『シンデレラ』ワールドプレミア・レッドカーペットにシンデレラ役のリリー・ジェームズ、アカデミー賞女優ケイト・ブランシェット他、豪華キャストが結集！

in CINEMA, News(CINEMA) · 2015/03/04

左から、ケネス・ブラナー監督、ケイト・ブランシェット、ホリデイ・グレインジャー、リリー・ジェームズ、ソフィー・マクシェラ、リチャード・マッデン

全世界待望のディズニー・ラブストーリーの原点にして頂点『シンデレラ』のワールドプレミアが、現地時間3月１日（日）、ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターにて大々的に行われた。

『シンデレラ』のプレミアともあってハリウッド大通りに敷き詰められたレッド・カーペットの長さはディズニー作品史上最長の200mにもおよび、ゴールドを基調とした会場と沢山の豪華なシャンデリアと相まって気品あふれる華やかな雰囲気に来場者もうっとり。さらにディズニーらしい遊び心溢れる演出として大道芸人がサプライズ登場し、会場を沸かせた。あいにくのどしゃ降りにも関わらず、約80人を超える各国のマスコミが詰めかけ、たくさんのファンとともに会場は大盛り上がりに。

盛大なファンファーレとともにイベントがスタート！豪華絢爛のプレミアには、主役シンデレラを演じたリリー・ジェームズ、まま母役を演じたアカデミー賞女優のケイト・ブランシェット、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で大人気を博す王子役のリチャード・マッデン、そして本作でメガホンを執ったケネス・ブラナーら超豪華スタッフ・キャスト陣が登場し、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

映画そのままの瑞々しさが溢れ、煌びやかなシルバーのドレスに身を包んだリリー。華やかな会場に嬉しさを隠しきれない様子で「シンデレラを演じたことは、想像以上の経験でした。そして、ここにいることがとてもうれしいです。」と語り、「日本の皆さん、こんにちは。心から愛を贈ります！」と日本のファンへメッセージを送った。続いて登場したのは、王子役のリチャード、カーペットを歩いた感想を聞かれると「トランペットに、シャンデリア。本当に想像以上だよ」と会場の雰囲気に圧倒されている様子。また、リリーとの共演に関して尋ねられると「毎日楽しんでいたよ。（シンデレラは）彼女以外考えられないね。優しくて、愛に満ちていて、気配りができて、とても才能に恵まれた人だからね。是非また一緒に仕事がしたいよ。」とリリーを大絶賛した。そして、継母のエレガントさをそのままに、気品あふれる装いで登場したケイト。これからお披露目になる本作に対して、「悲しみもあるけど、同情や優しさがある作品だから、すべての年齢層に受けいれられる作品です」と世界から長年愛されている作品の魅力を語った。世界が愛してきた『シンデレラ』を見事に実写化した監督は「12時の鐘が鳴り響いた時に、舞踏会を去るシンデレラの姿を観客のみんなはドキドキしながら見てほしい。そして文字通り、全世界の人々をこの舞踏会に招待したいんだ。」と本作の見所を熱く語った。

また、本作と同時上映が決定している、短編映画『アナと雪の女王／エルサのサプライズ』の監督、クリス・バック＆ジェニファー・リーもこの記念すべき日を祝うため会場に駆けつけた。特に『シンデレラ』がディズニー作品で一番初めに観た作品と公言しているジェニファー・リーは「『シンデレラ』は子供のころから好きな作品でしたし、それがこんなに美しい形で実写化されて、そこに『アナと雪の女王』のキャラクターたちが帰ってくるのよ！私にとっては、新たな夢の実現になりました。」と語り、待ちに待ったこの日に興奮を隠しきれないよう。また、日本にいるたくさんの“アナ雪ファン“に向けてクリス・バックは「この作品を日本の皆様に捧げます。」とメッセージを贈った。

昨年から世界的写真家：アニー・リーボヴィッツによるポスターや、煌びやかでドラマチックな展開を予感させる予告編が続々と解禁され、劇場公開を前に世界中から熱い視線が降り注がれている実写版『シンデレラ』。古くから愛され色褪せることのないラブストーリーを絢爛豪華な衣裳と美術、そして超一流のフィルムメイカーと豪華キャストのコラボレーションによって描き出す。後世に語り継がれるディズニーの新たな名作に引き続きご注目下さい！

【左】リリー・ジェームズ【右】リチャード・マッデン

【各キャストのコメント】
●シンデレラ役／リリー・ジェームズ
・脚本を初めて読んだとき、素晴らしいと思ったの。クラシカルストーリーを抑えつつ、様々なところが変わっていたの。中でも、エラが強いキャラクターとして描かれていたの。
・今回のシンデレラは王子様が助けに来てくれるのを待つのではないの。彼女は強く、独立心を持った女性として描かれているのよ。例えば、初めて（王子と）森の中で出会うシーンなんだけど、お互い、誰だかわからないから、同じ立場にいるの。そしてお互いを救いあえる人と思い、恋に落ちるの。
・キャラクターの描写が複雑に重なりあって一層深みが出ているの。
・かぼちゃの馬車がかぼちゃに戻るところはとても素晴らしいと思うわ。

●まま母役／ケイト・ブランシェット
・この作品は昔からあるから、6歳から60歳まで楽しめるのよ。悲しみもあるけど、同情や優しさがある作品だから、すべての年齢層に受けいれられる作品なの。
・作品は何千年も前から存在し、それをディズニーとケネス・ブラナー監督が新たな作品として生み出したの。彼(ケネス)はストーリーテラーとしてそれを実現させたの。
またこの作品の大きなポイントは、昔からの世界観を変えずに皆に愛される実写になったことね。
・彼女（シンデレラ）は親と彼らが残してくれた遺産への忠誠心があるの。どんなにみじめな環境にあっても、彼女の優しさと勇気がそれに打ち勝つのよ

●監督／ケネス・ブラナー
・ベルリンに行って、映画祭で上映したんだ。そこで観客から素晴らしい反響を得たよ。
笑って欲しいところで笑いが生じ、泣いてほしいところでは泣いてくれた。そして最後は喝采だった。ドイツ、ロシア、イタリアと回って、みんなこの物語を自分たちの国のもの、そして自分たちの文化に基づいたものだと思ってくれたんだ。
・ディズニーの「シンデレラ」を愛する人々にとって、この作品を見て、さらに自国の「シンデレラ」を連想してくれるんだ。

・クラシックな世界観を楽しんでほしかった。素晴らしい宮殿。きらめく世界感。ピクニックに行きたくなるような場所、馬に乗って入って行きたくなるような森や、眠りたくなるような家、そして、ネズミ！ネズミが出てくることは重要だった。

・中身は、キャラクターを再度作り直したんだ。特にリリーによってね。彼女のユーモアのセンス、心あったまる内面からのぬくもり。誰もが彼女の虜になる。
キャラクターたちが立体になって動き出すんだ。その点でも、大きな違いだよ。

・12時の鐘が鳴り響いた時に、舞踏会を去るシンデレラの姿を観客のみんなはドキドキしながら見てほしい。そして文字通り、全世界の人々をこの舞踏会に招待したいんだ。シンデレラと王子が躍るダンスシーンを是非皆さんに見てほしいね。