劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の公開記念舞台挨拶が、4月16日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、声優キャストの高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、古谷徹(降谷零=安室透役)、ゲスト声優の白石麻衣(エレニカ役)と、江戸川コナン(着ぐるみ)が登壇した。
原作者・青山剛昌によるコミックスが既刊101巻に到達(累計発行部数は全世界2.5億部を突破!)、TVアニメシリーズも放送1000回を突破するなど、大ヒットを続ける「名探偵コナン」。1年の公開延期を経て、昨年公開された劇場版24作目『名探偵コナン 緋色の弾丸』に続く、最新作第25弾『名探偵コナン ハロウィンの花嫁(はなよめ)』が4月15日についに公開。初日興行収入がシリーズNO.1ヒット作の『紺青の拳(フィスト)』(2019年公開/興収93.7億円)対比で124%を記録。シリーズ初の興収100億円超えを目指せる大ヒットスタートを切った。
高山は「全員が活躍して、またそれぞれが個々に協力し合うシーンもたくさんあるので、誰の目線でも観ることができて、何回も楽しんていただけると思います」と本作をアピールし、25作目ということで「一昨年が1年飛んで昨年が24作目となりました。その分を凝縮させた25作目になっています。節目というより凄く心に残る25作目だと思います」と感慨深げに語った。
山崎も、「劇場版の舞台が、前作は名古屋で前々作はシンガポールでしたが、今回は渋谷が舞台。特の東京の方には身近に感じてもらえる作品ですよね。もう冒頭から『あそこ、あそこ』『ここ、ここ!』みたいに親しみが沸いて嬉しくなっちゃいました」と笑顔を見せ、「渋谷の街が凄くて。いま渋谷がコナンにジャックされているみたいなので、見に行きたいです」とノリノリに。
古谷は「降谷零と安室透はご自身にとってどんなキャラクター?」と問われると、「僕そのものじゃないですか?」とドヤ顔を見せるも、すぐに「冗談です(笑)。足元にも及びません・・・」と訂正。「安室透は僕の可能性を広げてくれるキャラクターでした。安室透がブレイクしてから自分のTwitterのフォロワーさんが倍増して、今は10万人以上いらっしゃるんです。そのおかげで念願だった自分のアパレルブランドも立ち上げることができました。今『名探偵コナン』とのコラボ商品をリリースすることもできて、今日着ているTシャツも“半熟ケーキ”のデザインなんです」と、誇らしげにTシャツを指さし、キャラクターとの出会いに感謝の気持ちを口にした。
公開2日目にも関わらず、会場にはすでに何回も劇場に足を運び、6回目の鑑賞となる熱烈のファンもいるほどの人気ぶり。MCを務めた徳島えりかアナウンサーも“コナン検定1級”を持つツワモノで、『名探偵コナン』の魅力を力説する。
本作の見どころや要注目点について、高山は「過去チーム、現代チームの流れに凝縮して観るのもいい。3回目くらいから冷静に観るとまた違う見方ができるかもしれません」と勧め、山崎も「伏線がたくさんあるので1度全体を観て、それが分かってからもう一度観るとまた違う楽しみがあるかも」と続ける。
古谷は「何と言っても降谷零の華麗なアクションですね」と自信たっぷりに語り、「あと、エロカッコいい表情、セクシーなセリフも!」と降谷の色気に言及する。
白石は「コナンくんと向き合ってエレニカの感情が爆発するシーンは、私も見ていてグッとくるものがあって感動するポイントでもありますが、警察学校の皆さんの絆も泣けるところだと思います」と自身が感じた注目ポイントを吐露。さらに「もちろん事件解決が一番大きな見どころなんですが、私は恋愛要素のところが凄く好き。佐藤刑事と高木刑事がどうなっちゃうの?と思って、キュンとしました。何回も観たいところです」と笑顔を弾けさせた。
コナンは「僕は降谷さんが入っていたシェルターをもっとじっくり見てみたいな」と明かし、細かなところにも注目ポイントが散りばめられている様子の本作。
また、作品のキーワードにちなんで、「囚われの古谷徹を救え! 」と題した風船解体ジェスチャーゲームを楽しんだ登壇者たち。スクリーンに投影される「お題」をジェスチャーだけで古谷に伝え、風船の破裂を阻止するというものだったが、白石に出された「スクランブル交差点」で答えられずタイムアップ! 白石が必死に全身でジェスチャーするも届かず、風船は見事に破裂してしまい会場は大爆笑。
さらに、本作の主題歌を担当したBUMP OF CHICKENからお祝いビデオメッセージも届き、会場はお祝いムードに包まれた。最後はコナンの決めセリフ「真実はいつもひとつ!」でポーズを決め、舞台挨拶を終了した。
劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
<ストーリー>
ハロウィンシーズンで賑わう東京渋谷。
渋谷ヒカリエでとある結婚式が執り行われていた。そこには、ウェディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿が。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事の身に危機が―!? 事態は収束し高木は無事だったが、佐藤の瞳には、3年前の連続爆破事件で、想いを寄せていた松田刑事が殉職してしまった際に見えた死神のイメージが、高木に重なって見えていた。
時を同じくして、その連続爆破事件の犯人が脱獄。果たしてこれは偶然なのか? 公安警察の降谷零(安室透)が、同期である松田刑事を葬った因縁の相手を追い詰めるが、そこに現れた謎の仮装の人物に、首輪爆弾をつけられてしまう。
首輪爆弾解除のために安室が潜伏している地下シェルターを訪れたコナンは、3年前に今は亡き警察学校時代の同期メンバー達と正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と渋谷で遭遇した事件の話を聞く。やがて、捜査を進めるコナン達を狙う不穏な影が―。
火が灯された運命のスクランブル。
いま、祝祭のハロウィンが狂乱の夜行へと変貌する―!
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也 古谷徹ほか
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント
配給:東宝
©2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
公式サイト:http://www.conan-movie.jp
大ヒット全国公開中!