青年海外協力隊をテーマに、人々のふれあいと青年の成長を描いた映画『クロスロード』が、2015年11月に全国公開されることが決定! 1月26日、東京・青山ダイヤモンドホールにて、製作発表記者会見が行われ、主演の黒木啓司(EXILE)、共演の渡辺大、アローディアと、すずきじゅんいち監督が登壇した。
本作は、共に青年海外協力隊に経験を持つ、『マリリンに逢いたい』『秋桜』のすずきじゅんいち監督と、『闇金ウシジマくん』『映画 ひみつのアッコちゃん』の福間正浩が脚本監修・脚本を務め、タッグを組む。主役はEXILEの黒木啓司。ボランティア活動に猜疑心を抱きつつも熱いハートを持つ隊員沢田樹を演じ、スクリーンデビューを飾る。共演は、ボランティア精神の塊で常に沢田と対立する羽村和也を渡辺大。また、ハリウッド大作映画の出演で注目を集めるTAOが、沢田と羽村を共に理解する野村隊員役で日本映画初出演を果たす。沢田が派遣先で出会うフィリピン女性を、世界一のコスプレイヤーとして名を馳せているマニラ出身のアローディア。そのほかベテラン俳優長塚京三などが顔を揃え、個性豊かな俳優陣が脇を固めている。
現在もTVドラマに出演中、俳優として活動を広げている黒木。「映画は初めてなので、緊張感があります。気合いをいれて頑張りたいと思います」と決意を語った。「(沢田は)まっすぐな人間なので、自分と似ているんです。等身大の自分をぶつけていきます。これまでもEXILEで被災地に行きボランティア活動をしてきました。人の笑顔を見るとみんなが元気になるんですね。自分の経験を役を通して伝えていきたいです」と抱負を述べた。EXILEのメンバーからは、「気張らずに自分の良さを出して来い」とエールが送られたという。
撮影の半分はフィリピンロケということで英語のセリフもある。黒木は、「僕はあまり英語があまり上手ではない設定なので」と苦笑い。すると渡辺が「問題は僕なんです! 台本を読むと、フィリピンでは、僕は一人で村にも行くようですし、英語のセリフも多いので、英語の勉強し直さなきゃ・・・」と少々不安そうな表情をみせるも、「まぁ、なんとかなるでしょう」と笑い飛ばした。
日本映画出演を喜ぶアローディアは、「時間があったら、フィリピンで美味しいものを食べに行ったり、ビーチに一緒に行けたらいいですね」と黒木と渡辺に笑顔で話しかけ、黒木もニッコリ。渡辺は「そんなステキな時間があればいいんですけどねぇ・・・」と言って、会場を沸かせた。
すずき監督は、「青年海外協力隊というと、真面目でいいことをやっているというイメージがあるかもしれませんが、僕みたいないい加減な人間もやっていましたから(笑)。途上国の人々を助ける目的はもちろんですが、もっとシンプルで自然なもの。黒木さんも渡辺さんも協力隊にピッタリだと思う。彼らの良さを引き出して役に近づけていくのも映画の醍醐味。ぜひ、その辺を観ていただきたいと思っています」と力をこめて語り、制作活動に意欲を見せた。
撮影は、4月よりフィリピンにてスタートする。
『クロスロード』
監督:すずきじゅんいち
脚本監修・脚本:福間正浩
脚本:佐藤あい子(青年海外協力隊創設50周年記念映画シナリオコンテスト大賞作品)
エグゼクティブ・プロデューサー:吉岡逸夫
プロデューサー:香月秀之 櫻井一葉
出演:黒木啓司(EXILE) 渡辺大 TAO アローディア / 長塚京三
製作プロダクション・配給:フレッシュハーツ
後援:JICA
宣伝:東映エージエンシー
(C)2015「クロスロード」製作委員会(青年海外協力協会 フレッシュハーツ)
11月 全国ロードショー!