三谷幸喜 作・演出 シネマ歌舞伎最新作
『三谷かぶき 月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと) 風雲児たち』
2020年10月2日(金)より、東劇・新宿ピカデリーほかにて公開の新作シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』の予告編が完成した。
累計発行部数200万部を誇る みなもと太郎 の人気歴史ギャグ漫画「風雲児たち」(リイド社)を原作に三谷幸喜が描いた新作歌舞伎『三谷歌舞伎 月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと) 風雲児たち』!
昨年6月に歌舞伎座で上演された本作が早くもシネマ歌舞伎化!
松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、松本白鸚ほか出演の予測不能の歌舞伎ロードムービーが全国の映画館に登場する。
江戸時代に実在した、ロシアに漂着し帰国した最初の日本人である大黒屋光太夫を中心に総移動距離約20000キロにも及ぶ冒険の道のりをエンターテインメント性たっぷりに描き出す三谷ワールド全開の本作。
完成した予告編では降りしきる雪の中ロシアを駆け抜ける犬ぞりの様子など異国の文化に戸惑いつつも帰国を目指し進んで行く光太夫たちの姿がコミカルかつドラマチックに描かれた本編の一部がご覧いただける。
予告編は、6月19日より上映映画館ほかにて順次上映開始される。
★シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』予告編
◆シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』
収録公演:令和元年六月 歌舞伎座公演 本編尺:130分(予定)
原作:みなもと太郎 作・演出:三谷幸喜
出演:松本幸四郎 市川猿之助 片岡愛之助 八嶋智人 坂東新悟 大谷廣太郎
中村種之助 市川染五郎 市川弘太郎 中村鶴松 片岡松之助 市川寿猿
澤村宗之助 松本錦吾 市川男女蔵 市川高麗蔵 坂東竹三郎 坂東彌十郎
松本白鸚
語り 尾上松也
公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/44/
【あらすじ】
鎖国によって外国との交流が厳しく制限される江戸時代後期。
大黒屋の息子光太夫は、商船神昌丸の船頭(ふながしら)として伊勢を出帆します。
しかし江戸に向かう途中で激しい嵐に見舞われて帆は折れ、大海原を漂流することになるのでした。
海をさまよう神昌丸には17人の乗組員たち。
船頭の光太夫、経験豊富な船親司(ふなおやじ)三五郎、最年長の乗組員九右衛門、喧嘩ばかりの水主(かこ)庄蔵と新蔵、どこか抜けている小市、三五郎の息子の青年磯吉…。
光太夫はくじけそうになる乗組員を必死で奮い立たせ、再び故郷の伊勢へ戻るため方角もわからない海の上で陸地を探し求めます。
漂流を始めて8カ月─。
神昌丸はようやく発見した陸地に上陸します。ところがそこは日本ではなく、なんとロシア領のアリューシャン列島アムチトカ島。
異国の言葉と文化に戸惑いながらも、島での生活を始める光太夫たち。厳しい暮らしの中で次々と仲間を失いますが、光太夫らは力を合わせ、日本への帰国の許しを得るため、ロシアの大地を奥へ奥へと進みます。
異国から来た日本人である光太夫たちに対して、親切なキリル・ラックスマンをはじめ、行く先々でさまざまな人の助けを得て、ようやく光太夫はサンクトペテルブルグにて、女帝エカテリーナに謁見することが叶い…。
2020年10月2日(金)より、東劇・新宿ピカデリーほか全国公開