映画『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』の公開を記念して、7月4日、東京・フジテレビにて「コード・ブルーアワード」発表イベントが行われ、西浦正記監督と増本淳プロデューサー、そして「コード・ブルー」ファンを代表して、外科医の武矢けいゆう氏、久代梨奈(NMB48)、お笑い芸人のむらせが登壇。「コード・ブルー」10年の歴史を振り返った。
2008年7月より1st Seasonがスタートした大人気ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」は、リアルな医療・災害現場を写し出し、患者とその周りの人間ドラマ、ドクターヘリに乗り込むフライトドクターたちの成長と絆を描いた医療ドラマシリーズ。自他ともに高い向上心を持つフライトドクター・藍沢耕作役を山下智久、自分のことは二の次にし、常に周りの事を考えるフライトドクター・白石恵役を新垣結衣が演じる。その「コード・ブルー」が7月27日(金)より、主演の山下をはじめ、新垣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介ほか、ドラマメンバーそのままに劇場版として公開される。
「コード・ブルーアワード」は、映画公式ホームページで実施され、TVシリーズ計3シーズン、計33話の中から最も泣けた放送回、また最も感動した台詞などをファンが投票する「コード・ブルー」ファンによる、「コード・ブルー」ファンのために企画。この日、5,000通以上の応募の中から、各項目別の第1位が発表された。
イベントでは、会場からの質疑応答あり、監督&プロデューサーからのドラマの裏話ありと大いに盛り上がった。
1st Season第6話の藍沢の祖母が運び込まれる回は、増本淳プロデューサーの実話からできた物語、3rd Season第10話の地下鉄トンネル崩落事故の回では、実際の(使用していない)トンネルにセットを設け、スタッフは1週間泊まり詰めで撮影を行ったなどの秘話が明かされ、武矢医師も他の医療ドラマとは一線を画するリアリティ!と絶賛した。
キャラクター設定について質問があがると、増本プロデューサーは「実際に取材したお医者さんの色んな要素をベースにしています。みんなのどこかをデフォルメすると彼らになる。野心をデフォルメすれば藍沢に、優柔不断をデフォルメすると白石になる。みんなの中にあるものをちょっとずつバランスを崩すと彼らになるんです」と説明。
山下の役については「『プロポーズ大作戦』や『池袋ウエストゲートパーク』では現代的な線の細い、ナヨっとした今どきの現代的な男の子をやることが多かったので、5人のなかでは白石だろうなと思っていたんです。ところが実際に山下くんに会ったらムキムキした男っぽい、影のある感じの男の子だったので白石より藍沢の方が似合っているなと」当時の印象を語り、「山下くんに、『ひょっとしたら嫌われ者になるかもしれないけど藍沢やってもらいたい』と言いました。他のキャストは山下くんに白石をあててそこから考えるつもりでした」と、キャスティングが決定したことを明かした。
最後に、劇場版に関して増本プロデューサーが「128分、すべてが見どころで、飽きさせません」と自信をのぞかせ、「特にエンドロールは特別なものになっているのでお楽しみに!」と期待感をあおる。西浦監督も「(劇場版には)1st Seasonから出ている、フェローじゃなかった人が出ます!」と伝えると、会場は大歓声に包まれた。
「コード・ブルー」アワード発表結果
●TVシリーズの放送回にスポットを当てた「エピソードアワード」
①『最も泣けた回』:1st Season 第6話
②『最も元気をもらった回』:3rd Season 第10話
③『最も考えさせられた回』…2nd Season 第8話
●TVシリーズの放送回にスポットを当てた「名台詞アワード」
① 『最も感動した台詞』…「ありがとう。君のおかげで、6人が生きる。君はこんな言葉、いらないかもしれないけど」(名取)
②『最も元気をもらった台詞』…「よくやった」(黒田・橘・名取)
③『座右の銘にしたい台詞』…「先の見えない暗闇に一人佇み、時に、心が折れそうになる。この先に、光が無かったら。歩いた方向はまるで逆で、光から遠ざかる結果だったら。そんな時は思い出してほしい。一人ではつらい暗闇を、共に歩ける仲間の存在を。
求めるのは光そのものじゃない。光を一緒に探すことのできる仲間だ。それさえあれば、歩き続けることができる。駄目なら向きを変えて、また歩き出せば良い。仲間とともに」(白石・藍沢)
『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』
公式サイト:http://www.codeblue-movie.com/index.html
7月27日(金)より全国東宝系にて公開!!