Open Close

齊藤工発案 移動式映画館「cinéma bird」葛西臨海公園で野外上映! 医療従事者と児童養護施設の子供ら1,600名を招待!

俳優・齊藤工発案 劇場体験を届けるプロジェクト
移動式映画館「cinéma bird シネマバード」
葛西臨海公園で野外上映

ウィズコロナ時代にエンタメでサステナブルな社会の実現を目指して
医療従事者と児童養護施設の子供ら約1,600 名を招待
20 周年を迎える一青窈やお笑い芸人の永野も登場し感動と笑いを届ける

1

移動式映画館「cinéma bird(シネマバード)」が、2021年11月20日(土)に東京都江戸川区にて「cinéma bird in 葛西臨海公園」を開催した。シネマバードは、俳優 齊藤工の発案のもと劇場体験の少ない子供たちや劇場のない地域の方々に、「同じ空間で感動を共有する」劇場体験を届けることを目的に、2014 年より始動したプロジェクト。過去には、宮城県石巻市、福島県広野市、大分県豊後大野市、福島県南相馬市、熊本県山鹿市、沖縄県うるま市、北海道むかわ町、東京都江戸川区、富山県南砺市で開催をしてきた。

■医療従事者と児童養護施設の子供ら約1,600 名を招待。会場には感謝を込めたブルーのランタン150 個を設置
第10 弾となる今回のcinéma bird は、東京都江戸川区にある葛西臨海公園内の汐風の広場にて開催。完全招待制とし、医療従事者と児童養護施設の子供ら1,600 名が来場した。ソーシャルディスタンスに配慮し、芝生に描かれた直径2.5m の円が今回の客席に。家族や友人同士で来場した参加者は、その円の中で爽やかな海風を感じながらイベントを楽しんだ。
また、医療従事者への感謝を込めて、客席を囲むような形でブルーのランタン150 個を設置。ランタンには願い事を書けるようになっており、それぞれの想いを描いた。日が沈むにつれて、ブルーのランタンが幻想的な雰囲気を演出。さらに、江戸川区の地元企業の協力のもと、子供たちが楽しめる縁日屋台を特別設置。ステージ以外でも子供たちが笑顔になれるコンテンツを提供した。

今回の開催にあたり発起人である齊藤工は「cinéma bird を始めてからもう7年目になるが、コロナで今後開催ができるか不安だった。江戸川区さんや様々な方のおかげでこうやって開催できて嬉しい。」と、今回のイベントへの想いを語った。また、江戸川区長の斉藤猛氏も登壇し「コロナでずっとイベントができなかったが、やはりこうして顔を合わせられるライブって素晴らしい。このイベントができるのも本日参加いただいた皆様のおかげです。ありがとうございます。」と医療従事者の方々に感謝の想いを伝えた。

2

3

4

■cinéma bird のネクストステージは「SDGs×エンターテインメント」。
cinéma bird はエンターテインメントを通じて、サステナブルな社会の実現を目指す。今回、本編として上映する作品は、齊藤工が監督を務め、日本人初の快挙となる「Asian Academy Creative Awards 2020」で最優秀監督賞を受賞した作品『フードロア:Life in Box』。世界共通言語の「BENTO(=弁当)」にまつわる物語で、それぞれが悩みを抱える3組4人が同じ一つの「BENTO」を通じて懐かしさと思い出、愛に包まれた旅の中で、希望の光を見出す姿を描いた作品。日本での上映は、「愛媛国際映画祭 2020」、「なら国際映画祭 2020」に続いて三度目となる。孤独な人々を包む優しいご飯で食の大切さを再確認し、SDGs目標2 番の「飢餓をゼロに」を目指す。

本編上映後には、キャストである安藤裕子が登場し、齊藤工とトークセッションを実施。「安藤さんと偶然鉢合わせた時があり、その時の安藤さんがあまりにも役そのものに見えて・・・その後すぐに正式にオファーさせていただきました。」と斎藤工は話した。また、「西日本豪雨の時にボランティアに行かせていただいき、映画上映とワークショップをするために小学校を回った。そのとき、給食のスタッフの方が休みなのに手伝ってくれて。その方々が次に移動するときに塩むすびをくれたんです。こっちがボランティアしに行ったのに、涙が出てきて。それが元となり制作に至りました。」と制作の経緯も語った。その他、クレイ・アニメーション『映画の妖精 フィルとムー』と『オイラはビル群』も上映。来場者は寄り添いながら映画を鑑賞し、特別な劇場空間となった。

5

6

■お笑いライブ、アーティストライブとcinéma bird のフルコースを提供
cinéma bird といえば、映画上映に加え、お笑いライブとアーティストライブがあることも魅力の一つ。恒例のcinéma birds(豪毅、古賀小由実、齊藤工)によるウェルカムソングから始まり、お笑い芸人の永野がお笑いLIVE を披露し会場は爆笑の渦に包まれた。さらに、今年で歌手デビュー20周年を迎える一青窈が登場。カバーした『アンパンマンマーチ』の他、デビュー曲『もらい泣き』、そして名曲『ハナミズキ』を披露。その美声と圧倒的パフォーマンスに来場者は感動に包まれた。
また、映画のキャストとして登場した安藤裕子とは小中高の先輩後輩で、一緒のフロアに立つのはバスケのコート以来といい、その二人が来場者へ少し早いクリスマスプレゼントとして『Happy Xmas』を届けた。

最後に歌った『ハナミズキ』では齊藤工含むcinéma birds のメンバーも加わり、一日限りのスペシャルコラボレーションが実現し、一青窈は「今年一番笑いました。素敵な場所に呼んでいただいて感謝です。」とコメント。齊藤工は「寒い中、最後までありがとうございました。医療従事者の方へ感謝を伝えたかったので、こうして開催できて嬉しい。少しでも息抜きになっていれば」と話し、イベントを締めくくった。

7

8

9

【上映作品】
『フードロア:Life in Box』(上映時間:約51 分 / 2019 年製作)
せわしない東京から離れた電車の中、スランプに陥った絵本作家、妻を亡くしたばかりの男と彼の娘、引退した年老いたプロレスラーと、3組4人の乗客が偶然居合わせた。電車の中で彼らの孤独な人生が交錯したとき、長い間忘れていたある食にまつわる記憶が呼び起こされる・・・
監督:齊藤工
出演:安田顕、安藤裕子、松原智恵子、板谷由夏 他

『映画の妖精 フィルとムー』(上映時間:約8 分)
廃墟でひとりぼっちで暮らしているフィル。その表情はどこか寂しげである。そんなフィルの前に突然映写機が現れ、カタカタと鳴るフィルムロールの音とともに古いフィルム映像が映し出される。突如現れたムーによってスクリーンのなかに誘われるフィル。フィルとムーの旅が始まる。世界の子どもたちのためにつくられた短編クレイアニメーション。
声の出演:斎藤工/板谷由夏 監督/脚本/編集:秦俊子
企画/ストーリー原案/脚本:齊藤工

『オイラはビル群』(上映時間:約6 分)
「蠢くたち」によって作られた「ビル群」が、意志を持ってゆっくりと歩き始める。歩き始めたビル群は、近くのビルを食べて大きくなる。ビル群が大きくなるにつれて空は薄暗く曇り、スモッグがかかっていく。食べるビルがなくなり、お腹をすかして八つ当たりを始めるビル群。しかし、あることをきかっけに自分の中に住む蠢くたちの姿が荒れてしまっていることに気付く。様々なバランスが崩れていくなか、ビル群の新しい発見と行動により、 崩れたバランスは徐々に取り戻されていく。
原案:片岡礼子 監督/脚本:秦俊子
企画/プロデュース:齊藤工

【開催概要】
イベント名:cinéma bird in 葛西臨海公園
開催日:2021 年11 月20 日(土)開場15:00 開演16:00 終演18:30
参加者: 1,600 名 ※完全招待制 / 参加費無料
開催地:葛西臨海公園「汐風の広場」
主催:cinéma bird in 葛西臨海公園 実行委員会
企画/ 制作:cinéma bird 実行委員会
株式会社KIDS-COASTER、CHAMELEONS INC.、一般社団法人江戶川南法人会青年部会
アーティスト:一青窈、cinéma birds(豪起、古賀小由実、齊藤工) 、他
ゲスト:齊藤工、永野、安藤裕子
特別協力:富国生命保険相互会社
共催:公益財団法人 東京都公園協会
後 援:株式会社フジテレビジョン

■移動映画館「cinéma bird(シネマバード)」とは
小さな島々を含め日本中から映画館が減っています。震災などによって映画館がなくなってしまった地域もあります。劇場体験をしないまま大人になっていく子供達。劇場で映画を見ることがなくなってしまった大人達。cinéma bird は、そんな地域の人たちに同じ空間で感動を共有する大切さを伝えるために「映画+ライブ」というフェスティバルのような体験を鳥のように自由に届けるプロジェクトです。また2020年10月、コロナ禍において何よりも安全な方法で、地域の人すべてをエンターテイメントで幸せにすることは何かを考え、開催地東京都江戸川区の医療従事者とそのご家族を対象とした完全招待制で、初の「ドライブインシアター」を開催しました。
公式サイト:http://cinemabird.com/