劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の完成披露試写会が4月4日、東京・国際フォーラムにて行われ、声優の高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、 林原めぐみ(灰原哀役)、堀之紀(ジン役)、立木文彦(ウォッカ役)、小山茉美(ベルモット役)、古谷徹(バーボン/降谷零/安室透役)、池田秀一(赤井秀一役)とコナン、ゲスト声優の沢村一樹(牧野洋輔役)が舞台挨拶に登壇した。
原作者・青山剛昌によるコミックスが既刊 102 巻に到達(累計発行部数は全世界 2.7 億部を突破!)、TV アニ メシリーズも放送 1000 回を突破する「名探偵コナン」。
日本のみならず、世界中で愛される劇場版シリーズの最新作となるシリーズ第 26 弾『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』は、東京・八丈島近海に建設された世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブ イ』を舞台に、とある『新技術』を巡りコナン、そして灰原哀に忍び寄る黒い影に立ち向かう。ついに、宿敵・黒ずくめの組織に灰原の正体=シェリー/宮野志保であるとバレてしまうのか!? シリーズの核心に迫る物語に注目 が集まっている。
また、今作のゲスト声優として、パシフィック・ブイの局長・牧野洋輔を沢村一樹が演じ、さらに、スピッツの書き下ろし主題歌「美しい鰭」が作品を彩る。
この日は、本作で海洋頂上決戦(オーシャンバトルロイヤル) を繰り広げるメンバーが、舞台上でもついに大集結。堀の「会いたかったぜ、シェリー!」の言葉により幕が落ち、ボイスキャストが勢揃いすると、会場のボルテージは急上昇!
そうそうたるキャスト11名が揃った舞台挨拶に、高山は「盆と正月が一緒に来ちゃったみたい。初めてメンバーが揃って、これだけの人数も初めてですし、凄く興奮します。楽しいです」と満面の笑みを浮かべる。
今回が2回目で14年ぶりのアフレコを体験した沢村。「凄く緊張しました」と話すと、高山が「キャラクターの役どころが、緊張感と焦燥感、焦りの中にいるので、(緊張している沢村が)凄くピッタリだったんです。ご自身のテンションとキャラクターのテンションがリンクしていたんだと思うのですが、非常にその世界の人として溶け込んでいらっしゃってステキでした!」と太鼓判を押す。その言葉に沢村は「そう言っていただけると・・・」と恐縮しきり。
また、台本を読んだ時点で号泣だったいう林原は、「(高山)みなみちゃんとやり取りさせてもらって、自分をクールダウンさせました。ひとしきり泣いて冷静になってみると、これは哀ちゃんじゃなくて、私が泣いているんだと理解しました」と吐露。注目ポイントを聞かれると、「組織も怖いんですけど、現実の技術も怖いんです。“パシフィック・ブイ”のシステムが凄いんです。これがもう未来ではないような、今日明日くる技術のような感じで」と声を強めると、高山も「ファンタジーの中のリアリティーというね」と同調。
山崎は「今回、黒い方たちがいっぱいいてちょっとドキドキしちゃって。いっぱい伏線があって見ごたえがあるので楽しんで」とPRしつつ、蘭のアクションについても言及。「最近あまりアクションシーンがなくてムズムズしていたんですけど、やっと地に足が着いた戦いをしてくれて、私は凄く嬉しかったんですが、なんだか凄く野性的というより野獣のようになって(笑)」と語り、会場の笑いを誘う。
「今回のポイントは、哀ちゃんですね。思い出すと泣けてきます」とポロリ。公開前ということでネタバレ厳禁になっているが、登壇者たちは興奮は隠せない。
この日、初めて舞台挨拶に登壇した堀と立木。立木は「物語の中にどっぷり浸って、こんなこと、あんなことがあって・・・」と、話したくても話せず歯痒い様子。堀は「本当に素晴らしい人が集まっているのは当たり前なんですが、その中で、哀ちゃんが可愛くてね・・・」とポロリ。ジン的にはそんなこと言っちゃいけないんだけど、どうしても林原さんの演技ばっかり目にいっちゃって。本当に哀ちゃんが可愛くて」とべた褒め。照れまくる林原だったが、「(堀と)会うたびに“怖い!”って言ってました」と苦笑いしていた。
「了解した!」の声で会場のファンを横ばせる池田。林原に向かって「守りますよ!」と声をかけ、「やったー!」と林原も大喜び。
一方、小山茉美がベルモットとしてテレビシリーズに登場したのは23年前。「毎回秘密めいているので、台本を読んでもよくわからなくて。あるスタジオでバーボンさん(古谷)に偶然お目にかかりまして、レクチャーしてもらいました。確認ですね」と裏話を明かし、「とにかく、一語一句、聞き逃さないでください。ワンカットずつ食い入るように観てください。見逃すとわけわからくなるので」と声を掛ける。すかさず古谷が「ファンの皆さんなんで、あなたより数段わかると思いますよ」とツッコミを入れ、会場を沸かす場面も。
これだけのメンバーを前にし、冒頭から「マイクがヌルヌルです」と手汗をかいて緊張しきりの沢村だったが、「僕はアフレコを1人でやらせてもらったんですが、よかった。このチームワークの中でなくて良かったです」と圧倒されっぱなし。「この声を現場で(直に)聞いていたら仕事にならなかったです」と苦笑い。「何度も言いますが、ドキドキします。3回観て、3回泣きました。そしてキュンキュンします。(観た後に)言っていた通りだったと思いますから」と作品をアピールしていた。
最後は高山の「真実はひとつ!」の掛け声とともに会場は1つになって映画の完成を祝っていた。
『名探偵コナン 黒鉄の魚影』
<ストーリー>
東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』。本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた―。
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナンたち少年探偵団。
するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。不穏に思ったコナンは『パシフィック・ブイ』の警備に向かっていた黒田兵衛たち警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。すると、システム稼働に向け着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生…!さらに、彼女が持っていた、ある情報を記すUSBが組織の手に渡ってしまう…。
海中で不気味に唸るスクリュー音。そして八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、黒い影が忍び寄り…
決して触れてはいけない玉手箱(ブラックボックス)が開かれたとき
封じ込めた過去がいま、洋上に浮かび上がる―
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:立川 譲 (劇場版名探偵コナン参加作品:「ゼロの執行人」)
脚本:櫻井武晴 (劇場版名探偵コナン参加作品:「緋色の弾丸」「ゼロの執行人」「純黒の悪夢」
「業火の向日葵」、「絶海の探偵」)
音楽:菅野祐悟 (劇場版名探偵コナン参加作品:「ハロウィンの花嫁」)
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ ほか
配給:東宝
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ ShoPro /東宝/トムス・エンタテインメント
コピーライト:©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
公式サイト:http://www.conan-movie.jp
「名探偵コナン」とは…
1994年より週刊少年サンデー(小学館)にて連載スタート。コミックス販売部数は
累計2億7000万部を突破!(既刊102巻)
国内のみならず海外でも高い人気を誇っている。推理コミックの決定版!!
主人公・江戸川コナンは、見た目は小学1年生だが、その正体は高校生探偵・工藤新一!!
黒ずくめの男達に毒薬を飲まされ、体が縮んでしまったのだ。
コナンは父親が探偵事務所をやっている幼馴染の蘭の家に転がり込み、黒ずくめの組織を追う!!
待ち受けるのは数々の難事件、そして世紀の大怪盗!たったひとつの真実求め、コナンは謎に立ち向かう!!
4月14日(金) 全国東宝系にてROADSHOW!