーとの協力について
プロデューサーたちと協力し合うのは素晴らしいわ。最高のアイデアは1人では生まれない。全員の考えをぶつけ合うのが好きなの。この映画の一体感は素晴らしい。でも、視点はそれぞれ違う。それが作品全体をもっと豊かに、深く、有意義にしていると思う。
■本作の見所は?
スタントが盛り込まれたアクション満載の映画だわ。カーチェイスに衝突や爆発! 絶対男性が観たくなる映画だわ。でも中心には、子供を救う母親の、魂にあふれた物語がある。みんなの心に響く映画だと思う。
映画『チェイサー』
【STORY】
シングルマザーのカーラ(ハル・ベリー)は一瞬目を離したすきに最愛の息子フランキーを公園で何者かに連れ去られてしまう。必死で追いかけるも息子を乗せた車は走り去ってしまう。携帯電話を失くし、犯人の正体も分からず、地元警察も動いてくれない。たった一人で息子を救い出す覚悟を決めた彼女は、“最強の母”へと変貌する!
監督:ルイス・プリエト(「プッシャー」)
脚本:ネイト・グワルトニー
撮影:フラビオ・ラビアーノ
出演:ハル・ベリー(「X-MEN アポカリプス」「ザ・コール」) リュー・テンプル(「ローン・レンジャー」)セージ・コレア(子役)
原題:「KIDNAP」 / 2017 / アメリカ / カラー / シネマスコープ / 5.1chデジタル /94分
配給:プレシディオ
公式サイト:http://chaser-movie.net/
9/23(土) ユナイテッドシネマアクアシティお台場ほか
全国ロードショー