劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開記念舞台挨拶が、4月17日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、毛利小五郎役の小山力也、赤井秀一役の池田秀一、ゲスト声優・石岡エリー役の浜辺美波と、江戸川コナンが登壇した。
劇場版24作目となる本作は、世界最大のスポーツの祭典「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-」の開催の東京で起こる大事件に挑むコナンと仲間たちの物語。名古屋から東京へ向かう、最高時速1000kmを誇る世界初の真空超電導リニアをも巻き込み、シリーズ20作目「純黒の悪夢(ナイトメア)」以来の劇場版登場となるFBI捜査官・赤井秀一をはじめ、赤井の弟の羽田秀吉、妹の世良真純、母メアリーの“赤井一家”が集結する。
4月16日公開初日の興行収入は、前作『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』と対比し、144%を記録。シリーズ初の興収100億円越え確実の弾丸スタートを切った。
新型コロナウィルス感染の影響で1年公開延期を経て、遂に公開となった本作。高山は「長かったようで短かったような1年。スタッフ、キャスト、待っていてくださったファンの皆さんの思いがわかっていたので、早くどこかで見せてあげなきゃという気持ちがあったので、先日の完成披露試写会の時は泣いてしまいました」公開を迎えて感無量の面持ち。
山崎は「24作目となりますが、毎年舞台挨拶にうかがっていましたが、去年パタッとなくなってしまった。この場所で唯一お客様の顔をガン見できていたんです。私たちが勇気や元気、パワーをもらえる幸せな場所。今年はこうして喜びを共有できてよかったです」と笑顔を見せた。
小山も「コナンの映画を観て、元気をアップしてほしいです」とアピール。
この日、ピストル型ヒールの靴を履いて登場した浜辺は「いつも春が来るのが楽しみで待っていました。1年待って、ファンの皆さんの熱量と愛が胸に染みています。前作を上回るような作品に携わることができて幸せでした」としみじみ。「擬音でいいから出演したい」と熱望していた今回の出演。MCから「次回も出演したいですか?」と問われると、「ダンゴムシでもいいので」と恐縮しきり。高山から「(コナンと)同級生とかどう?」と声を掛けられると「ヤダー! 無理ですよ。緊張しちゃう」と大慌て。「セリフがあるなら、(人間の言葉を)喋れるインコの役でも・・・」と遠慮しながらも出演を希望していた。
池田は「この作品に赤井秀一が登場して20年経つらしいんですが、この4、5年でキャラクターが手の内に入ってきた気がします」と明かし、「いつもカッコいいセリフといい場面を作っていただきて恐縮しています」と感謝。女性人気も高いキャラクターだが、「最近、安室(透)が人気と聞いています。今日も視察に来ているかも・・・」と会場を見渡しながら、「秀一も焦っている感じもしますが、ひとつ宜しくお願いします」と安室をライバル視しつつ、照れた笑顔を見せていた。
また、本作の見どころを聞かれると、高山は「リニアと新幹線が並走するシーン」と答え、「なんたる動体視力!キュンです!」とニッコリ。
山崎は「後半にいくにつれスリルとアクションが凄い。ラブコメもあるし、浜辺さんのキャピキャピのアイドル感と見どころ満載」とコメント。小山が「コナンが行くところに事件が起きてるんだよね・・・」と話はじめると、すかさず高山が「おじさんも一緒にいるじゃん!」と話を遮り会場の笑いを誘う。小山は「思いやる心があるから事件が解決するんです」と話した。
一方、池田は「変身するシーンが好きです。定番になっていただければ」と言い、浜辺は「みんなが力を合わせて事件を解決していっくところはムズキュンでした!。カッコいいアクションもあってキュンとします」と目を輝かせていた。
最後はイベント中ずっと赤い幕でおおわれていた巨大ボードがオープン。そこには共に公開を待っていたコナンファンからの熱いメッセージがたくさん書かれており、高山は「全部読みたい!写真撮りたい!」と大興奮。最高の笑顔とともに決め台詞「真実は一つ!」と高らかに叫び、会場が一つになったまま舞台挨拶を終了した。
『名探偵コナン 緋色の弾丸』
<ストーリー>
NIPPON、開化の時――――
世界最大のスポーツの祭典「WSG -ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。その開会式に合わせて、日本の技術を総結集した、最高時速1,000㎞を誇る「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開通することが発表された。
ただならぬ修羅の場――――
世界からの注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生! 企業のトップが相次いで拉致されてしまう異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一の姿、そして赤井からの指令を待つFBIの姿があった。
鳴り始める復讐の鐘――――
コナンの推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だった事が判明する。果たしてこれは偶然なのか? 世界中から大勢の人々が集まる日本で、一体何が起ころうとしているのか?
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:永岡智佳
脚本:櫻井武晴
音楽:大野克夫
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一 ほか
(スペシャルゲスト)浜辺美波
主題歌:東京事変「永遠の不在証明」
配給:東宝
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント
©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
危険な秘密を纏う“赤井一家(ファミリー)”集結の時―――!
“日本を貫く弾丸(ジャパニーズブレッド)”真空超電導リニア、起動!
決して止めることのできない哀しみの連鎖が今、加速する。
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